著者 : 上月司
“異性が動物に見える”という呪いを受けている俺だが、もしかしたら隣の席の“ゴリラ”に恋をしているかもしれない。筋骨隆々、ごわごわした体毛、彫りが深く逞しいお顔ーー恋をする相手としては文字通り人間離れしすぎているが、声としぐさ、会話による反応は完全にクールな女の子だ。そんなゴリラさんと日々仲良く(?)絡んでいると、やはり惹かれていることを自覚してきて……でも一番大事な解呪方法が一向に見つからない! そんなある日、男子用の制服を着た一つ先輩の“ネコ”が現れてーー 「ボクは知っているのよーーこの呪いを解く方法を」 これは呪いで彩られた俺とゴリラのなんでもない日常の物語。
「ハイ、センパイ。あーん、ですよ」 僕の彼女は可愛い。こんなに綺麗で可愛くて甘え上手な彼女がいるなんて、普通に考えれば幸せ以外の何でもない──はずなのに、僕が胃をキリキリさせて苦悶しているのには理由がある。 僕が想いを寄せる、城之崎ゆかり先輩に告白を決意したその日は、二人きりで放課後の司書室で作業と決まっていた。 これぞ好機と司書室に先輩が入ったのを確認し、思いの丈をぶつける……が。 「好きです! 付き合って下さ──ぃっ!?」 告白した相手が見知らぬ美少女だと気付きフリーズしていると、隣の保管庫から出てきたのは先輩だった!! 「“お姉ちゃん”──告白されたので、この人と付き合うことになりました」 先輩と後輩、姉と妹、あなたはどっち派? 誤爆から始まるこの恋の行方は!?
妹の檸檬が魔法を使えるとんでもな存在で、しかも異世界の姫様だったと判明してからの激動の日々。 気持ちのすれ違いから始まった兄妹喧嘩、あの忌まわしき『妹タワー籠城事件』も落ち着いた頃、兄である俺は…… 「えっと、お兄ちゃん? あたし、何で正座させられているのかなー?」 相変わらず想像の斜め上を行く、檸檬のお世話(制御)に追われていた。 そんな慌ただしい中、俺たちの前に、異世界からアインとソフィの双子魔術師が現れて、檸檬を連れ戻しにやってきたんだという。 いまここに、史上最も小規模な妹争奪戦が開幕する……らしい。
いきなり身内話になるが、妹の檸檬はとんでもないことを言い出す天才だ。 だからある日の朝に興奮した顔で妙なことを言い出した時も、『ああ、またか』くらいの気持ちで聞いていた。 妹曰くーー「あたし、異世界のお姫さまだったみたい!」、なのだとか。 封印されていた力が覚醒した妹は、国際会議に乗り込みドラゴンを召喚して政府高官たちを震え上がらせ、さくっと世界各国の軍事施設を掌握しーーあっという間に世界の頂点に君臨してしまった。 世界を征服した妹の兄である俺はというと、日本政府に泣きつかれ、妹の制御(ご機嫌取り)を頼まれたのだった……。
かつて英雄と呼ばれたレグは、幼馴染みである女王代行に無理やり頼まれ、国の未来を左右する代行戦争・虹星練武祭(アーヴェスト・サークル)に参加する騎士候補の育成に関わることに。しかし騎士候補の彼女たちは、それぞれ素質はあるものの、まだまだ騎士としては未熟で、そのうえ性格にも問題があったりして……。はたして、少女たちと元英雄のレグは、祖国の危機を救えるのか!?
