著者 : ニリツ
夏の終わり、アジトを爆破されて家出少女となったアイテム。新たな仕事を受けるも「正義の味方」を名乗る競合相手に手柄を奪われてしまう。そんな中、麦野のもとに「表の学校」の友人から連絡が……。
それは神の眷族が紡ぐ歴史の欠片ーー。 「会いに行きます……アストレア様」 迷宮都市がヘスティアvsフレイヤの『戦争遊戯』の準備に沸く中、リューはひとり、都市を発った。 向かうは遥か東、剣製都市。 その地で待つ女神に会うため、力を求めるため、そして自らの時計を前に進めるため、五年分の決意を秘めて再会に臨むリューだったがーー 「貴方のこと、絶対認めないんだから!!」 正義の女神を慕う『後輩』達と衝突してしまう。更にアストレアにも帰還を許されず、剣製都市への滞在を言い渡され……。 「リュー、貴方の答えを聞かせて?」 今一度、正義を試されるクロニクル・シリーズ第三弾!
『とある』シリーズ最新スピンオフ小説第2弾!正式に四人となったアイテムに新たな仕事が舞い込む。標的はネット上で暗躍する美人結婚詐欺師『ハニークイーン』。能力開発の機密にも手を伸ばしており、『原子崩し』の能力開発スタッフにも被害が出ていた。『暗部』の流儀としてナメられたままではいられない。麦野は依頼を引き受けることに。依頼を受けたその時、突如としてアイテムのアジトに敵襲が!初撃を対処するも攻撃の手は緩まず、敵に誘導されているような違和感が麦野たちを襲う。そして、追い詰められたアイテムの前に現れたのは、『暗部』中でも異端すぎて研究機関を追い出された、元『原子崩し』主任研究者でー。
ダンまちシリーズ12ヶ月連続刊行、第8弾! 外伝ソード・オラトリア12巻までとファミリアクロニクルシリーズの店舗特典SS等をまとめ、書き下ろしを加えた掌編集第2弾 【剣姫】アイズ・ヴァレンシュタイン。 最強と名高い女剣士は今日も仲間達とともに、広大な地下迷宮『ダンジョン』へと繰り出していく。 ーーそして訪れる少年との『出会い』 迷宮都市オラリオの地で少女と少年の物語が交差する約半年間に描かれた小さな挿話。 「ダンまち」外伝ソード・オラトリア、ファミリアクロニクルシリーズの店舗特典ショートストーリーや限定版収録の短編のほか、書き下ろし短編も収録した掌編集第2弾!
ダンまちシリーズ12ヶ月連続刊行中! 書き下ろしを加えて、過去の特典ショートストーリーを一挙にまとめた掌編集 迷宮都市オラリオーー「ダンジョン」と 通称される地下迷宮を保有する巨大都市。 夢を追ってやってきた少年が、一人の 小さな「神様」と出会ってからの半年間に 散らされた、小さな挿話の数々から振り 返る、少年の冒険の軌跡。 「ダンまち」本編シリーズの店舗特典 ショートストーリーや限定版収録の短編 のほか、書き下ろし短編も収録した 掌編集第1弾!
ハクア打倒の鍵“星骸”を求め、メノウたちは古代文明が遺した巨大ジオフロント『遺跡街』へ侵入する。そこで待っていたのは、導師『陽炎』すら殺しきれなかったという最強のテロリスト・ゲノム、そしてミシェルの配下となったモモだった。白夜の結界を越え、原色のバグと化したゲノムに呑み込まれはじめる『遺跡街』。そんななか、メノウたちの前にひとりの異世界人が現れる。「ボクこそが世紀を超える天才美少女ノノちゃんだぞ☆」“星”の迷い人、四大人災・星崎廼乃。1000年の時を超えて現れた彼女が語る“星骸”の真実とはー。北の大地に星が降る。彼女が彼女を殺すための物語、混濁の第8巻!
『超能力』が“一般科学”として認知された『学園都市』。その平和の裏には表沙汰にできない任務を請け負う『暗部』組織が存在する。『アイテム』-四人の少女で構成される精鋭部隊だ。能力者が発する微弱な力を読み取り追跡ができる滝壺理后。爆発物やトラップを用いた戦闘が得意なフレンダ=セイヴェルン。窒素を自在に操り防御を担う絹旗最愛。そして学園都市が誇る七人の超能力者の一角、麦野沈利。学園都市の暗闇を自由に生きる彼女たちが、静かに標的に狙いを定めるー!「ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね」これは、やがて「凄惨な事件」へと至る少女たちの、出会いと友情と暗闇の物語。
真面目すぎると言われる高校生、真嶋正太は夜が好きだ。田舎の小さな町で、身の丈にあった「普通」を過ごす日々。でも夜はそんな自分でいなくてもいい、そう思っていた。ところがとある真夜中、こっそり侵入した「夜の教室」でいつも寝てばかりのクラスメイト・月森灯に出会ってから彼の人生は変わり始める。彼女曰く、勉強は全てを変えられるというのだ。勉強は世界に通じている。不可能を可能にする。こんな町からも外に出られる。「もちろん、明日のテストでも簡単に満点をとれるわ」「えっ!?!?!?」これは、夜から世界に挑む物語。真夜中×女子高生×勉強の新世代受験ストーリー、開幕!
