著者 : はいむらきよたか
「言っただろ、雑魚は足手纏いだってな」ベート・ローガ。“ロキ・ファミリア”の中でも過度なほど実力主義を謳う一匹狼。人造迷宮撤退を受けて死者にさえ嘲笑を向ける彼は派閥から孤立するが…「いたぁー!ベート・ローガ!」突如アマゾネスの少女レナから猛烈な求愛により、なし崩し的に同居生活が始まってしまう!戸惑うベートだったが、彼女との交流が『牙』にまつわる記憶を喚起させ、己の過去と向き合うことになる。一方、その裏で静かに暗躍する死神の眷族達。仲間を奪った凶刃が今、再びベートのもとに迫ろうとしていたー。これは、もう一つの眷族の物語、-“剣姫の神聖譚”-
港街で手がかりを得た“ロキ・ファミリア”は迷宮街『ダイダロス通り』の調査を開始する。敵の住処を突き止め、とうとう闇派閥の残党を追い詰めるアイズ達だったがー。「人造迷宮クノッソス…始祖傑作の礎となれ」かつてない闇の迷執が牙を剥く。呪われた血族、勇者への因縁、姿を現す最後の邪神、そして舞い戻る赤き髪の怪人。『悪』の巣窟が今、アイズ達に最大の危機をもたらす。「さようなら、“ロキ・ファミリア”。良い悪夢を」これは、もう一つの眷族の物語、-“剣姫の神聖譚”-
大熱波が去り、復旧モードの学園都市。上里翔流帰還を信じる『上里勢力』の少女たちが、自由気ままに暴れ回る!追跡のエキスパート『辿り屋』絵恋、直接戦闘を得意とする変幻自在の海賊少女の流華、ネットを駆使して大衆を操る幽霊小女の冥亞…。木原唯一に『右手』を盾にされ、上条当麻抹殺を命じられた彼女達だが、その芯は変わらない。想い人を取り戻す。その信念ゆえに突き進む。全てを賭して襲い来る少女達から逃走する上条。味方は、『上里勢力』からたった一人ついてきたUFO少女・府蘭だけだった。この劣勢状況下こそ、彼の真髄が発揮される時。さあ、上里翔流を救え。彼女達の哀しい暴走を止め、この争いに終止符を打つために。
上里翔流が消えてから三日。次なる戦いに身をうつした上条だったが、その先に待ち受けていたのは、水着姿の食蜂操祈や御坂美琴をはじめとする、お嬢様だらけの常盤台中学だった…?季節は冬。12月の学園都市ーにもかかわらず、気温は摂氏50度を超えていた。原因不明の大熱波により、学園都市のインフラ全てが機能停止する中、その『予測不能な脅威』はやってきた。エレメント。灼熱地獄を這う異形の化け物。ヤツらに唯一対抗できる『右手』でもって、上条は激戦地へ向かうも多勢に無勢。そんな窮地に現れたのは、異形の機械『対魔術式駆動鎧』に包まれたあの少女で…?
「戦う乙女達の束の間の休息!海水浴ならぬ湖水浴やー!」“ロキ・ファミリア”都市外へ!遠征を終えたアイズ達は迷宮第二の出入り口を探すため、港街メレンを訪れていた。下心丸出しの主神に振り回されながらも青い湖に癒される少女達。しかし異邦より現れた船が波乱をもたらす。闘争と殺戮の女神が統べる“ガーリー・ファミリア”。ティオネとティオナの悪しき因縁。不穏な影が暗躍する港街で、双子の姉妹は忌々しき過去と対峙する。「闘争の行く末ーそれが見たいのじゃ」これは、もう一つの眷族の物語、-“剣姫の神聖譚”。
学園都市で、大人気となった次世代競技がある。実際の街並みに出現する巨大なバーチャロイドで行う格闘戦。その正式名称は『電脳戦機バーチャロン』。超能力者だろうが無能力者だろうが、テクニックさえあれば誰もが対等に渡り合えるため、学園都市の生徒間で爆発的に広まっていった。白の意匠でカスタマイズされたバル・バドスを専用機とするインデックスと、初期装備テムジン機の上条当麻がバトルを開始したその日。「凛鈴。富良科凛鈴です。私はリリナではありません…むにゃ…」寝不足気味の少女が学園都市に降り立った。そして、上条は遭遇する。通常のバーチャロンでは起きてはならない未曾有のアクシデントに。
「ぼくの『理想送り』ときみの『幻想殺し』。ぶつかったらどっちが勝つのかな?」神をも凌駕する右手を持つ少年二人の激突から一夜明け。上条当麻と上里翔流は、譲れない想いを胸に、学校の食堂で献立片手に睨み合う!?世界を賭けた戦いよりも留年の脅威を感じ、それどころではない上条。一方の上里も、なぜかフレンドリーに接してくる。これは意外にも熱き友情路線にルート変更か?と感じた刹那。街に半裸レインコートの少女が現れた。その半裸少女の正体は、謎の第三勢力…ではなく、あの上里さえも畏怖する妹・去鳴でー!?
