著者 : みれあ
芸能・芸術の道を志す学生が集う朱門塚女学院。一年を締めくくる学園祭『初花祭』に向けて作品制作を進めようとする夜風たちだったが、棗のもとにアイデアが降りてこず、難航していた。そこには夜風との出会いから生じた、「変化」があってーー。 一方、夜風の双子の姉・花菱風音から不穏なアプローチが。棗がその先に行きついた「感情」とは……? ふつうを覚えた女装男子と、ふつうを知った天才女子の青春グラフィティ第2弾。
私立朱門塚女学院。 芸能・芸術の道を志す学生が集うこの学校で花菱夜風は、一度も学校に姿を見せない謎に包まれた生徒・橘棗(たちばななつめ)と出会う。 破壊的な描写と独特の色彩感覚で日常生活を風刺し、数々のフォロワーを集める棗は、同時に大きな欠点を抱えていた。 「普通の生活ができない」。 彼女を助けたことがきっかけで、夜風は棗との同居生活を送ることになるが、夜風も姉の身代わりとして性別を偽っているという秘密を抱えていてーー。
「その気になったら襲ってくれていいからね?」 ネトゲで知り合い、初対面なのに下着姿で一緒にゲームをした、見た目地雷系の美少女・リヨン。 その日から、家で遊びたいとき、デートしたいとき、深夜、急にラーメンが食べたくなったとき、呼べばいつでもリヨンと会える。 だけどお互い本名も知らない。付き合ってもいない。そんな都合のいい関係がなぜか心地よくて。 リヨン以外にも地雷系の従妹や、後輩もーー。 「あー。お兄なら安心して甘えられるんだけどなぁ」 「自分、別に二番目でも三番目でも、都合のいい女でいいんで」 俺との都合のいい関係を求めてきてーー。
全然なりすませてない転生令嬢の コメディ×サスペンス×ときどきラブ!? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 任務に失敗した暗殺者が転生したのは、公爵令嬢のセレナ。 「私は元暗殺者。なりすますなんて簡単だ」 そう思っていたセレナだが、 頭がお花畑な母親や、彼女を蹴落とそうと周りを欺く義妹などとの 感覚のズレにいら立ち、生きづらさを感じていた。 マウントだらけのお茶会に、ドロドロな学園生活…… 周囲からの嫌がらせを冷めた目で痛烈にかわしながらも、 その冷徹さゆえに疎まれ孤立していくセレナ。 そしてある日、義妹が第二王子と婚約することを知り、 ついに家出を決意する。 しかしそこに、第一王子のエヴァンが現れて──!? 愛を知らない冷血な元暗殺者は、 怯むことなく貴族社会を突き進む! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ウェブ小説サイト「小説家になろう!」で 異世界恋愛ランキング、週間総合1位を獲得した人気作に 200%以上の書き下ろしを加えて書籍化! コミックサイト PASH!UPでのコミカライズも決定しています。
「俺たちは、笈川葉桜をこちらの世界に帰さないといけないのだよ」こちらの世界にやって来た使者の兄が言うには、手綱を握りやすい小織をあちらの支配者にすることができれば、葉桜を帰還させることができるらしい。彼らは暴君から解放され、小織は憧れの異世界で良い生活ができ、俺は最愛の姉を取り戻せる。すべてが丸く収まる素晴らしい方法だと協力を求められるが…。葉桜を取り戻すために、小織を異世界の支配者にすげ替えることは正しいのか?最愛の姉と約束を交わした妹、どちらも手放せなくー。自分の理想とする愛のカタチに悩む、世界線を超えた姉弟ラブコメ第二弾!
「異世界に行って結婚してくれませんか?」 突然現れた名も知らぬ美少女のセリフにあわてふためく俺だったが、どうやら彼女自身のプロポーズではないという。 彼女は使者であり、行方不明になっていた俺の姉が、実は異世界に転生していて、そのメッセージを伝えに来たらしくーー。 「お姉ちゃんのこと好き? なら、異世界で結婚しましょう? あなたのために都市を支配したんだから」 ……どうやら弟との結婚を可能にするために異世界に行き、都市のルールを変えるほどの無双をしていたみたいである。 ーーそう、俺の姉は異世界最強の支配者『らしい』。
グラフィティの騒動を通じ、お互いの距離が近づいたヨシとブーディシア。 ヨシの帰国が迫る中、ロンドンから、アイオンにグラフィティを学んだブーディシアの先輩・シュガーがクルーを引き連れてブリストルに襲来! 「人は必ず死ぬ。終わりの美しさを知る者だけが、豊かな生を過ごせる」 という信念を持つシュガーたちによりボロボロに上書きされるブリストルのグラフィティ。 立ち向かう〈女王熊の復讐〉のメンバーだが、肝心のブーディシアの書くグラフィティに異変が。 ブリストル最大の危機にヨシが取った行動とは? そして、ブーディシアの想いは? 激動の第3巻! Prologue "Please Please Me" Chapter1 "A Summer Song" Chapter2 "I'm Into Something Good" Chapter3 "Bits and Pieces" Chapter4 "She's Not there" Chapter5 "Shapes of Things" Chapter6 "It's My Life" Epilogue "Let It Be"
ブーディシアやグラフィティ・クルーたちとの出会いによって音楽活動を再開したヨシ。そんな彼の元にかつてのバンド仲間、ボーカルのネリナが現れる! 「ヨシの音楽には、魂がない」--ヨシの音楽に迷いを生じさせ、日本を離れる原因となった歌姫の突然の来訪。気まぐれな態度でヨシを惑わす少女の真意は? 一方、クリスマス間近の街ではグラフィティを否定するミュージシャンの宣戦布告をきっかけにグラフィティ排斥の動きが激化! 〈Z〉を名乗る謎の人物によって街中のグラフィティが上書きされてしまう! 傷つけられたブーディシアのグラフィティ、立ち上がったララ率いる〈女王熊の復讐〉。ブリストルの未来、そしてヨシをめぐる三角関係の行方は? Prologue "Teardrop" Chapter1 "Dissolved Girl" Chapter2 "A Prayer for England" Chapter3 "Flat of the Blade" Chapter4 "Weather Storm" Chapter5 "What Your Soul Sings" Chapter6 "Heat Miser" Epilogue "Future Proof"
イギリスのブリストルに留学中の大学生ヨシは、バイト先の店頭で“落書き”を発見する。それは、グラフィティと呼ばれる書き手(ライター)の意図が込められたアートの一種だった。 美人だけど常に気怠げ、何故か絵には詳しい先輩のブーディシアと共に落書きの犯人探しに乗り出すがーー 「……ブー? ずっと探していたのよ」 「ララか。だから会いたくなかったんだ!」 「えーと、つまりブーさんもライター」 ブーディシアも、かつて〈ブリストルのゴースト〉と呼ばれるグラフィティの天才ライターだったのである。 グラフィティを競い合った少女ララや仲間たちと、グラフィティの聖地を脅かす巨大な陰謀に立ち向かう挫折と再生を描いた感動の物語! 第26回電撃小説大賞《選考委員奨励賞》受賞作。 Prologue "On the Wall" Chapter 1 "To the Pit" Chapter 2 "For the Captain" Chapter 3 "Over the Bridge" Chapter 4 "From the Stage" Chapter 5 "By the Angel" Epilogue "Just with You"