著者 : 出海まこと
越後・上杉家と関東・北条家を結ぶ重要拠点、上野沼田。この地にて若き真田幸村は十倍以上の数で攻める北条家に対し、知略と勇猛さをもって必死の攻防戦を繰り広げていた。それは後の北条征伐のきっかけとなる名胡桃事変の開幕でもあったー。小競り合いを繰り返す真田と北条にやがて豊臣秀吉から停戦勧告が下される。沼田を与えられた北条だが、名胡桃城だけは真田領として残された。最前線では過去から続く因縁が爆発し、ついに名胡桃城侵攻が始まるのだがー。
天正十三年、晩夏。上杉家の人質として春日山で槍の稽古に励む真田幸村の許に届いたのは、徳川家による上田攻めの一報。上野沼田の地を巡り、徳川・北条両家による真田家討伐がついに始まった。まだ初陣前の幸村も上杉景勝の許しを得て上田城に急行し、真田家存続をかけた一戦に参加することに…。だがそこで目の当たりにするのは、絶対的な戦力差と、父・昌幸が描く老獪な作戦だった。北条征伐のきっかけとなる攻防戦。その裏に渦巻く秀吉・家康の陰謀の中、まだ若かりし幸村が戦場を駆け抜ける。
明治の初め。戊辰戦争を生き延びた元新選組二番隊長・永倉新八は、新政府の岩倉具視に処刑された新選組局長・近藤勇の首級捜索を依頼された。だが、京都で近藤の首級を捜索する新八の前に現れたのは、死んだはずの土方、原田、沖田だった。魔人と化し、近藤の首級を奪った元同朋を追いかけ、舞台は東京にー。近藤の地元・調布龍源寺にて土方の舞台に囲まれ死を覚悟する新八。その彼を助けたのは記憶を無くした斎藤一だった。果たして斎藤は敵か味方か。そして、土方たちの真の目的は何なのか?注目の新選組奇譚、第三幕!!新選組が名を上げた池田屋騒動。その裏で巻き起こった悲恋な短編も収録。
明治の初め。戊辰戦争を生き延びた元新選組二番隊長・永倉新八は、新政府の岩倉具視に新選組局長・近藤勇の首級捜索を依頼された。京都で近藤の首級を捜索する新八の前に、死んだはずの元新選組の同朋、土方、原田、沖田が現れる。結局、土方に首級を奪われた新八は、近藤の身体を求め東京へ向かうー!「斬らなきゃならねぇ!」新八の行動を支えているのは、かつての同朋への殺意のみだった。そしてー!?話題の新選組奇譚、遂に第二幕へ!出海まこと新選組ゆかりの地探訪記、ヤスダスズヒト描き下ろしのキャラクター図鑑など豪華な企画満載。
時は明治の初め。戊辰戦争も終結し、世の中も落ち着いてきた頃ー。戊辰戦争をかろうじて生き延びた元新選組二番隊長・永倉新八は、昔懐かしい江戸に潜入していた。新選組と言えば、新政府からは目の敵とされている存在。そんな危険な状態の中、新政府の中枢に立つ岩倉具視に、罪状免除を引き換えで、新選組局長・近藤勇の首級の捜索を依頼された。理由は不明だが、新八は“ノイポロイクシ”という先視の力を持つ松前忍・篝炎とともに、様々な想い出が残る京都に向かった。だがそこには、死んだはずの土方、原田、沖田がー!?「電撃hp」で人気を博した新選組奇譚、描き下ろしオリジナルコミック付きで、ついに電撃文庫で登場。
依頼を受けたら、お金持ちの屋敷から六畳一間の安アパートまで、どこでも住み込みでご主人さまに仕えるメイド、風間萌美。彼女は“ちょっぴりタレ目”が人懐っこそうで愛らしく、スタイルも抜群。メイドとして仕事をする時は、超ミニのエプロンドレスと真っ白いレース飾りのホワイトプリムで、まさに“メイドさんルック”と呼ぶのにふさわしい。普段は“ほわぁ”としたテンポで喋り、軽くボケた感じの優しい表情をしている萌美だが、彼女のメイド服の色が変わる時、もう一つの素顔が明らかになるー!?出海まこと&川元利浩のゴールデン・コンビで贈る、一話完結の短編連作。