著者 : ファルまろ
幻の野菜『アメヤサイ』のひとつ、アメキャベツの収穫を終えた“雨男”のハルマ。そんなハルマのもとに、王国から調査団が派遣されてくる。彼らは、稀有な天候魔法を操るハルマと彼が育てるアメヤサイ、そして希少な動物であるアメオオカミのフウロを調査するためにやってきたのだった。だが、王国から派遣されたのは調査団だけではなかった。ハルマとアメヤサイを守るため、王国最強と名高い部隊から護衛の女騎士・ミリアも村へとやってきたのだ。しかし、ミリアはどうもハルマにいい印象を持っていない様子。複雑な思いを抱えながら護衛の任にあたるミリアに対し、領主の娘で畑仕事仲間のノアはある提案をすることに。果たして、ハルマに対するミリアの印象は変わるのかー!?異世界農業スローライフコメディ、波乱と感動の第二巻!!
竜歴900年。村では、精霊魔法の発展による弊害として精霊の暴走による事件ー精霊災害が頻発していた。その対策として、“私”は、免許制度や対精霊魔法の研究を進めることに。ある日、ヒイロ村は死骸を操る黒い影ー屍鬼の襲撃を受ける。その犠牲として残された赤子を拾った事で、“私”はー「クリュセがハイハイしたわよ!」「おつかれさま、おとうさん」ニーナと初めての子育てに挑戦することになり!?魔法の時代が終わる時、幸福な最果ての村に、災いを報せる鐘が鳴り響く。これは、すべての“始まり”を創った竜の魔法使いと、その家族の物語。
「私と一緒に帝国を奪りませんか?」次代の名君として臣民に慕われつつ、楽隠居を目指して日々売国を画策する小国ナトラの王太子ウェイン。僅かな手勢で隣国との戦争に勝利し、その名を内外に響かせた彼のもとに突然舞い込んだのは、後継争いに揺れる帝国の皇女ロウェルミナとの縁談話だった!?うますぎる話に警戒するウェインだったが、周囲は帝国との関係が深まるとお祭り騒ぎ。しかも非公式のお見合いに訪れた皇女から提案されたのは、野望の溢れたものでー。天才王子による七転八倒な弱小国家運営譚第二章、ここに開幕!
魔王城へ拉致られ、命からがら“人化したよいマモノ”の村・モンスティエラへとたどり着いた人間の王子ルシエル。相変わらず「人間の王族はおいしい」という謎理論を信じ、スキあればルシエルをもぐもぐしようとするケルベロス少女・コルルや、ドラゴン少女・ファニルらとスローリィかつスリリングな日々を送っていた彼だったが、そこに、なんと前回追い払ったはずの、ルシエルお兄様激ラブな妹姫・トルチェが再びやってきた!全裸で!!何でだ!?ともあれ、それをきっかけにルシエルたちはモンスティエラの村に秘められた、「ある秘密」に気づいていくことになるのだが…?ほのぼのマモノ村スローライフ第二弾!
問題児のお嬢様ラライを学園の生徒会長にーゆくゆくはこの国の王にするために執事として奮闘する貝斗。そしてラライは先日、学園の剣の祭典『剣姫祭』で大番狂わせを連発し、優勝した(ただし八百長)。だが、学園の生徒会長候補となるには、武芸、学問、芸術の三拍子がそろった生徒でないと難しい。そのため貝斗は、次に芸麗祭の文芸部門での勝利を狙う。最大のライバルは、並外れた読書家と天才作家としての顔をもつ生徒会書記の少女ーイヴ・アーティカ。彼女の才能を手に入れるため、まずは彼女の関心を引くべく、貝斗はリリィたちと協力して小説を制作することになり…!?いずれ王とならんとする少女のために執事が暗躍する物語、第二弾!
無事、セラリア&ルルアの出産に立ち会えたユキは、落ち着いたところで新大陸での活動を再開した。エナーリア聖国がダンジョンに閉じ込められた部隊へ援軍を派兵したことを受けて、ジルバ帝国はユキたちの下に王族のお転婆姫を派遣した。両軍がぶつかり合うタイミングで、またもやユキの絡め手が炸裂する!?-嫁たちが次々に出産!「小説家になろう」発、大ヒット迷宮運営ファンタジー第九弾!リーア視点の書き下ろし番外編「ごえいのおしごと」を収録!