男エルフの僕を「おとこ」にするためはじまった、三人の女の子たちとの共同生活。稀代の天才といわれるエルフのティアから魔法の個人レッスンを受けたり、食人鬼のゼナとちょっとお姉さんなイツミの料理対決に巻き込まれたり、一日にかけもちで三人とデートをしたり……。そんな毎日を送るうちに、だんだんみんなのほんとの姿が見えてきて、無理やりの共同生活が、少し楽しくなってきた気がしなくもなく。それでもあいかわらず、予期せぬエッチな出来事はおこったりして……。そんなこんなで、いつか僕も、誰かを好きになったりするのかなぁ。
僕はクルト。百年ぶりに生まれた男エルフだ。男エルフは数が少ないというだけでなく、その子供はとびきり優秀になるという珍しい存在。だから、僕自身はたいした取り柄もないんだけど、子供目的で結婚を望む女性がたくさんやってきたんだ。だけど僕は、誰彼構わず子作りしたいとか思わない。そもそも僕はまだ、完全な男になれていないし……。 まあそんな理由があって、僕は三人の女の子たちと無理やり共同生活をすることになった。性格は真面目で、貧乳をちょっと気にしているエルフのティア、可愛らしくスタイルもいいけど、常識外れに積極的な食人種のゼア、そして年齢にコンプレックスありの、元皇族で魔法使いのイツミだ。 え、なんとも羨ましいって? 僕はほんとうに好きな人が見つかれば、それでいいんだけどね。
さあーー先輩はどちらの未来(みち)を選びますか? 新感覚知能バトルアクション、ついに完結!! 強敵『銀旋の女王』怜泉澪を紙一重で破ったシレンこと朱音の前に、次世代ヴァーチャルゲーム『PoS』最強最悪の敵が立ちふさがる。彼の名は九鬼雷河。圧倒的な身体能力と冷徹な戦略眼に加え、相手を一撃で『撃破』する反則的に強力なスキルを持っていた。しかも著しく性格がゆがんだ危険人物という。その雷河を相手に、『PoS』の勝利をかけ最後の戦いに挑むシレンだったが、なぜかともに戦ってきた桐子とのコンビを解消。はたしてシレンの思惑は……そして仕掛ける罠とは!? シレンの過去とも絡みながら、物語は加速し完結へ!
近未来技術によって誕生した次世代ヴァーチャルゲーム『PoS』。その頂点に立てば、十億円の賞金と可能なものならなんでも願いが叶えられるという。漣朱音もこのゲームの勝者を目指す一人。天使の微笑と悪魔の策謀を用い、相手を力ではなく計略によって叩き潰す。同じ九宝堂学園の天才少女天宮桐子を攻略し奴隷とした朱音は、「変態」と桐子に罵られながらも、彼女の力も利用して戦いに挑む。そんな彼の前に立ちふさがる新たな敵とは!?
「さあーーキミはどちらの絶望(みち)を選ぶ?」 天使の微笑と悪魔の策謀を併せ持つ漣朱音(さざなみあかね)。 人工島『新湘南タウン』にて特定のメンバーに配布された、謎の招待状。それは、近未来技術によって誕生した超スペックの次世代ヴァーチャルゲームのアカウント登録申請書だった。 『PoS(プレイヤーオアスレイブ)』。 『競技者』か『奴隷』かーー。その次世代VRゲームは、プレイヤー同士で自身の固有スキルを駆使して戦い、最後の一人を目指すというバトルゲームだった。 いかに相手の騙し隙をつくか。そんな『PoS』攻略法に、最も特化している人物、それが朱音だった。 手始めにゴスロリ美少女を『スレイブ』化した朱音……プレイヤー名・シレンは、異端の才能を妖しく輝めかし、頂点を目指す。
『雪の牢獄』フロンクルーグ王国の元王女にして吸血姫、フェリシア=スノウフィールドは、日本いや世界有数のスーパーアイドルである! ……という未来予定図を達成するため、アイドルのタマゴたちの登竜門である、『FFF』にエントリーをする。 予選をくぐり抜け、本戦である水着でのスポーツ大会に挑むシアだが、そこに最大のライバルが立ちはだかる。それは、シアの居候先の主、山桜奏太の『許嫁』でもあり、現在大注目売り出し中のアイドル、比嘉谷耶深で……!? (タイトルの●は「ニアリーイコール」の記号です)
『さあ、私の下僕になりなさい!』 突然俺に噛みつこうとした美少女は、北欧にあるフロンクルーグ王国の元・王女にして、吸血姫だった。 そして日本が誇る国民的スーパーアイドル! ……になる予定の女の子。「崇拝される」ことにより自身の『異力』を強め、吸血姫としてランクを上げるため……ということらしいが、その振る舞いを見ていると、ただのアイドル好きなお嬢様にしか思えず……。 (タイトルの●は「ニアリーイコール」の記号です)
生徒会が設置した 「お願いBOX」 に、初めての投書が。それは、窮地に陥った 「軽音楽会」 を救って欲しい、という依頼内容だった。 この事態を解決するため、生徒会のマスコット 「ラブらん」 こと虎太郎は人生初のバンド活動をすることに……。 成功の鍵は、虎太郎の幼馴染みの少女、蒼海が握っていた。 引っ込み思案で大人しい彼女が秘めた謎とは……? 女子寮に住むヒロイン達との 『密室勉強会編』 (ちょっとHな罰ゲーム付き)も収録した、着ぐるみラブコメ第三弾、登場!
