著者 : はやみねかおる
かつて夢水清志郎&怪盗クイーンの祖先が訪ねた、はやみねかおるワールドの特異点! 陽炎村へようこそ! わたし、野村響子。 虹北商店街に暮らす、高校一年生! 中三の冬からもう半年以上帰ってこない幼馴染みの名探偵・虹北恭助を連れ帰るため、フランスまで来ています! 恭助と再会し辿り着いた陽炎村で待ち受けていたのは、古城に住まうミリリットル家の人々と、村を古くから支配し続ける亡霊の謎! でも今回の謎解きに、恭助は苦戦しているようでーー 「ぼくは、まだ自分の場所がわからない」 「まだぼくは、響子ちゃんに一緒にいてほしいって言えないんだ」
阿津川辰海、推薦! ーーーーー 小五の夏、少し年上の恭助たちに出会った。 今、大人になって再会する恭助たちは、「ふるさと」のように愛おしく、眩しい。 ーーーーー 少年少女を本格ミステリの世界へ導いた、青春ミステリの金字塔が復活! わたし、野村響子。 虹北商店街に暮らす、もうすぐ中学三年生。 名探偵の恭助は、相変わらず海外を旅して回ってる。 (こうして、可愛い幼馴染みが待ってるってのに!) 名探偵不在の商店街にも、ふらりと謎は訪れる。 夢の中で結婚するクラスメイト。 池の鯉が惨殺される殺鯉事件。 クリスマスイブの夜に現れるウサギのサンタ。 謎が現れたのなら、名探偵も現れる! 「もう、旅に出ないよね?」って聞いたら、「ずっと日本にいるよ」っていつか恭助は答えてくれるのかなーーーー
斜線堂有紀、推薦! この初恋で人生が変わった。 今までもこれからも、一番愛した名探偵。 大人になった今も、再会する度に心が震える。 少年少女を本格ミステリの世界へ導いた、青春ミステリの金字塔が復活! わたし、野村響子。 虹北商店街に暮らす、ピカピカの中学一年生! クリスマスムードに染まる商店街で、貴重な青春の一時を愉快な大人たちとの映画撮影に費やしている。 「探し物があるんだ」--そう言って春に旅立った幼馴染みの名探偵・虹北恭助はまだ帰ってこない……。 恭助のいない日常は、本当に普通の日常だ。 (愉快な大人たちと映画を撮るのは、すごく非日常って感じもするけど、それがなんだって言うのよ!) けれど、そんな平穏な日常の風景には、わたしには気付けなかった「寂しさ」が隠されていたーーーー
青崎有吾、推薦! 公園の片隅で、独りぼっちでまごつく僕らに、はやみねかおると虹北恭助が、声をかけてくれたのだ。 「ミステリっておもしろいんだよ。君も一緒に遊ぼうよ」 少年少女を本格ミステリの世界へ導いた、青春ミステリの金字塔が復活! わたし、野村響子。 もうすぐ小学六年生になろうっていう小学五年生で、家は虹北商店街にあるケーキ屋さん。 この虹北商店街の日常には謎がいっぱい! ひとりでに増えてゆく駄菓子屋のおかし。 深夜、アーケード街をさまよう透明人間の足跡。 なんでも願いを聞いてくれるお願いビルディング。 巻き起こる不思議な不思議な謎・謎・謎! でも、そんな謎を立ち所に解決してくれる魔術師がいる。 その名は虹北恭助。 古書店・虹北堂で学校も行かずに店番をしている、わたしと同い年の幼馴染みだーーーー