著者 : 八神鏡
うちのクラスには飛び級した天才幼女がいる。見た目はまるでお姫様のように愛くるしいのだが、性格はとても冷めていて誰とも関わろうとしない。彼女が心を開くのは、同じ学校にいる聖母と呼ばれている姉だけ……と思っていたのだが、ある日なんとなくお菓子をあげてみたら、めちゃくちゃ俺に懐いてきた!? 意外とチョロかった天才お姫様は、俺にすごくデレデレで甘えてくる。その愛情は留まることを知らず、俺の義妹になるために姉とくっつけようとしてーー!? これは、天才であるが故に孤独だった美幼女と、どこにでもいる平凡なモブ少年の物語。
正真正銘の恋人同士になった中山幸太郎と霜月しほ。そして幸太郎は自らの意志で動き出す。自身の母と向き合うために。そして、しほの父と胡桃沢一徹の問題を解決するためにー。自分をモブだと認識してしまった少年と彼を特別だと言った少女のアンチハーレム「メタ」ラブコメ、お待ちかねの水着回&堂々のハッピーエンド!
3学期を迎えたクラスに季節外れの転校生がやってきた。ピンク色のツインテールに不機嫌そうな表情をした少女の名は、胡桃沢くるり。その正体はなんと、幸太郎の「男だと思って仲良くしていた幼なじみ」だった!幸太郎としほの「曖昧な関係」を訝しみキツめな態度を取るくるりだったが、なぜかしほの人見知りは発動しなくてー?
「北条家との縁談が決まった」。自身にとってトラウマそのものである母親から、結月と婚約しろと告げられた幸太郎。しかし、しほがそれを認めるはずもなく…「絶対に、やだっ」と泣かせてしまう。不甲斐ない自分とこの状況を変え、しほに想いを伝えると約束した幸太郎は、かつて“親友”だったキラリにある提案を持ちかけるー。
放課後、忘れ物を取りに学校に戻った中山幸太郎は、誰もいない教室で眠りこける霜月しほに遭遇する。クラスでハーレムを形成中のモテモテ男子・竜崎龍馬の大本命と噂の彼女だが、いつも無表情で笑ったところを見た者はいない。なのに今、その白い指が幸太郎の手を握ってー!?ヒロインとモブ男子の「秘密の関係」が始まる!