モデルだけど留年しちゃった生徒会長・セリスの発案による“着ぐるみ”での学園奉仕。その中の人である虎太郎の女子寮での居候生活も、早一ヶ月が経とうとしていた。着ぐるみ 『ラブらん』 のおかげで、綺麗だけどなぜか“ぼっち”なクラスメイト・雛姫とも交流を深めることができた虎太郎。そしていよいよ、彼女とデートをすることに! 『ラブらん』のライバル(!?)である着ぐるみ少女も登場し、波乱だらけのラブコメ第二弾!
入学式早々、なぜか生徒会の女子寮で居候することになった主人公・トラ。しかし翌日、不可抗力で生徒会長の裸を見てしまう! 退去を覚悟するトラだったが、彼女からここに住み続ける 『ある条件』 を提示される。 それは、着ぐるみ 『ラブらん』 を着て、学校で奉仕活動をすることだった。必死に 『ラブらん』 として活動するトラだが、クラスメイトである美少女・雛姫の秘密 ── 彼女が 『ぼっち』 であることを偶然知ってしまう。 “着ぐるみ”で女子と密着ラブコメ開幕!
一月の従育科試験で、秋晴に想いを伝え、告白をしたセルニア。 それを知った朋美は、秋晴に対する自分の気持ちをごまかさずに認め、そしてバレンタインデー当日、秋晴にこう伝える。 「わたしと── お付き合い、してくれませんか?」 同じ時期。秋晴との仲がギクシャクしていた大地薫は、秋晴から勝負を持ちかけられる。 『勝ったほうは、相手の言うことをなんでもきく』 という条件の下、これを契機と考えた大地は、ついに決意する。秋晴に自分の本当の姿と、気持ちを伝えようと。その勝負の舞台は、白麗陵高等部一年従育科進級試験だった。 さらに同じ時期。秋晴も、決心していた。この進級試験を無事合格したあとに、朋美とセルニアから受けた告白に対する返事を出すと。果たして彼が選ぶ選択の行方は──?
自身の気持ちを認めたセルニアと朋美。秋晴を想う二人のお嬢様は、ついにそれぞれのやり方で、彼に禁断の告白を決行するー!?一方、少し時はさかのぼり、男装の秘密を隠し続ける大地までも、自らの乙女ゴコロを止めることができず、秋晴へ想いを伝えようと意気込んでいて…。見た目ヤンキーな不良執事候補生・秋晴の行く末や如何に!?少女達の赤裸々な想いが渦巻くクライマックスまっただ中、告白だらけで肌色だらけでー!?お嬢様とメイドさんの学園ラブコメ、一人の男を巡り、ついに女の戦いが勃発ですっ。
高校二年の夏休み。俺は、一夏の想い出ってやつを体験した。柑橘系の匂いが香る、ちょっと不思議な少女。彼女は、常識はずれな行動と共に、俺の許へとやってきた。時間さえも飛び越えて、俺の未来ーーこれから死に行く人生を止めるために。 これは、世界の何処かで起こった。ありふれた者同士のストーリーだ。ありふれているかもしれないけど、俺と彼女にとっては、忘れられない大切な想い出でもある。
荒れ狂う吹雪に遭難した秋晴と「彼女」は、なんとか小さな山小屋へと辿り着く。密室で、二人きり。そんな状況でランプの灯りがほのかに照らし出すのは、全てを脱ぎ去った白い背中だった。…そして、彼女は囁く。「さあー早く、日野さんも…」-そのお誘いに秋晴は…っ!?いきなりなんだか窮地っぽい秋晴をこれでもかと立て続けに襲うのは、二人揃って『色々超やる気』の四季鏡姉妹と、セルニアに『してあげる』展開!?全方向に超オオゴト事件連続勃発の第9巻。