著者 : やとみ
「私、彼氏ができるかもしれない」栞からのまさかの告白。相手は俺じゃないかって確信した時期もあったのだが、どうやら違ったらしい。しかし、今となっては俺自身が栞のことを好きになってしまっている。でも、栞の応援をしてやらないとダメな立場なわけで…本間に相談をしてみれば、ふうん、とつまらなさそうな顔をされる始末。「あーあ。先輩、わたしとならハッピーエンド確定なんですよ?」70%の確率で彼氏ができるらしい栞、相談したら落ち込む本間、俺の知らないところで何が起きてるんだ!?不器用な二人だから得たものー甘くて焦れったい恋物語。
幼馴染の栞から『恋愛相談』を受けることになってしばらく、寝る前に電話、デートの練習、終電逃してホテル…相談相手以上のことをしているけど、未だに誰が好きなのかは謎だ。そんなある日、とある事情からバイトを始めることになったんだが、美人で胸の大きな先輩がやけに挙動不審だったり、後輩の本間小夏まで同じバイト先に来る始末。「先輩がいるから、一緒にいたくて来ちゃいましたーって言ったら、迷惑ですか?」最近、俺への思わせぶりな発言する人が多くないか?しかも、そのことを知った栞は、なぜか不機嫌になっている気が…。焦れったくてもどかしい、それでも縮まるふたりの距離ー。
「放課後、話があるから待ってて」最近はロクに話すらしていなかった幼馴染・雛形栞から突然呼び出されることになった俺、殿村隆之介。まさか告白ー「好きな人ができた」「…おう…ああ、うん、あ、そ」どうやら、彼女いない歴=年齢の俺に恋愛相談をしたいらしい。人選を間違えているような。ちなみにどんなヤツなんだ?1.身近にいて優しくてイケメン、2.同じ学校にいるから話そうと思えば話せる、3.連絡先は知らないー見当もつかないな。“4.昔からずーっと好き”ん?これってもしかして…!?高2。夏。不器用な幼馴染同士。甘くて焦れったい恋物語。