「だから、この“時”を懸けて、あの子を取り戻すのよ」導師『陽炎』との激戦から半年。第一身分に追われるメノウたちは、北の大地にいた。マヤの持つ1000年前の記憶によれば、北の空に浮かぶ四大人災・星骸の白濁液内に眠る“情報”がアカリを取り戻すための鍵になるという。10年に一度の“孵化”のタイミングを狙い、第一身分の追っ手をかわしながら星骸に接近するメノウ一行。しかしその前に、最強の神官にして“白”の代行者・異端審問官ミシェルが立ちはだかりー。新章突入!吹雪のなか、“星落とし”の幕が開く。彼女が彼女を殺すための物語、廻天の第7巻!!
セリアメアと久瀬の策略によって窮地に追い込まれたシーナたちだが、かつて異世界で相棒だったオーガの少女・カリンからの助力によって、どうにか事態を切り抜ける。現代に転生した魔術種たちによるバトルロイヤル。現時刻において生き残っているのは、エルフ、ダークエルフ、スライム、オーガの4種のみ。終わりの時は近い。騎士団や公的機関によって追われる立場となった練介はシーナとともに逃避行を図りつつも、逆転の一手を導き出す。「勝つぜ、練介」「当然だろ」戦いの終わり、共に生きていく未来を信じて戦い抜いた二人のもとに訪れるのは福音か、それとも…。
「お前は、忘れない。ここで死ねるのなら、お前は幸運だ」メノウと導師「陽炎」。塩の大地での師弟の戦いは、メノウへと天秤が傾きつつあった。アカリとの導力接続で手に入れた膨大な導力と、行使可能になった純粋概念“時”。新たな力を得たメノウの勝利で終わるかと思われた訣別の戦いは、しかし、見え隠れする“白”の存在により予想外の方向へ向かいはじめる。その頃、“聖地”跡では万魔殿が「星の記憶」へ足を踏み入れていた。マノンの遺した一手が彼女に致命的な変化をもたらすことも知らずー。そして、最果ての地にひとつの破局が訪れる。彼女が彼女を殺すための物語、破戒の第6巻。
次々と異世界の魔術種を撃破してきたダークエルフ・シーナと、その眷属・練介。だが学園内における魔術種との戦闘でRV式駆動鉄騎を無断使用したあげくに損壊させた代償は大きく、謎の人物から騎士団への呼び出しを受けることに。本部で出会ったのは、長門南駆動騎士団の筆頭RV駆操者にして若き団長・久瀬千紗人。そしてその傍らに立つのは、シーナと犬猿の仲である魔術種『エルフ』の女だった。「エルフだ!高慢ちきなクソ野郎!」「さすがはダークエルフ。粗暴ですね」思わぬところで出会った新たなる敵。一触即発の状況で、しかしエルフの眷属たる久瀬から提案されたのは、この世界を守るために協力関係を築こうというもので…?
「私は清くもないし、強くもないし、正しくもない。そんな悪い奴だもの」アカリを連れ去った導師「陽炎」を追い、“聖地”に足を踏み入れたメノウ。せめて自分の手でアカリを殺す。そう決意した彼女の目的は、“白”の遺物・塩の剣の確保だった。幼き日のメノウと導師がかつて辿った旅路の果て。塩の剣が眠る、清浄なる塩の大地。第一身分に封印されたそこへ至るには、“使徒”魔法使いが守護する聖地の中枢・大聖堂の突破が絶対条件。「陽炎」によるアカリ処刑のタイムリミットが迫るなか、圧倒的戦力差を覆すためにメノウが選択した禁忌の手段とはー。TVアニメ化決定!彼女が彼女を殺すための物語、決別の第5巻!!
現代日本へ転生したダークエルフ・シーナの眷属となり、彼女とともに生きていくことを決意した練介。強敵スライム種アグヤヌバを撃破した後、新たなる魔術種との戦いに備えつつも、開けっぴろげなエロス全開で迫ってくるシーナと同棲生活を続けていた。目立たないためのカモフラージュとして騎士校にも通い続ける日々。そんなある日、整備科専攻の下級生・及川万離から愛の告白を受けるが…。「へぇーえ。…浮気の報告ってことか」「安心してくれ、俺はシーナ以外のものにはならないよ」そして学校内部からは魔術種の潜む気配。討伐に向かうシーナと練介。生き残りを賭けた次なる戦いの火ぶたが切られる!
