著者 : 十文字青
長き因縁に決着をつけ、一時の平安を得たエルデン。ルーシーは着実に歩みを進め、カタリはエルデンデートに、ピンプは盃を重ね、トマトクンは体を休め、ユリカ、サフィニア、マリアローズはパジャマパーティ!?そしてアジアンはいつものように、薔薇の動向を気付かれない距離から見守っていた。だがそこにもう一つ、マリアに不穏な視線を送る影があった。マリアが、アジアンが!恋と世界の秘密に迫るシリーズ14巻。
『涼宮ハルヒ』『薔薇のマリア』『アンダカの怪造学』など、人気シリーズのスペシャル短編が、ここに集結!他にも、水野良の『魔法王国カストゥール』、長谷敏司『トイ・ソルジャー』、火浦功『未来放浪ガルディーン』など、人気作家の幻の作品も収録した超豪華ラインナップ。記念すべき100号を迎えた小説誌「ザ・スニーカー」に掲載された短編を中心に、文庫未収録作品だけを厳選した、ここでしか読めない珠玉のアンソロジー登場。
ZOOの新メンバー、ルーシー。彼の父親は、あのSIXなのか。マリアたちが息の根を止めたはずのSIXが、生きていたというのか。ルーシーにどう接するべきか戸惑うマリア。そして、真偽を確かめるために第八区へと向かい、SIXらしき男と対峙するアジアン。一方、SIXへの復讐を誓う、「秩序の番人」の副長ヨハンは…。「君を一度、この腕で抱けばよかった」-。最も過酷な最後の戦いが幕を開ける!慟哭の新章、第2弾登場。
マリアは、悪漢にさらわれかけていたルーシーを助けトマトクン邸へと招く。お金も行き場もないルーシーは、エルデンで独り立ちしようともがき苦しむ。そんなルーシーはアンダーグラウンドへと誘うマリア。目的地はD3“渾沌峡間”。多くの侵入者が探索に挑戦し、生還できなかった難所でZOOのメンバーたちは…。少し成長したマリアとZOOを襲う新たな試練、ルーシーに秘められていた衝撃の真実。驚天動地の新章、スタート。
ついに幕を開けた“7Sと七つの勝負”。魔術士ルヴィー・ブルームが仕向けた、七つのステージで待ち受ける強敵に挑む、八人の誇り高き仲間たちー捕らえられた“昼飯時”のメンバーを救うため、勝算も定かでない過酷な勝負に、みな爽やかな笑顔で身を投じてゆくのだった。一方マリアも自分の役割と使命を理解し、帰り道なき戦いに挑んでゆくー。戦いの果てにマリアは、そしてアジアンは何を見るのか、そして二人の想いは…。
ZOOが留守にしていた間に、エルデンでは“昼飯時”のメンバーが姿を消してしまう失踪事件が発生。メンバー消失の痕跡を求め、アジアンに協力することになったマリアたちだったが、目の前に現れた“白い魔術士”により、アジアンともども最悪のゲーム“7Sとの七つの勝負”に参加することに…ZOO、昼飯時、S*K、今クランの枠を超えた仲間たちが結集し、決戦に挑む!マリアとアジアンの想いが交錯するシリーズ新章、急展開。
ジェードリでの戦いが終わり、帰路につくZOO一行。ホッと一息つけるはずなのに、なぜかマリアの頭の中をよぎるのは、うっとうしいはずのアジアンのことばかり。自らの気持ちに戸惑いながらエルデンに戻ってきたマリアだったが、目の前に広がるありえない光景に、今まで閉じていた心が、ついに氷解する!?舞台は再び“無法者の街”エルデンへー新たな戦いの予感と様々な想いが交錯する、誰も予想できない驚きの新章、スタート。
「カタリを生き返らせてやれるかもしれん」マリア、ユリカをはじめ、ZOOの面々が仲間の死に打ちひしがれていた時、トマトの発した一言が再びZOOに力を与えるーいざ、洞窟を抜け神殿の奥底へ!今、マリアたちの決死の潜入作戦が決行される。迫るタイムリミット!行く手を阻む暗闇と謎の化物!!そしてトマトをも圧倒する存在!?果たしてマリアに笑顔は戻るのか、そして血塗れ聖堂騎士団との決着は!?ジェードリ編、完結。
もうひとりのZOOを訪ねジェードリにやってきたマリアたち。しかし、風光明媚なその港町は、不気味な黒十字の旗に占領されていた。かつて自身が在籍していた神殿にも掲げられた旗を見たトワニングは、珍しく取り乱す。そして、新メンバーも合流したZOOは、パンカロ・ファミリーと共に戦うことを決意するが…。かつてない最凶の怪物が出現するとき、ついにサフィニア決死の究極魔術が発動する!?-大興奮の新章クライマックス。
一通の手紙が届いた。差出人はジョーカーというトマトクンの旧友。莫大な資産を配分するから会いに来いという何やらあやしげな内容だったが、トマトクンの一声で、ZOOはジョーカーの住む、まだ見ぬ海の街に旅立つことに。しかしマリアたちは、そのとき旅路の先で起きている危機をまだ知るよしもなかった。旅先に集結する新たなZOO、妖しい教団、マフィア、そして“罪そのもの”!?-ついに舞台はエルデンの外へ。新章早くも最高潮。
エルデンに突如現れた謎の人物ルイ。自称“ベストセラー小説家”のその男が、8億ダラーの伝説の賞金首「蜥蝪四兄妹」の討伐企画を発表。マリアたちZOOも賞金目当てに参加することにするが、そこで待ち受けていたものとは!?一方、街は異界生物があふれ出てくるという異常事態に。「世界がおかしい」-人々がその異変に気づき始めた瞬間、それは大いなる意志による大いなる実験の始まりだった!異常事態に恋の花咲く新展開。
ベアトリーチェを救出したのもつかの間、エルデンの正義を守る“秩序の番人”と凶悪クラン“SMC”が全面対決に突入。マリアたちZOOにも再びSMCの極悪リーダーSIXの影が迫っていた。進撃するZOO。しかし激しい攻防の最終局面、彼らの行く手を阻んだのは、なぜかマリアにとって最高の味方であるはずのアジアンその人だった!対峙するアジアンとZOOのマスター・トマトクン。なぜ二人が!?今宵マリアにあまたの涙の雨が降る。
喪神街(オレストロ)で伝説の魔導女王を葬ったマリアは、街で一人の少女ベアトリーチェと出会う。蒼い瞳が印象的な美少女がマリアにもたらしたものとは、儚い微笑み、極悪クランの罠、ほんのちょっぴりの強さ、そしてー。エルデンの街がクラン同士の抗争にのみ込まれ、マリアに最悪の危機が迫るとき、再びZOOの仲間が立ち上がる!義のために押し殺す愛、愛するがゆえの非情。誇り高き仲間たちが再び闘いに挑む、待望のシリーズ第2弾。