著者 : よー清水
『連続児童誘拐事件』の解決から日を置かずして発生した惨殺事件。これは連続殺人事件の一端に過ぎなかった。図らずも事件の目撃者となった燐香は『氷室区無差別連続殺人及び死体損壊事件』の捜査に協力しようとするが、神楽坂は事件から燐香を遠ざけたいようで。納得いかない燐香は独り捜査を始めることに。そんな燐香には事件とは別に誰にも相談できない悩みもあるようで……? さらに神楽坂の身近に潜んでいた異能者もついに動き出すーー! ときどきポンコツな女子高生と正義にあつい警察官が挑む異能ミステリー、第2弾!
目が死んでいる以外特段目立つところのない女子高生・佐取燐香には家族にも隠している秘密があった。この世界には人並み外れた“力”を持つ者が存在すること。そしてーー自身もその一人であるということ。他人の精神に干渉する力をもつ燐香はその力を隠しひっそりと生きていくはずだったのだが……ある日巻き込まれたバスジャック事件で異能犯罪について独り捜査にあたる警察官・神楽坂と出会ったことをきっかけに、次第に異能犯罪の渦に飲み込まれていくーー。ときどきポンコツな女子高生と正義にあつい警察官が挑む異能ミステリー、開幕!
竜を育む西の海の領主娘“小竜公”ラヴァンドルの冒険と成長! 「この震えは、恐れではない。運命が動くときの予兆なのだ」 音楽と魔術で織り上げた本格ファンタジー、シリーズ第2弾! 「--我々の魔術を冒涜し、破壊しつくす、あたらしい力、 穢れた力を帝国は手に入れました」 古来、善にして真なる王が魔術政を布いて治める国、百島王国。 その中心、〈王の島〉イスリルの王都にそびえる王の大宮殿に 強大な力を手にした帝国から使節団がやってきた。 どうやら、帝国の新しい力は「魔術を滅ぼす力」らしい。 “小竜公”ラヴァンドルは王女の勅使となり、帝国の力の源を探りに行くことになる。
禁術を使う一族の末裔と憂国の王女に、愛悪の嵐が吹き荒れる! 美しき多島海を舞台に、音楽と魔術で織り上げた本格ファンタジー。 「我々のみが、音を超えて音楽ーーーーつまり魔術を感知し、操る力を持つ」 古来より善にして真なる王が魔術政を布いて治める国、百島王国。隣国との緊張が高まるなか、首都イスリルでは傷のない不思議な死体が相次いで見つかり、不吉な噂が広まっていた。 幼い頃の記憶がない青年エムリスは、魔術師になるための卒業試問を控えたある日、自身を呼ぶ「楽神の声」を聞き、王国を揺るがす事件に巻き込まれていく。