暗殺対象である神奈川序列第一位・天河舞姫の突然の来訪。二人っきりになる絶好の機会であるにもかかわらず、動揺する紫乃宮晶。ストーキングの証拠満載の舞姫グッズで埋め尽くされた部屋を隠し通せるのかー。さらには四天王入りを果たしたことで、「神奈川伝統の寝起きドッキリでね!」今度は逆に舞姫たちからストーキングを受けることに!?そして明らかになる衝撃の事実ー「シノって…女の子だったの?」「そうだが」新世代ボーイ改めガール・ストーキング・ガール!!
世界を何万回でも塵にすることができる真性の『魔神』達。そんな無敵の存在らを、一瞬で消し去る少年がいた。少年は『どこにでもいる平凡な高校生』にして、しかし同時に最大最悪の『理想送り』を右手に宿す存在。もう一人の『どこにでもいる平凡な男子高校生』上条当麻の『幻想殺し』と、表裏一体でもあった。少年二人は、学園都市の暗闇で対峙した。この勝負の鍵を握るのは、レイヴィニアとパトリシア、二人のバードウェイ姉妹で…!?極大のイレギュラー同士が、ついに激突する…!
59階層の決戦を制し帰還に移る“ロキ・ファミリア”。だが道中、ダンジョンの異常事態により行動停止となる一行は18階層で野営を行うことに。そこにはアイズが再会を望む白髪の少年の姿が…昇格の世界最速記録を樹立した少年に興味津々のアイズ達、そして一人不機嫌に陥るエルフの少女。何とか我慢しようとするレフィーヤだったがー少年がもたらす騒動に、とうとう怒りが爆発する!冒険者達の束の間の休息編!これは、もう一つの眷族の物語、-“剣姫の神聖譚”。
西暦二〇四九年。世界は終わるかと思ったが、終わらなかった。突如として現れた正体不明の『敵』-“アンノウン”と戦争を続ける人類。防衛都市のひとつ神奈川の学園に転校してきた紫乃宮晶。彼の目的は『神奈川序列第一位・天河舞姫を暗殺すること』。しかし『最強』の称号を有し、人類の希望である少女の強さはあまりにも規格外で…。「のぞきではない。監視だ」「今は胸を調べている」「無論、尾行だ」「変態ではない、調査だ」「秘密裏に行う家宅捜索だ」舞姫の全てを知るための観察が始まった!?新世代ボーイ・ストーキング・ガール!!
上条当麻は、疾走していた。ハイテク自転車『アクロバイク』で学園都市を逃げ回る。背中には、彼の腰にしっかりと手を回し、振り落とされないようにしがみつく御坂美琴の姿があった。-二人の背後から、『巨大な闇』が迫る。その『真の魔神』は、次元すら超越するほどの圧倒的な破壊の力で、上条を追う。もはや上条や美琴では太刀打ちできない。しかしそこに意外な人物が救いの手を差し伸べ…!同じ時。背中を預けながら戦う美琴の胸中にはどこか穏やかでない『上条への想い』がくすぶり始めていた…。『グレムリン:魔神襲来』編!科学と魔術が交差するとき、物語は始まる!