「俺の人生、雨ばっかりだな…」“雨男”の雨宮晴真の人生は、いつも雨とともにあった。いつしかそんな体質にもすっかり慣れ、気づけばもう三十歳となっていた晴真。日々の仕事に疲れ切ったある日の帰路、晴真は急に意識を失い倒れてしまう。目が覚めると、そこは見知らぬ異世界だった。そして晴真は、その世界で衝撃の事実を知らされる。なんと晴真の“雨男”体質は、とても希少な“魔法”だったのだ!いままで自分の人生を苛んできた“魔法”と正面から向き合った晴真は、新たな世界で出会った人々との触れ合いを通じて、この世界で自分の居場所を見つけていくのだったー。大人気シリーズ『治癒魔法の間違った使い方』のくろかたが紡ぐ、三十路男の「適材適所」なスローライフファンタジー!!
「お兄様なら、きっと無双して帰ってきてくださいますわ!」そんな愛の歪んだ妹姫の策略にハマり、魔王城に拉致られてしまった不幸王子・ルシエル。命からがら逃げ出した先は、「人化したよい魔物」たちがひっそりと暮らす村だった。ケルベロス少女・コルルやドラゴン少女・ファニルらと親睦を深め、人族の王子であることを伏せて村になじんでいくルシエルだったが、彼の生活には1つだけ、大きな問題があった。それは、彼女たちが「人間の王族の肉は何よりもおいしいらしい」という妙な勘違いをしているということで…?果たしてルシエルの運命や如何に!?ほのぼの(?)マモノ村スローライフ!!
文武両道なエリート少年・鎧塚貝斗は、生徒会副会長として『王』たる存在を支えることに喜びを見出していた。だがある日、彼は異世界に転生してしまう。そこで出会ったのは、騎士公爵家の一人娘、ラライ・アッフィードだった。名門王立女学園に通う彼女は、家柄だけは優秀なものの、学問ダメ武芸ダメ努力なんて大嫌い、さらには性格も悪くて友人もゼロな問題児。それでも生徒会長になりたいという彼女。そんな彼女が、執事となった貝斗に下した命令はー「執事くんが私のライバルみーんなの足を引っ張ればいいんだよ!」そして貝斗は、ダメお嬢様のためライバルの少女たちを籠絡し…!?いずれ王とならんとする少女のために執事が暗躍する物語、開幕!
竜歴637年。研究機関として大学を設立した“私”は、その一歩として、研究成果を後世に残すための紙作りに挑んだ。そして、世界で初めてとなる日記帳を物忘れの多い人魚のリンに贈った。「書いたこと自体を忘れないようにね」「うん。大丈夫…多分」それは有史の時代の始まり。紙と文字は、知恵と、そしてー記憶を未来に伝えていくことになる。貨幣や交通が急速に整備されていく中、他の「始まりの魔法使い」を始祖とする村の存在を知った“私”は、転生したアイの可能性を感じて、リンと一緒に調査に赴くがー!?これは、すべての“始まり”を創った竜の魔法使いの物語。
12月24日の夜。高校生の理一は、片想いの相手・なつみと結ばれる。しかし喜ぶ間もなく目の前で彼女は命を落とし、気づけば2日前に戻っていて…。「好き」をトリガーに時間が巻き戻ることを知った理一。大好きな彼女の告白を回避しようとするが、どう足掻いてもなつみは告白し、死んでしまって、そしてまたー「好きだよ、理一。君が好き」クリスマスイブに閉じ込められた理一は、繰り返す悲劇を越え、未来を手に出来るのか。
ゴブリンに転生した元・人間のゴブリオは、漁村“ペシェール”から避難する住人の護衛についた。大氾濫で発生した5000匹ものモンスターが目前に迫っている。大切な人を守るため、ゴブリオと“ストレンジャーズ”の仲間たちは戦場へ赴く決断を下すー『シニョン、この前見せたゴブ。俺は死んでも復活するって』仲間を背に敵と対峙したゴブリオは、乱戦の末に死に果てる。そして『死んでもコンティニューできる』能力で生き返り、新たな力を得て逆襲開始!しかし最強の敵ボスオーガが立ちはだかりー!?ヒロイン主観の新規エピソードが書き下ろし収録!
