著者 : 中原
ボーパルバニー #2ボーパルバニー #2
ある傭兵部隊が盗み出した30億円相当のダイヤモンド。違法ダイヤモンドを現金に換えるべく、彼らがダイヤを輸送している途中に事件は起きた。バニーガールの強襲。一刻を争う傭兵部隊は、日本に人員を派遣し30億円を抱える男との連絡をとる。その他様々な組織が入り交じり、この大きな山をかすめ取ろうと跋扈する。ダイヤと金を巡る混沌が、再び世界に首切り兎を呼び込んだ。巫女、カウガール、チャイナ服。各組織が持つ、最強の戦闘員同士の戦いが幕開き、四者四様の殺し合いの火蓋が切って落とされる。果たして本当の勝者は誰なのかー。
ボーパルバニーボーパルバニー
ある日、仲間の一人が路地裏で首を切られて死んだ。心当たりは、もちろんあった。そして、街には不思議な噂が流れ始める。-バニーガールが殺しに来る、と。俺たちは、決して犯してはいけない罪を犯した。その贖罪にはもう遅く、しかし罪を受け入れるにはまだ早い。俺たちは、この理不尽な死神から、逃げたり立ち向かったりしながら、緩やかに死んでいく。そして、今宵も彼女はやってくる。ピンヒールを優雅に履いて、真っ白な髪の綺麗な顔で、ご丁寧に赤いグラサンまでかけている。-そうだ、バニーガールがやってくる。
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