『死神』との戦いも乗り越えて、より一層の愛を深めたシーモアとルーミー。傍目にも仲睦まじく、なにより明るく素直に愛情を振りまくルーミーの姿は、出会った頃からの大きな変化を感じさせるものだった。そしてもう一つ、変化はあった。白昼を切り裂いた夜空と、日の中を飛んでいく吸血鬼。あの日、怪異が多くの人の目に留まった。そして世界の理の箍が外れたように、これまで隠されてきた無数の怪物たちが静かに蠢き出していく。そんな新しい日常。突如事件は起きる。「-パパ!会いにきたの!」自分とどこか似ている『娘』の登場に動揺を隠せないシーモア。否定しきれない彼の態度に、ルーミーの視線はどんどん険しくなっていく…!
「メノウちゃんが死んじゃうくらいなら世界なんて滅んでもよくない?」アカリとモモが消えた。信頼する後輩の裏切りに混乱するメノウは、教典から響くサハラの声に悩みつつも2人を追跡しはじめる。その頃、アカリとモモは、衝突を繰り返しながらもメノウからの逃亡を続けていた。絶望的にウマが合わない2人による、異世界人×処刑人補佐の禁忌のタッグ。しかし、“メノウ第一主義”な2人がなぜか逃亡中に始めたのは、モモによるアカリ強化スパルタトレーニングでー?交錯する異世界人、「第四」、そして第一身分。少女たちを待つのは希望か絶望かー。彼女が彼女を殺すための物語、赤に染まる第4巻!
「お兄ちゃんも真面目に生きて、天国を目指そうって気になってきたんですか?」個人でやっていた運び屋を、会社として運営し始めて早一月。恋人のルーミー、そして社員として雇い入れたバーズアイ姉妹たちとともに仕事を回す日々。経営は苦しいながらもシーモアは、情報屋のフランから「真面目」とからかわれるような幸せに浸っていた。だがある日シーモアのもとに捜査官から、ルーミーのもとに殺人株式会社から、脱獄した『死神』の捕獲・討伐に協力するようそれぞれ秘密裡に依頼が入る。一方、『死神』の手による連続殺人事件が巷を騒がせるようになり、街は徐々に無秩序がはびこるようになっていた。はからずも同時期、街には新たなる怪異が産声を上げようとしていて…。
それは神の眷族が紡ぐ歴史の欠片(クロニクル)--。 「私の伴侶(オーズ)はどこにいるのかしら?」 美神フレイヤの“発作”が始まった! 頭を抱える眷族(オッタル)達を他所に、彼女は迷宮都市の外へ『運命探し』の一人旅へ出てしまう。 自由奔放を行く女神が辿り着いた先はーー大砂漠世界カイオス。 「私は王子、貴方の愛になど応えない!」 出会うのは若き『王』。そして巻き込まれる熱砂の動乱の中、砂漠世界を震撼させる『八人の眷族』の蹂躙が始まる! 「この身は強さを求めるためだけに」 更に綴られるは猛者(おうじゃ)オッタルの過去、最強の冒険者達の過ぎ去りし昔日。 美神の眷族達が所狭しと活躍するクロニクル・シリーズ第二弾、開幕!
降りしきる雪とともに訪れた新年。吸血鬼ルーミーを因縁と陰謀の中から救い出し、日常へと回帰したシーモア。騒々しい運び屋仕事の中で、二人はぎこちなくも幸福な日々を送っていた。だがそんな日常も長くは続かない。マフィアに追われ、逃げ込んできた双子のバーズアイ姉妹。人を傷つけないと誓ったことによって、徐々に迫り来るルーミーの飢えの限界。緩やかに、しかし確かに平穏の終わりが近づく中で、シーモアたちの前に姿を現す最悪の敵『吸血鬼狩り』。選び取った幸福の中で、シーモアは更なる決断を求められることになる。人と人ならざるものの恋物語、第二弾。
「この海の近くには、霧があるのよ」古都ガルムをあとにしたメノウたちは、港町リベールへと辿りつく。入り込んだが最後、戻ってきた者はいないと言われるリベールの霧。それは、かつて南方諸島連合を食らいつくした、四大人災『霧魔殿』だった。死んでも蘇るアカリを殺しきる手段を求めるメノウは、処刑人としての任務を完遂するため、その魔の霧を利用することを思いつく。そんななか、メノウたちに接近するリベール伯の娘・マノン。“いなかった”はずの彼女の行動が、メノウたちの運命をアカリですら意図しない方向へと捻じ曲げはじめるー。彼女が彼女を殺すための物語、急変の第2巻!