著者 : 三上延
グロスマンに連れ去られた日向子を救うため、礼菜は毯子と共に『城』への潜入を決意する。二人を追って『城』へ向かう拓也と亨司だったが、彼らを待っていたのは、恐るべきグロスマンの罠だった。瀕死の傷を負った日向子の運命は?グロスマンを衝き動かす狂気の正体は?“災厄の絶星”ルスランが企む『聖婚』とは?-渦巻く謎が解き明かされる時、拓也とルスランの最後の戦いが始まる!三上延&純珪一が贈るアクションシリーズ、ついに完結。
クランテリオンの拠点『城』への手がかりを探す拓也達の前に、グロスマンによる精神支配を受けた礼菜が帰ってきた。記憶を封印され、テリオンの刺客として荒れ狂う礼菜、そしてその手には“金色の戦器”ミセリア・フォルテスが…。礼菜とは戦えない拓也に打つ手はない。礼菜の矛先が自分にのみ向けられている事に気が付ついた日向子は、拓也を守るため、一人で礼菜を誘い出す作戦に出る。礼菜の追撃をかわしながら、日向子が向かったのは…。いよいよクライマックス直前、風雲急を告げるシリーズ第4弾。
金色の“戦器”イグニス・アウルムの能力を目覚めさせた“血刃の王”拓也は、凶暴なテリオンの姉妹・火凛と水漣をも退けた。最強のアルカミレスとして覚醒してゆく拓也の実力に脅威を感じた“クランテリオン”最高幹部の一人・グロスマンは、幾多のアルカミレスを倒してきたテリオンの少女“瞑目の星火”毬子を、拓也の許へ差し向ける。人間を蔑視し、アルカミレスを倒すことに無上の喜びを見いだす毬子ーだが拓也たちの背後を探るため、東堂学園へ潜入した毬子が出会ったのは…。人気アクションシリーズ第3弾。
繁栄を謳歌する人類文明の陰で、静かに歴史に埋もれていくはずだった闇の眷属ー“獣”。だが何者かがもたらした“戦器”が、彼らの運命を変えた。本来の力と本能を取り戻し、再び人を狩る存在となったテリオンを前に、人類に為す術はなかったー。篠宮拓也は、兄妹同然に育った礼菜と共に私立東堂学園に通う平凡な高校生。だが転校生・久慈日向子に心惹かれたときから、彼の日常は崩壊してゆく。街に跳梁するテリオンの陰、そのテリオンを追っているという日向子ー。そして失われていた幼い日の記憶を拓也と礼菜が取り戻した時、運命の輪は回り始める!アクション・ホラーシリーズ第1弾。
人間の記憶を抜くことの出来る風花と、その記憶を戻すことの出来る翠ー二人は『山姫』一族の末裔の姉妹だった。彼女たちと出会ったことから、平凡な中学生カズキの生活は一変する。「悩みを解決する=イヤな記憶を抜けばいい」と思いこんだ風花が次々に起こす事件を解決して回る翠とカズキの間には、いつしか微妙な感情が生まれるが…。人里へ下りた『山姫』を退治する使命を持った皆本一族の少年剣士・イヅナ、アメリカから来た「山姫を超えた山姫」グレート山姫などなど、今回も無茶なキャラ満載で贈るシニカルコメディ短編連作、シリーズ第2弾。
平凡な中学生・篠原カズキの前に現れた、不思議な美少女・山姫翠。彼女は男性を魅了し、その記憶を操る『山姫一族』の末裔と名乗り、山姫の里を抜け出した姉、風花を追ってきたという。常識が無いうえ思いこみが異常に激しい風花は「人の悩みを解決するには、イヤな記憶を抜けばいい」と思いこんでいる。このままでは町の人々の記憶が危ない!翠と共に風花を捜すカズキだったが、「アパートのトイレ掃除がイヤ」という“悩み”を風花に知られ、トイレに関する一切の記憶を抜かれてしまい…。ギャグ満載の短編連作シリーズ第1弾。
孤独な人間の影に潜んでその欲望を操り、人間を補食する、異なる次元からやって来た生命体ー『カゲヌシ』。家族を斬殺した殺人鬼、蔵前司の足取りを追う天内茜の前に現れたのは、新たなカゲヌシの力を手に入れた司だった。最強にして最後のカゲヌシー新たなる『アブサロム』は、かつての『アブサロム』の能力、そして『黒の彼方』の失われた首をも取り込んで、さらに強力な存在となっていた。その狙いは、かつての『アブサロム』を葬った裕生と葉、そしてすべての鍵を握る『レインメーカー』だった…。ホラーアクションシリーズ堂々完結。
謎の男『レインメーカー』の力を借りて、カゲヌシ『龍子主』を倒した裕生と葉。だが『龍子主』を喰らい徐々に力を取り戻している『黒の彼方』の影響で、葉の記憶は急速に失われていく。そんな時、雄一が出会った船瀬という男は4年前に失踪した葉の父親、清史と同じ顔をしていた。一方、船瀬の娘千晶は、葉に接触を計る…。千晶たちの目的は?そして船瀬の正体は?清史が残した『皇輝山文書』の秘密を巡り、運命の輪が回り出す。人気のホラー・シリーズ第4弾。
