著者 : 下川香苗
新学年がはじまって一カ月あまり。爽子と風早、あやねと健人、千鶴と龍…。進路を決めていくなかで、それぞれの関係に少しずつ変化が訪れる。ひとりひとり思い描いた未来へ進んでいくために、それは避けられないことだけれどー?揺れ動く、切ない想いを抱えながらも、一歩踏み出そうとする。そんなそれぞれの恋にも試練の時が…。別マの大人気まんがのノベライズ、第16弾!!
爽子、千鶴、あやね…進路を考えなければならない時期にさしかかり、深まっていく恋模様。そしてむかえる2回目のバレンタイン!ずっとこのままではいられないかもしれない…それでも自分の未来と待ち受ける現実に、少しずつ答えを出し進んでいく。だいすきな人と近くにいられるのか、それとも離れてしまうのか。それぞれの想いから目が離せない!!別マの大人気まんがノベライズ、第15弾。
爽子と風早、そしてあやねも千鶴も…。それぞれの恋が動きはじめたクリスマスも終わり、むかえた年末。家のことで忙しい風早とはなかなか会えないけれど…。爽子17歳の誕生日でもある大みそか、年越し直前に風早から電話が!?そして爽子の新しい1年がはじまるー!少しずつ未来に向かって歩きはじめている爽子たち。それは、それぞれの道を探しはじめる時でもあり!?大人気まんがの小説版第14弾。
剛田猛男は高校1年生。身長2m、体重は120kg(いずれも推定)。春ー、猛男と大和はめでたく付き合うことになりラブラブな毎日を送っている。そんなある日、愛する大和の友達から合コン開催を頼まれる。猛男は男友達を集めて合コンに初参加することに!もちろん砂川も強制参加で会場へ。ところが!?合コン会場で、思わぬ事件が大勃発!!絶体絶命のピンチに、人並みはずれた猛男の底力が大爆発…!?
数々の困難を乗り越え、風早と付き合うことになった爽子。幸せいっぱいだったはずが、修学旅行の後から二人はどこかぎくしゃくしてしまって!?一方あやねは、ケントからの優しいアプローチに戸惑い気味。千鶴も、ずっと家族のように過ごしてきた龍との関係の変化に思い悩んでいた。楽しいはずのクリスマス。6人それぞれの思いをのせてクラス主催のパーティーが始まったー。
剛田猛男は高校1年生。身長2m、体重は120kg(いずれも推定)。真っ直ぐで不器用で鈍感で、男子からは大人気!ただ、好きになった女の子はみんな、幼なじみのイケメン、砂川のほうにいってしまう。そんなある朝、通学電車の中で、ひとりの女の子を痴漢から救ったことで、猛男にも春到来の予感…!?ダマされたと思って読んでみて!誰もがきっと、猛男に夢中!超人気漫画の小説版。
あたし、幸田実果子。波乱のAKINDO夏合宿も終わって、いよいよ二学期。二学期にはヤザガク最大のイベント、学園祭があるの。ファッションショー形式のコンテストがあるから、がんばらなくちゃ!完成したばかりのAKINDOのアトリエで、みんなとおしゃべりしてから家に帰ると…ものすごくビックリ。目の前に現れたのは超美形の男の人。え!?ママの新しいアシスタントなの。
“山口ツトムと中須茉莉子がつきあいはじめた”そのニュースがヤザガクを駆け抜けて一か月。あたし幸田実果子はなぜか落ち込む自分にカツを入れるため、髪をキンパツに染めてしまった。学校でみんなが大さわぎする中、勇介に遊園地に誘われる。みんなで楽しく遊べると思ったのに、リサとジローがドタキャンで、当日来たのは、あたし、勇介、ツトム、バディ子の四人。ど、どーしよー。
私の中学校には、ほこりだらけで立ち入り禁止の時計台の階段がある。誰が名づけたのか“ジュリエット階段”と呼ばれている。そこで出会ったのが、ケンカばかりしている加納燎平だった。なんだか、小さな予感がする。それも恋の予感が…。
雪山から貴生くんが帰らなくなり、季節はもう春になった。『好き』ということばも告げぬまま、わたしの初恋は描きかけの絵のように宙に投げ出されてしまった。煮えきらない思いのままスタートした高校生活。そんなわたしの前に現れた男の子、真柴南斗。派手な行動をし、常に人をばかにしたような顔をしている。いやなやつだと思いながら、なぜか彼の存在がわたしの中で大きくなっていった。
描きかけの画用紙を風がさらっていく。夏休み最後の水曜日、夕暮れの公園。わたしは夢中でその絵を追って、走る。ぴた、と風がやんだ瞬間、わたしの目の前に自動車が迫っていた。でも、わたしは男の子に強引に引きよせられて、助けられていた。男の子の髪は、太陽に乾かしたタオルのような匂いがした。心臓の鼓動がおさまらない。彼の名前は、貴生。わたしの初恋のはじまりだった。