竜歴509年。将来の食糧危機を見据え、“私”は新たに農耕と牧畜を始めることを決めた。とはいえ、異世界の動植物に知見がない“私”は、その方法を他種族から学ぶべく、人魚や半人半狼、蜥蜴人の留学生を迎えることに。しかし、価値観の異なる生徒たちとの授業は困難の連続だった!そして、“私”が留学生を世界中から集めたもう一つの理由、それは魔法学校を有名にすることだった。いつか、“彼女”がこの場所に迷わずに戻れるように。-「でも、今はいないじゃない」剣部の一族の少女・ユウキの赤い瞳が真っ直ぐに“私”を映し出す。これは、すべての“始まり”を創った竜の魔法使いの物語。
目ざめるとゴブリンに転生していたゴブリオは仲間を守るために死んだ…はずだったが、死んでようやく『死んでもコンティニューできる』という能力持ちだったことが判明する。「これチートじゃね?これでニンゲン目指すゴブ!」ニンゲン語のスキルを覚え、オークのオクデラと神官のシニョンと行動を共にすることになったゴブリオは、文明的な生活を求めて“果ての森”を出奔。リザードマンやサハギンなどの亜人族に寛容な漁村“ペシェール”に身を寄せることに。そこで“冒険者”になり、積極的に同族のゴブリンを討伐する依頼をこなしていくゴブリオたち。狙い通り村人たちの信頼も得られはじめた矢先、森で圧倒的な強者であるボスオーガと遭遇してしまいー!?元・人間の転生ゴブリン、“ED”持ちのオーク、対人恐怖症のニンゲンで結成したパーティ“ストレンジャーズ”の運命は!?七転八倒ゴブリン奮闘記、第二幕!
イノシシのセイです!前回、ついにボクの秘密が明らかになりました。ボクは…見るものの所有欲をかきたて、手にしたものを死に至らしめるという呪いの指輪“アンドヴァラナウト”でした。幸いにも呪いが発現する兆候はみられないんだけど、でも…。いや、いや!ネガティブになっても仕方ない!ボクは、元気と、たとえ死んでも生き返れるのが取り柄じゃないか!もうすぐ神界一の美少女で、アイドルでもあるフレイヤさまのライブもやるらしいし、凹んじゃいられないぞっ…と!あれ、でもブリュンヒルデさまが最近ボクを見るとき、少し複雑な表情をされているけど…どういうことなんだろ?寂しいような、つらいような…?『やわらか神話』ファンタジー最終章!
ある男がふと目ざめると、そこには見知らぬ景色が広がり、そして全身が見慣れぬ緑色の異形。その姿はどうみても緑色の小鬼“ゴブリン”-「名前も覚えてねぇが、オレは人間だぁあああああ!!」いきなり出くわした人間の冒険者から命からがら逃げ延びたその男は、ゴブリンである事を受け入れ『ゴブリオ』と名乗り、生きていくことに。チート能力に一向に目醒めない!人間の言葉もわからない!ハードモードのゴブリンライフ!ゴブリンに転生してしまった男がニンゲン目指し七転八倒するハイテンションファンタジー開幕!「そりゃ、死ぬゴブ…だってゴブリンだもの…」書籍版にはヒロイン・シニョン視点のエピソードを新規収録!
かつて神話の時代に、ひとりの魔術師がいました。彼は、“先生”と呼ばれ、言葉と文化を伝え、魔法を教えました。そんな彼を人々はこう呼びました。-始まりの魔法使い、と。そんな大層な存在ではないのだがー「だから火を吹かないで!」「ごめんごめん。私にとってはただの息だからさ」竜として転生した“私”は、エルフの少女・ニナとともに、この世界の魔法の理を解き明かすべく、魔法学校を建てることにした。そこで“私”は、初めての人間の生徒・アイと運命の出会いを果たしたー。これは、永き時を生きる竜の魔法使いが、魔術や、国や、歴史を創りあげる、ファンタジークロニクル。
元詐欺師のスキルをフル活用し、食堂を軌道に乗せはじめたヤシロ。いつも通りパイオツカイデーなジネットと、順調に店の認知度を高めていた矢先、雨が降り始める。大雨による不作・物価高騰に苦しむ領民と、彼らを追い詰める行商ギルドの非道さを見たヤシロはー「あくまで自分のためだ」そう宣言し、行商ギルドに勝負を挑む!しかし狡猾な行商ギルドのアッスントは“精霊の審判”でジネットをカエルにすると脅迫して…!?
イノシシのセイです!今回はロキと一緒にフェンリルを縛る強力な紐・グレイプニルを外すためのヒントを求めて、いろんなところをあっちこっち旅して、とってもグッタリ…。そんな殺伐とした日々を過ごすボクの目の前に、ヴァルキューレ姉妹の6女・ヘルムヴィーゲさまが!え、『ブラジャーくじ』ってなんですか!?すっごく楽しそうな響きなんですけど!やりましょう!ぜひやりましょう…っ!ん、どうしたのロキ?なんでそんな険しい顔をしてるのさ…?ボクの力の正体が?ホントに…!?第22回電撃小説大賞“金賞”受賞作!!『やわらか神話』ファンタジー第4弾!