著者 : しゅがすく
歴史の裏側で人知れず不死王のためにソウルと呼ばれるバケモノと戦う宿命を背負った『ウロボロス』の少女・黒須アリサ。そんな彼女と出会ったことで高校生・伏神縁の平穏な日常は、異常なものへと変貌するーー。 百代目の不死王となった彼が持つ異能《グラトニー》とは、「暴食」の名を冠する不死と捕食の異能であり、ソウルの魂を喰らい続けなければならない制約を持った、いわば“呪い”である。縁は、その力で凶悪なソウルと戦うため、アリサに協力することを決意するのだが……。
未来視の少年×未来人の少女 多分、俺の席には未来人が座っていた。 数年前、不可解な現象に巻き込まれた果瀬春太郎(はせ・しゅんたろう)は、少し先の未来を見る力を得た。 その原因を知るために、未来型不可能事件(フィラデルフィア)と呼ばれる、いわゆるオカルトや都市伝説的な現象を調べる日々。 そんなある日、春太郎の目の前に、昨日まで存在していなかった少女が現れた。だが、クラスメイトの誰もがその違和感に気が付いていない。 東冬海(あずま・ふゆみ)と名乗ったその少女は、記憶のほとんどを失っていたが、特定の技術に関する知識を覚えていた。 それは、現代科学では証明しようがない超技術。そして、春太郎のもつ未来を見る力は、未来においてはある程度一般的な技術だったことが明かされる。 春太郎は自分の力の原因を知るため、冬海は春太郎の能力にもとの世界へと帰れる希望を見出して、二人は様々な不可思議現象を調査していく。 だが、特異点でしかない冬海の存在は、望まぬうちにハプニングを巻き起こし……。春太郎は究極の二択を迫られる……。 『トリニティセブン』『101番目の百物語』のサイトウケンジが送る、新感覚オカルティックエンタメ始動!
季節は秋、いきなりミカゲにピンチが訪れる──成績の悪さからモブ学園に転校させられそうになってしまったミカゲはメリアさんには言えず、厳しい父親を説得できないかとひとり悩むことに……。 そんな中、あらゆる魔王らしさが試されるという魔王学園伝統の体育祭・通称「大魔王祭」が開かれることを知ったミカゲは、この「大魔王祭」で活躍して父親を見返そうと計画するのだが、魔王学園にはミカゲの兄・ヒカルが現れ……!? 毒舌メイド×ザコ魔王がおくる、かろうじて魔王風味な学園コメディ第3弾!
ミカゲの寒いツッコミとは裏腹に、魔王学園ではプール開きが似合う暑い季節が到来! そして、ミカゲに迫りくる期末テストという名の新たなる危機!? どうなるミカゲの未来!? ……ってそれは割とどうでもいいけど、ミカゲのテスト合格のためにメイドさんのドSな助言にも磨きがかかってしまうご様子です。 そんないろいろな危機が迫るミカゲの前に現れたのは、タコロボットを踏みながら上から目線の超ドSな先輩・佐紋アカネ。彼女のおかげで、期末テストの難易度がアップするとかしないとか……!?
僕の名前は暗上院ミカゲ。私立魔王学園で「魔王」の資格を目指すことになったけど、この学園っておかしいんだ……。 「魔王らしくあれ」をモッ トーに、支配国数の計算やモンスターに名付ける授業があったり、居残り補習でダンジョン掃除とか……。さらにクラスメイトは、天然ストーカーなお 姫様、貴族ナルシスト、勇ましいエリート番長、ただのしかばね、という変人ばかり。そして、僕は落ちこぼれで実は退学の危機が迫っていて……。 でも、暗上院家に現れたメイドさんは僕の救世主。「スライムレベルですか、このクズが」とか「ボケナス」「アンポンタン」とか言うけれど、大切 なことを教えてくれる優しい人なんだ……たぶん。 毒舌メイド×小器晩成ザコ魔王がおくる、どうやら魔王系な学園コメディ!
ゆずりの 『禍姫』 を打ち倒し、あらためて 『ベッドルーム』 に所属することになった宵原蓮。 ゆずりとの仲も急接近 ── と思いきや、そのあいだにスミレが割り込んできた! 「ボクが蓮をもらっていってもいいんだよね?」 そう告げるスミレに、ゆずりは狼狽のあまり、ある勝負を受けることになる。 学園添い寝ラブコメディ、第二弾!
黒噤学園への転入初日、宵原蓮は黒噤ゆずりという名の女の子に出会う。彼のことを 「蓮さま」 と呼び、一方的に奉仕するゆずりには、ある秘密があった。それは 『禍卵』 と呼ばれる、悪夢を現実化するタマゴに取り憑かれていること。そして蓮も、夢を食べる少女・『禍姫』 テパに取り憑かれているのだった。 『ベッドルーム』 と呼ばれる場所に集う彼女たちの悪夢を消す方法は── 蓮と女の子が一緒に寝ることで……!?