「聞いても、いい?」「えっ?」「どうして君は、そんなに早く、強くなっていけるの?」「…何がなんでも、辿り着きたい場所があるから、だと思います」「私も…」-悲願がある。何がなんでも、辿り着かなければならない場所が、遙か先の高みにある。少女にも、少年にも。ついに始まる『遠征』。未到達領域59階層への挑戦。少女は『未知』へと挑み、そして少年はー。『-冒険を、しよう』これは、もう一つの眷族の物語、“剣姫の神聖譚”-
上条当麻は、全世界からオティヌスを守った。『魔神』の力を失った彼女は、小さな妖精さんとなり上条家の居候となる。そう、上条は『日常』を取り戻したのだ。しかし。新たな脅威は、すぐに来た。-『魔神』が動くぞ。-サンジェルマン。それが全てを手に入れる者の名だ。学園都市の巨大複合商業ビルにて、上条とサンジェルマンは、相まみえる。そんな最悪の状況に巻き込まれたのは、買い物中の『アイテム』の面々、浜面仕上、そして学園都市第六位の超能力者・藍花悦ーの紛い物。激突が、始まる。
ある日。上条当麻が目覚めると、そこは一面広々とした異様な空間。謎の巨大兵器『オブジェクト』が飛竜と戦っていたり、ショタコンのファンタジーお姉さんが助けてくれたり、一緒に迷い込んだ美琴がビキニアーマーを着ることになったり…鎌池作品の人気キャラ&ヒロインが大集合した夢のスペシャルノベル!電撃大王の付録小冊子イラストも完全網羅!「鎌池和馬BOX」掲載前編+書きおろし後編の完全版でお届け!
先のダンジョン探索において、謎の女調教師、階層主・ウダイオスとの激戦を経たアイズ。しかし念願のLv.6に昇格した“剣姫”の表情が冴えないのには理由が。一つーやっと出会えた白髪の少年に、またもや全力で逃げられてしまったこと。二つー自分しか知るはずのないその名前を、調教師の女が知っていたこと。だが、そんなアイズを試すように再びダンジョン探索のクエストが舞い込む。まるでそこに答えがあるかのように…これは、もう一つの眷族の物語、-“剣姫の神聖譚”-
「そういえば初めて『あの人』と出会ったのも、あの交差点だったかしら」食蜂操祈が初めて上条当麻と遭遇したのは、数多の魔道書を司る白いシスターが魔術の世界から逃げ出し空から降ってくる、ずっと前のことだった。今でも、食蜂操祈は覚えている。ツンツン頭の少年との想い出を。はじめは、新手のナンパかと思った。ある時は、水着を見られた。ある時は、バッグで頭をぶん殴った。ある時は、間接キスを経験させられた。そして、最後にー。命を救われた。それは、彼女の人生の中でも、一、二を争う『幸せな時代』。精神系最強の能力者『心理掌握(メンタルアウト)』の、大切な『記憶』だった。食蜂操祈の過去を紐解く物語が、今始まる。
魔神オティヌスを救うため、全世界を敵にまわした上条当麻。今まで頼もしい味方だった、指折りの権力者、超能力者、魔術師、それらすべてが“強敵”として上条に襲いかかってくる。この闘いは、上条の人生の中でも生存確率がもっとも低く、もっとも絶望的だと思われた。…つまり、上条が帰った世界は、まるで『あの地獄』と同じ光景だったのだ。だが彼は屈しない。今度は一人ではなかったから。オティヌスを全世界から救う方法。それは『魔神オティヌスの無力化』だった。魔神から人に戻るためには、デンマークの古城にある『ミミルの泉』から魔神の片目を取り出す必要がある。さあ、目的は決まった。上条は戦う。たった一人の少女の命と笑顔を守るために
“剣姫”アイズ・ヴァレンシュタイン。最強と名高い女剣士は今日も仲間達と共に、広大な地下迷宮『ダンジョン』へと繰り出していく。灰へと朽ちた竜の死骸、忍び寄る異常事態、様々な謎と脅威が襲いかかる深層域50階層で、アイズが風を呼び、迷宮の闇へと一閃を刻む!-そして訪れる、少年との『出会い』「あの…大丈夫、ですか?」迷宮都市オラリオの地で、少女と少年の物語が今、鮮烈に交差する!『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』外伝、ここに始動!これは、もう一つの眷属の物語、“剣姫の神聖譚”
全世界を、陰から操る『グレムリン』。その科学と魔術の融合組織が起こした様々な『脅威』-ハワイでのテロ行為、バゲージシティでの『実験』、学園都市に眠る『不死の存在』の奪取ーには、全て理由があった。『グングニル』。魔神オティヌスの最終目的であるその神槍製造を止めるため、『魔神になり損ねた男』オッレルスは、姿形を雷神トールと偽り、『グレムリン』の本拠地・サルガッソーへ侵入、調査を開始する。世界崩壊のカウントダウンは、間近に迫っていた。ところで学園都市の落ちこぼれ生徒・上条当麻といえば、彼が朝自宅で目覚めたら、レイヴィニア(幼い少女)にレッサー(エロい少女)が同じ布団に入っていた。最新刊登場!