著者 : 佐賀崎しげる
春、来たる。おっさん今年も大忙し! 隣国スフェンドヤードバニアでの戦闘により餞別の剣を失ってしまったアリューシアのため、彼女にふさわしい新たな武器を授けると決めたベリル。「これを素材に考えているんだけど……どうかな」持ち出したのはかつて仕留めた特別討伐指定個体(ネームド)の素材!?さらにはレベリオ騎士団入団試験では受験する弟子の奮闘を見守り、北方遠征にて思いがけず再会した幼馴染みの大隊長と旧交を温め、そんな多岐にわたる特別剣術指南役の仕事疲れを癒やすのは……温泉!?片田舎のおっさんは、今日も元気に奔走します!
教都、動乱。 レベリス王国のサラキア王女と隣国スフェンドヤードバニアのグレン王子の結婚が迫るなか、王女護衛のためベリルはレベリオ騎士団とともに隣国への国外遠征の任に就く。道中貴族の娘シュステと交流を深めたり、滅多にない外国でのひとときを過ごしていたベリルだったがーー婚儀当日。祝福を受ける二人の影で反乱を画策する存在がーー?両国騎士団、歴戦の傭兵に冒険者、人智を超えた怪物たち、そして思わぬ協力者の存在。異国の都にて役者が揃う。「俺の剣が役に立つのなら、いくらでも振ってみせるよ」ここに、おっさん最大の戦いが始まろうとしていた。
おっさん、優雅な貴族生活…!? 父・モルデアとの一騎打ちを経て、少しだけ“己の剣”へ前向きになり始めたおっさんベリル。心機一転、今日も元気に剣術指南ーーと意気込んでいたところ、ベリルに届いたのはフルームヴェルク辺境伯主催の夜会への招待状。「……なんで?」国や王族に関する案件らしいが、例によって断る余地のないまま、同じく招かれたアリューシアとともに貴族の屋敷へ赴くことに。絢爛豪華な食事、貴族が集う煌びやかな夜会、貴婦人からの歓待と、なんとも居心地の悪い優雅なひと時を過ごすベリルの前に、彼を昂らせる新たな強敵が現れて!? 大人気おっさんファンタジーは、次なるステージへ!!
おっさん、里へ帰る。 夏。おっさんにとっては年々体力の衰えを痛感する季節。汗を拭いつつ故郷・ビデン村からの手紙を読んだベリルは、ワケあってミュイとともに里帰りすることに。「……ただいま」家族揃っての穏やかな食卓、近所の川辺で遊んだりと、久々の実家でゆっくり過ごせるーーかと思いきや。急遽付いてきたクルニとヘンブリッツ、魔物サーベルボアの群れ退治、さらにはベリルの“親父殿”も剣を抜き!?予想外だらけの出来事に、束の間の休暇は大忙しでーー。暑さに負けず剣を振り抜く、大人気おっさんファンタジー!
おっさん、魔術師学院へ!?重版続々大ヒット!! 大人気おっさんファンタジー、待望の第4弾! 近頃は王族からも信頼されているおっさん、ベリル・ガーデナント。彼の卓越した剣技への評判が日増しに高まるなか、ルーシーとフィッセルの魔術師コンビがやってきてーー「お主、魔術師学院で教鞭を執ってみんか」「私は賛成」いやいや、おっさんは“剣術”の師範なんですけど!? 専門外の依頼に戸惑うが、どうやら新設された剣魔法科で講師を務めるフィッセルを手伝ってほしいようで……。新米教師フィッセル&ベテラン(?)先生ベリルによる剣魔法講義の行方とはーー。魔術の世界におっさんの剣が唸る、シリーズ待望の第4弾!!
おっさんの次なる任務はーー 王族護衛!?まもなく始まるレベリス王国と隣国スフェンドヤードバニアの王族の友好行事に向けて、両国の騎士団が警護に当たるらしい。そして当然騎士団長アリューシアからは、「先生をご紹介する、良い機会かと」 そろそろ大役にも慣れ始めたおっさんだが、さすがに『王族』と聞いて悶々するなか、相手国の騎士団が到着したようでーー「うふふ。貴方の愛弟子、ロゼ・マーブルハートですよ~」 スフェンドヤードバニアの副団長もかつての弟子!? 再会に驚く間もなくアリューシア・ロゼと共に王族護衛の任に就くが、その背後では王族を狙う黒い影が徐々に動き始めていてーー。 片田舎のおっさん、人生最大の超重要任務に挑む!!
そのおっさん、国を揺るがす陰謀もーー一刀両断する!!! 弟子アリューシアに引き立てられ、不承不承都にやってきた剣術師範のおっさん、ベリル・ガーデナント。 ようやく新生活にも慣れてきたのも束の間、最強の弟子や都会の喧噪は彼を放っておいてくれないようでーー「先生の剣! こいつは腕が鳴るぜ!」 凄腕の鍛冶師に成長した弟子と再会したり(!)、「るっせぇ! アタシに構うな!!」 ワケありな不良少女の教育をしたり(!!)、 さらには魔法師団長ルーシーから、国家で蠢く策謀の解決を頼まれてしまって!?「あの……何度も言うけど俺、しがないおっさんだよ?」 困惑しながらも、今日もおっさんは剣を抜くーー。 大人気成り上がりおっさんファンタジー、第2弾!
全ての“最強”は、おっさんが育てたーー 片田舎の村で細々と剣術道場を営む男、ベリル・ガーデナント。いつか夢見た剣士としての栄光はどこへやら。「しがないおっさん」を自称しながら過ごす今日この頃。“このまま静かに年を重ねていくのだろうか”そうぼんやり考えていたある日のこと、若くして王国騎士団長に昇り詰めたかつての教え子、アリューシアが訪れる。「先生を騎士団付きの特別指南役として推薦しました」「……ナンダッテ?」困惑したまま王都へ出立したベリルはさらに、最高位冒険者やエース魔術師など、大成した弟子と次々再会し、彼女たちから教えを請われてしまって!?「絶対俺もう必要ないでしょ……」と、卑下するのはベリル本人ばかり。長年培われた剣術はもはや並ぶ者なく、彼の活躍は“片田舎の剣聖”と都で評判になっていきーー「その称号、かっこ悪くない!?」最強の弟子たちの“師匠”が遂に報われる、おっさん成り上がりファンタジー!