著者 : 中島リュウ
「人狼って推理するより、全員殺した方が早くない?」「そんなわけなくない?」人に化け人を喰う怪異『人狼』が跋扈し、その魔の手に抗い『異端審問官』が戦いを繰り広げるイギリス。日雇いで働くジョンは仕事の最中、人狼を守る異端審問官の少女シャーロットと出会いーそして殺されかけた。間一髪で本物の人狼を導き出したジョンはその観察眼を買われ、『推理しない』審問官シャーロットとバディを組むことに!?最強の審問官を目指すシャーロットの猪突猛進ぶりに振り回されながら、ジョンは街の平和を脅かす人狼を暴き出すー!思考ゼロ秒の人狼狩り少女と紡ぐ人狼×推理×バトルファンタジー、開幕!
強大なる転生者・ユージーンを撃破したディルとシド。しかしユージーンは、レッドガルドの英雄・プロドティスの身体を用いて復活。更には巨神族の末裔であるぬえの変身と、最強の転生者・シデンの参戦により、戦況は混迷を極めていく。その戦況を覆したのはーユージーン二度目の敗北によって自我を取り戻したプロドティスだった。侵略者たる転生者だけでなく、同じレッドガルドの民であるディル達すらも圧倒し、プロドティスはぬえを連れ去って消えてしまう。その痕跡を追い、ぬえ奪還のため立ち上がるディル達と“ハルバード”旅団。彼らの前に再び現れた転生者は、ディル達と『手を組む』ことを提案しー!?
“転生者”-五年前、レッドガルドと呼ばれる大陸に突如現れ侵攻を始めた不死の者達。人々の遺体を乗っ取り蘇る彼らによって、レッドガルドには今日も戦火の粉が舞う。その地において、殺された娘の遺体を取り戻すため、転生者を狩り続ける男がいた。彼の名はディル・スティールリンク。ディルは旅の最中、一人の少年、シド・ファロンを転生者の手から救う。旅に同行することとなったシドは、自らの命を燃やし、民衆の戦意をも梵きつけるディルの背中に憧れるようになりー。これは運命に抗い続ける男達の、戦いの物語。不撓不屈の超神話級バトルファンタジー、ここに開幕!