著者 : 倉橋燿子
あたし、白鳥麻央。パパとママを奪ってしまったあの飛行機事故から、はや二年。ばあやもガンで、パパとママの所にいってしまったけれど、メソメソなんてしていられない。ステキな健太郎とかわいいポーラスターのためにも、ますます頑張らなくちゃ!ところが、突然、ロンドンに双子の兄さんがいることを聞かされ、大ショック!夏休みに、一人で兄さんを訪ねるのだけど、もう、ハートが張り裂けちゃいそうです…。
あたし、白鳥麻央。パパとママを奪ってしまったあの飛行機事故から、はや2年。ばあやもガンで、パパとママの所へいってしまったけど、メソメソなんてしていられないの。だってあたしには、ステキな健太郎とかわいいポーラスターがついてるもん。道産子娘になりきって、頑張らなくっちゃ。春の修学旅行は、14年間過ごした東京。そして、あたしの17歳の誕生日には、白鳥家の秘密がわかる。なにかと気の重い春です。
あたし、大松哲子。県立今時高校の2年生で、剣道2段。うじうじしたヤツが大キライな性格で、“男女のテツ”と呼ばれている。そのあたしが、剣道の対校試合で、男子の先輩の身がわりになったばかりに、とんだ事件にまきこまれてしまったんだ。困りはてたあたしは、幼なじみの恋人(?)の姫野百合男-通称“ユリコ”-に助けてもらおうと思ったんだ。ところが…。
あたし、白鳥麻央。飛行機事故で、パパとママを亡してしまったけれど、北海道の陽子叔母さんたちのおかげで、すっかり、牧場の子になりきってま〜す。そして、今は、道内では有名な、道立夢ケ丘高校の1年生なんだ。夏休みを目前に、あたしのハートは、ルンルンなの。だって、大好きなばあやに、1年半ぶりに会えるんだもん。わかるでしょ!!ところが、ショッキングな事件が、次々に襲ってくるなんて、もう、あんまりだわ…。
あたし、白鳥麻央。北海道にきてもう1年。必死の受験勉強で、みごと夢丘ケ高校に合格。あたしが名づけ親になったポーラスターも、大きくなったし、いろいろと嬉しい春なの。感動いっぱいの大河少女小説、第3巻。
あたし、白鳥麻央。パパとママの飛行機事故から早いもので、もう2か月もたったの。今は、北海道の叔母さんの牧場でお世話になってるんだけど、やっと、その生活にも慣れてきたところ。学校でも、友達ができたし…。でも、許せないのは、堤健太郎。あたしの命の恩人なんだけど、あたしのこと、ずーっと・無視してるんだ。フン、イヤなヤツ!!
あたし、白鳥麻央。14歳。パパは、貿易会社を経営していて、ママは元女優さん。家は、あの田園調布にあって、学校は、世間じゃ有名なお嬢様学校なの。親戚づきあいをしてる、ご近所の東郷家には、貴志さんと比呂志君の兄弟がいて、どちらかが、あたしの未来のお婿さんらしいの!パパとママは、今、ヨーロッパ旅行中。この時は、あたしの未来に何が待ってるのかなんて、もちろん知らなかったんだ…。
あたし、桂木あず。高校3年生。ファッション・デザイナーのママと2人暮らし。なんと、モデルをやった時に知りあった村垣社長が、あたしのパパだったの!ビックリ!最近、誰もがみんな、さまざまな悲しみを背負って生きているんだってことが、わかったの。ママと一緒のパリ旅行から戻って、ボーイフレンドの大元カオルを尋ねたら、いとこの杏子さんが、広島から遊びにきていた…。彼女の美しさに、あたし、圧倒されそう。
あたし、桂木あず。高校2年生。ファッションデザイナーのママと2人暮し。ママは仕事が忙しく、いつもひとりぽっちだった。というのは、ボーイフレンドができたの。一つ年上の大元カオル。あたしにとって大切な人。今は、航海士になるために、受験勉強中。あたしの夢がなんなのか、まだわからない。とりあえずは、雑誌のモデルの仕事が楽しいの。アリシアという友達もできたし。でも、大変!ママの会社に変な噂が…。