著者 : 優木凛々
宿屋の看板娘・マリアがチョコレートを食べて意識を失い、訪れた黄泉の川のほとり。途方に暮れるマリアだったが、そこにはもう一人、人生に絶望して死を望む美しい令嬢がいた。彼女を必死に引き留めるも、どういう訳か揉み合っている間に中身が入れかわって現世に戻ってしまい……。 そうして公爵令嬢・シャーロットとして目を覚ましたマリアだったが、どうやら家族や使用人たちから酷い扱いを受けているようで? 「--許せない!」 マリアの改革が、今始まる! プロローグ 宿屋の娘マリア 第一章 黄泉の川 第二章 マリア、公爵令嬢と入れかわる 第三章 新しい生活 第四章 学園と婚約者 第五章 マリア、元に戻るために奮闘する 第六章 瓶詰の研究と王都脱出 第七章 マリア、旅に出る 第八章 運命の年末パーティ エピローグ 宿屋の看板娘マリア
婚約者から婚約破棄され、さらに実家を追い出されたオリビアは王都での紆余曲折を経て、ついに自身の魔石宝飾店を開店した!そんなある日、突然義父から元婚約者と義妹の結婚式への招待状が届く。どうやら拒否権のないオリビアは、沈んだ気持ちになるも…。「私がオリビアと一緒に行きます」「そいつらにギャフンと言わせてやりましょう。ギャフンと!お洒落は女の武器よ!」王都の仲間たちが集まり、オリビアに手を差し伸べるのだったー。エリオットの後押しを得て、父との思い出と自身の名誉を取り戻す戦いが始まる!
筆頭魔道具師としての前世の記憶を持つクロエは、親友の婚約破棄騒動をきっかけに命を狙われ隣国へ亡命中。しかし、身を隠しながらも生活費を稼ぐために始めた薬屋が大人気に。新天地での生活に慣れ始めたのも束の間、再び王子一派の魔の手が忍び寄り、命が脅かされてしまう。時を同じくして亡命先に王宮付き第一騎士団の副団長・オスカーがやってくる。彼はどうやら王宮の井戸水異物混入疑惑を解決するためにやってきたようだが、実は別の目的もあるらしくー?
実家の魔道具店で働く魔道具師のオリビアは、ある日婚約者から婚約破棄を言い渡される。さらに自身でデザインした魔石宝飾を義妹・カトリーヌのアイディアを奪ったものだと糾弾され、叔父たちに家と店を出ていくように告げられる。が、オリビアは毅然とした態度でこれを了承、そのまま亡き父の知人がいる王都を訪ねるのだった。まだ叔父たちは知らない。実は店に並ぶ素晴らしき魔道具は追い出したオリビアにしか作れないことをー!「人を笑顔にできる魔道具師になりたい!」才能と笑顔あふれるオリビアが、大都会で繰り広げるモノづくりと出会いのサクセスストーリー!
子爵令嬢クロエには、前世で殺戮の魔道具を作っていた記憶がある。およそ千年後の平和な世に転生した彼女は決心した。「今世では、人々の生活を守る魔道具を作ろう」と。そうして研究に没頭していたある日、卒業パーティの場で親友の婚約破棄騒動が勃発。しかも断罪内容は嘘まみれ。親友を救うため、クロエが真実を全て遠慮なくぶちまけた結果ー命を狙われることになってしまい、大ピンチ!そんなクロエを救ってくれたのは、親友の兄であり騎士団副団長でもあるオスカーで?