著者 : ぺらぐら
紆余曲折を経てゲーム実況者集団『ぶーけ』を結成した俺達は、今日も今日とて我が家でゲーム実況三昧でー「やだ、あたし、自分の昆虫採集の才能が怖い…」『オレのなつやすみ』で昆虫を集め続ける花であったり、「一回死ぬごとに、私が主の手を舐めるというのはどうでしょうか」『ウィキッド・ソウル』でおかしな要求をするカズキであったり、「気にくわねーなら直接文句言いにこい!住所はー」生放送中に豹変したゆえが煽りすぎて…“特定した”ここ俺ん家ですけど!?チーム実況や縛りプレイで再生数を稼ぎつつ、ついには実況ランキング1位になっちゃって!?本当にこんなんでいいの!?
「はじめまして、フローラでーす。今日は、えーと、何だっけ、これ。…あ、『メインクラフト』やっていきまーす!」ギャル集団の中でも一際きらきらと華やかな彼女、駒形花の真実…それは、実況界の中でも知らないものはいない有名ゲーム実況者!?あの日から俺はこいつを凄腕ゲーマーへ、そして俺はー「で、いつ俺を有名実況者にしてくれるんだ?」「…え?」「完全に忘れてんじゃねーよ!」二人で騒ぎあいながら家でゲームをする日々に、どんどん集まってくる残念美少女ゲーマーたち!?これは俺の部屋がダメゲーマーたちに支配され、自堕落な生活を送るリアルゲーム実況だ!
「異能」は超能力や秘蹟など、そんな呼ばれ方をする不思議な力だ。それは人の願いと共に現れ、いつのまにか消えていくひとときの奇跡。とても地味な力ばかりだが、使い方次第で便利な代物。だからこそビジネスチャンスが生まれたのだ。主人公・世杉見識の働く異能転売業者「秘蹟商会」はポンコツ店長とバイトで構成された小規模なお店。そんな秘蹟商会の面々が訪れたのは日本異能協会が主催する異能力競売会場。欲が渦巻くその場所で物語は動き出すー。異能がもたらすお金、そして異能により紡がれた人間関係…第二巻!
「異能」は超能力や秘蹟など、そんな呼ばれ方をする不思議な力だ。それは人の願いと共に現れ、いつのまにか消えていくひとときの奇跡。そう稀少なものでもないが誰もが自由に手にできるものでもない。だから持たない者は思うー自分も欲しいと。そしてそこにビジネスチャンスが生まれ、異能転売業が生まれた。主人公・世杉見識の働く秘蹟商会もそんな異能転売業社の1つである。まだまだ規模は小さいが、明日の成功を夢見て彼らは日夜奮闘しているのであった。第9回小学館ライトノベル大賞審査員賞受賞作。