著者 : 凪
人類の存続をかけた《聖戦》。世界で唯ひとり、《魔王》レーヴェの隣に立つ憂人のもとに、新たな《天使》が迫る。人類最強・林鈴麗との熾烈な戦いーーそれぞれの想いが交錯し《聖戦》は加速する。 人類の存続を巡る《聖戦》が幕を開けた。 世界でただひとり、《魔王》・レーヴェの隣に並ぶ憂人が、《天使》たちと対峙しーー全世界を敵に回してその掌に掴んだのは”この少女に愛を知ってほしい”という切なる願い。 そのささやかな想いを胸に逃亡を続ける憂人たちに、次なる《天使》が迫る。 「《愛憎》を司る天使、林鈴麗ちゃんでーす。よろしくね」 第二使徒にして、人類最強と呼ばれる彼女との邂逅、”愛しみ”、”憎しみ”多くの想いが交錯し《聖戦》は加速する。 第28回スニーカー大賞《大賞》作、第2幕。
覚醒前のラスボス悪女・公爵夫人ディアーナに転生していた私。しかもすでに氷の公爵様とは政略結婚済みで、娘は私におびえ家庭内は冷えきっていた。将来負の感情にとらわれラスボスとして覚醒した私は、娘の恋人の勇者に倒される運命ーーなのだけど、そんなのはお断り! なるべく家庭円満、負の感情とは無縁のストレスフリーな生活を心がけたい! そう決心し旦那様との関係改善&娘をかわいがりまくることにしたのだけど……!? 様子のおかしな公爵夫人の脱ラスボス系悪女物語、華麗に開幕★
「人類は、“魔王”によって滅ぼされるだろう」突如、全人類の前に顕現した神はそう告げた。一ヶ月ほど前から無差別に発生した不審死により、既に八億人もの命が失われていた。“魂魄剥離”と呼ばれるその現象が、あどけない少女にしか見えない“魔王”によるものと神は言う。厄災を阻止すべく、人類を代表する十人の天使が選出され、“人類”対“魔王”-“聖戦”の火蓋が切られる。震撼する世界で、ただ独り高坂憂人だけは少女を知っていた。彼女が世界の敵に仕立て上げられ、助けを求め手を伸ばすか弱き存在であるとー。ひとりの少女が為、世界に仇なせ。第28回スニーカー大賞大賞。