著者 : ひなた華月
『アプリ研究会』の一員である見廻景吾に、見知らぬ美少女が大胆に迫ってきた!研究会の会長である蒼鳥唯が作った「めんたるあぷりけ〜しょん」の被験者になった中星奏は、メンタルをコントロールされて景吾ラブになってしまっていた。そんな状態の奏を一人にしておくと、景吾のために罪をも犯しかねないため、唯は二人に同居を強制する。そもそもこのアプリを開発したのは、研究会の存続のために実績作りが必要だったと唯はいうのだが…。新聞部のエースである神村杏がジャーナリスト魂を燃やし、謎多き『アプリ研究会』を調べていく。何故、奏が被験者となったのか、隠された秘密が次々と明らかになっていく。変化球だらけのラブコメディ!
人々を殺め苦しめる荒人魂が、大和の国に頻発するようになった。その荒人魂に母を殺された明石めぐるは、剪定士をめざし鸞鳳学院に入学する。剪定士とはパートナーになる舞姫が放つ“花力”を借りて荒人魂と戦う剣士のこと。学院では剪定士・舞姫を目指す候補生達が厳しい特訓を受けていた。入学初日、めぐるは舞姫候補生の桜みらいと10年振りの再会を果たす。しかし、彼女は四大流派の跡継ぎ娘、庶民のめぐるがパートナーになることなど簡単に認めて貰えるはずもない。実力で認めて貰おうと日々特訓に没頭するが、ある郊外学習で荒人魂と遭遇してしまう。それをきっかけにみらいの秘密が明らかに!京の町は次第に闇の中へと引きずり込まれていく。
生徒達の悩みを解決する“お雛様”こと雛菊こころをサポートするようになった伊莉也は彼女に影響されてか、困った人に対して敏感に反応し、ついつい手をさしのべてしまうようになっていた。今回も選択授業で知り合った少女・ユリが抱える闇に触れた伊莉也だったが、彼女の不思議な思考と言動に振り回され苦戦する。なんとかユリの心を開くことに成功したとき、彼女の闇の元が“お雛様”誕生のきっかけになったある事件へとたどり着くのだった…。誰もが持っている闇を解決するために、おいしいコーヒーと温かい助言をくれる“お雛様の部屋”の扉は誰にでも開いている。第4回講談社ラノベチャレンジカップ“佳作”受賞作、2杯目!
伊莉也は実家の喫茶店に現れた美少女に思いを馳せていたが、再び会う事も叶わずにいた。進学した高校では勉学に追われ友人作りに乗り遅れたりと、少々ブルーな毎日…。そんな時、生徒の悩みを聞いてくれる“お雛様”の噂を耳にする。その人物こそ、伊莉也が思い焦がれていた少女・雛菊こころだったのだ。不思議な縁から相談事にやってきた生徒にコーヒーを入れる役目を仰せ付かった伊莉也。バレー部の部長や恋に悩む上級生、こころのライバルや生徒会長まで!様々な相談事をこころはちょっとした心理学を用いて解決していく。しかし、こころが相談室を開いた理由にはある過去が関係していた!?第4回講談社ラノベチャレンジカップ“佳作”受賞作。