著者 : りゅうせんひろつぐ
犯罪組織『イラ・ムエルテ』壊滅への道筋がたった。本拠地へと繋がるであろう幹部、ユーグストの尻尾を掴んだのだ。さっそく捕縛すべく、ミラはヤツがいるとされる街『ミディトリア』へと向かった。ユーグストはその歓楽街を根城としているらしい。初めての大人の街に、ワクワクが止まらないミラだったが、それをぐっと抑えて近づく手段を思案。そしてミラは遊女に変装し、彼が夜のお遊びをするホテルの一室に潜入する…。
大国「ニルヴァーナ」の女王アルマは、離れた場所からでも思考を読み取れる巫女の力を借り、巨大犯罪組織の行動を封じ込めていた。しかし組織が巫女の存在に気づき、その命を奪おうと動き出した。アルマから巫女の護衛を任されたミラは、彼女と隠れ部屋で共同生活を始めることに。そんな矢先、捕らえていた組織の構成員の口を封じるためか、何者かが城へと潜入した。城内が騒然となる中、不敵な笑みを浮かべるミラもまた、意気揚々と動きだすー。
黒悪魔が関係している可能性がある『魔物除け』の謎を解明するためヴァルハラへやってきたミラ達。ヴァルキリーたちに出迎えられ『魔物除け』の中心部にある“アムルテ”を開封すると…。
九賢者の一人である相克のアルテシアとの再会を果たし、順調な九賢者捜索に気をよくするミラ。ひとまずルナティックレイクに戻ると、ひょんなことから学園で出会ったダンブルフを崇拝する少女エミリアに稽古をつけることに。そんなある日、学園に飾られる九賢者の肖像画に落書きが見つかり憤怒するミラは、生徒に変装して犯人の捜査に乗り出すのだがー。ミラの怒りが爆発する!?
九賢者の情報を求めるミラは、怪盗ファジーダイスがその一人と関わりがありそうだと予測し、彼が予告状を出した街ーハクストハウゼンまでやってきていた。ファジーダイスを追う探偵ヴォルフと、その助手であるユリウスと出会い、彼らと協力しファジーダイスを捕縛する算段を立てるミラ。情報を精査する中で、ファジーダイス自身が九賢者の一人である可能性も浮上し、増々やる気を見せるミラと大怪盗の対決が、今始まる。
九賢者の一人『相克のアルテシア』の情報を求めて、行方を知る可能性のある怪盗ファジーダイスを追うミラ。その道中に立ち寄った街で仲間のカグラと出会い、彼女からこの街で子供たちの誘拐が多発していること聞いたミラは、それを知っては知らぬふりなどできないと、子供たちを救出するため、そして決定的な悪事の証拠を掴むため、メイド服に身を包みおとり捜査を始めるのだが…。
ついにソウルハウルと出会うことができたミラだったが、邂逅の余韻に浸る暇もなく、強敵「マキナガーディアン」との戦闘に突入する。ゲーム時代は九賢者総動員で討伐にあたったほどのレイドボスである。しかもマキナガーディアンは、ゲームのときとは異なった高度な学習機能を有しており、パターンに嵌めることもままならない。そんなピンチに『巨壁』と『軍勢』のとった戦術とは…。