失踪から4年ぶりに帰ってきた男、皇輝山天明。彼は人の影から未来を見通すと称して、街の人々を翻弄してゆく。“カゲヌシ”の恐怖を説きながら…。一方『黒の彼方』は葉を完全に取り込むため、彼女の記憶を喰らい始めた。それに気が付いた裕生は、『黒の彼方』に対抗するための手段を必死に探し始めるが、ただの高校生でしかない裕生には、そんなものがあるはずもない。追いつめられた裕生は、ある決意を胸に天明のもとを訪れる。そして祭の夜、燃えさかる炎の中で、戦いが始まった…。人気のホラー・シリーズ第3弾。
孤独な人間の影に潜んでその欲望を操り、人間を補食する、異なる次元からやって来た生命体ー『カゲヌシ』。悲劇を繰り返さないため、裕生と葉は、葉に取り憑いたカゲヌシ『黒の彼方』の力によって、この世界に潜んだカゲヌシたちを倒す覚悟を決める。ある日、雄一が拾った不思議な金属球にカゲヌシの影を感じた二人は、雄一の通う東桜大学に向かう。そこで二人を待っていたのは、鳥のようなカゲヌシ『ボルガ』を操る少女・茜だった…。茜の目的は?謎のメッセージを残した猟奇殺人鬼の正体は。
人の影に潜み、人の心を、欲望を、やがて肉体までをも喰らいつくすという怪物『カゲヌシ』の噂ー新たな都市伝説に呼応するかのように、奇妙な事件が続発してゆく。高校生の裕生は、連続焼死事件の現場で「黒い虫」の死骸を見つける。時を同じくして、裕生の幼馴染みの少女・葉の身に、恐るべき変化が…。謎のメッセージ「ヒトリムシ」とは?そして『カゲヌシ』に取り憑かれた孤独な少女・葉の運命は!?異次元の生物に寄生された少年、少女達の闘いを描く、三上延新ホラーシリーズ、ここに開幕。
影取の“器”を封じるため、常世の力を振るってしまった柊美が倒れて一ヶ月。目を覚まさない柊美の精神を取り戻すため、全ての叡智が記されたという“赤い本”を求める明良たちの前に、かつて明良の祖父と共に常世の怪物と闘った山内栄一が現れる。山内がかつて“赤い本”を見たという、“もうひとつの神岡町”に向かう決意をする明良と千紗。だが山内は、“赤い本”に記された叡智は、かならず犠牲を強いる、と明良に語る。そして“もうひとつの神岡町”では、最強の“常世の怪物”と化した影取が待ちかまえていた…。人気のホラーアクション、堂々完結。
神岡北高校の学園祭で起きた集団失踪事件から二ヶ月。突如数百人の人間が消えるという異常事態の余波は、未だ収まってはいなかった。そんな時、失踪した高校生が一人、何者かに食いちぎられたような傷を全身に負って発見された。だが、常世の霧にまかれて消えた人間が、ただ戻ってくるはずがないー明良たちは高校生を調べ始める。その明良たちの周辺に見え隠れする謎の影、悪化する柊美の病状…事件は破局に向けて、加速してゆく。人気ホラーシリーズ第六弾。
山と海とにはさまれた静かなベットタウン神岡町ーそこはこの世と「常世」を隔てる「門」が眠る町。この世の物ではない存在を見る事の出来る「紫の目」の少年・神野明良と、それに触れる事の出来る「紫の手」を持つ少女・御厨柊美。二人は祖父らの遺した『紫の銃』を手に、「門」の向こうから現れる数多の「常世の怪物」を倒してきた。封じられた犬神、もう一つの神岡町、絵の中にしか残っていない館…そして、針の小箱。二人が出会った語られざる物語たちの封印が、いま解かれる。「電撃hp」に掲載の短編シリーズに、書き下ろし作品を加えた全6編を収録。
この世の物ではない存在を見る事の出来る「紫の目」の少年、神野明良と、それに触れる事の出来る「紫の手」を持つ少女・御厨柊美。二人は祖父らの遺した『紫の銃』を手に、数多の「常世の怪物」を倒してきた。二人の通う神岡北高校の一年生、田沼襟子は、失踪した姉の足跡を辿るうち、奇妙な『種』を手に入れた。学園祭に湧く神岡北高校の裏庭にそれが根付くとき、禁断の果実が惨劇を呼ぶ!それを口にした者に、不老不死をもたらすという「非時香菓」の秘密とは?人気のホラーシリーズ第4弾。
この世の物ではない存在を見る事の出来る「紫の目」の少年・神野明良と、それに触れる事の出来る「紫の手」を持つ少女・御厨柊美。数多の「常世の怪物」を倒してきた二人の前に、第3の「紫の者」高木千紗が現れた。千紗は常世の「音」を聞く事の出来る「紫の耳」を持ち、警告のために二人に会いに来たのだと言う。生きている子供達に、彷徨える霊魂に、寄生し、増殖する「常世虫」とは?そして明良の「秘密」が、新たな悲劇の引き金を引くー。『常世の怪物』と闘う明良と柊美の活躍を描くホラーアクション第3弾。
幽霊を見ることのできる「紫の目」を持った高校生・神野明良は、同じく幽霊に触れることのできる「紫の手」を持つ少女・御厨柊美とともに、神岡町に現れた「黒いバス」を倒した。しかし事件は、それで終わりではなかった。再び神岡町に頻発し始めた失踪事件を追う明良たちが出会ったのは、人を喰らい、その内容を現実化してゆく呪われた絵本「とこよのいと」だった…。『常世の怪物』と闘う明良と柊美の活躍を描くホラーアクション第2弾。