著者 : 古寺谷雉
秦軍が数多の反乱軍を蹂躙するなか、章邯により王・田憺が討たれた斉国であったが、田栄・田横兄弟らの必死の抗戦により九死に一生を得る。斉と楚の関係改善のためにあえて無官の身となり、楚軍を率いる項梁へ会いに向かう田中。項羽と劉邦に再会し、茫増や宋義といった要人たちとも交わりを持ったことで、項梁の死を避ける道を見出した田中は、のちの“三傑”とも出会うこととなり…。大河歴史ファンタジー、気炎万丈の第4巻!
秦の名将・章邯が反乱軍を蹂躙するなか、ついに項梁が楚王となり奮い立つ項羽。張良との出会いを経て、楚王の助力を得るため留へ向かう劉邦。田中(タイムスリップした元会社員)も、田横とともに一族の対立勢力である田假らを追い留へと赴く。そこでついに出会いを果たした項羽と劉邦、あと田中。運命の歯車は大きく動き出し、斉国にも厳しい戦いと試練の時が訪れる。歴史のうねりが止まらない、邂逅と共闘、そして別れの第3巻!
会社員の田中“たなか”は秦王朝末期の中国にタイムスリップ。田中“でんちゅう”という名に勘違いされて田“でん”一族に迎えられ、得意の弁舌と機転で活躍し、再興した斉国で外交を担うことに。陣勝と呉広の反乱で大陸全土が揺れるなか、使者として反乱軍のもとに向かう田中は、沛県で劉邦と出会い登用の誘いを受けるが…。一方、窮地に立つ秦では、眠れる名将・章邯が動き出す!まずまず場違いな田中さんが大奮闘の新感覚英雄譚、怒濤の第2弾。
田中“たなか”(31歳・会社員)はある日突然、秦王朝末期の中国にタイムスリップ。見知らぬ地を彷徨うなか、後の斉王・田横“でんおう”と出会い、田中“でんちゅう”という一族の者と勘違いされ召し抱えられることに。持ち前の弁舌を生かして重用され、田横らと親交を深める田中は、現代に帰るため、そして田家の未来を変えるために時代のうねりに身を投じていく…。新たな視点で楚漢戦争を描き出す、全田中さん待望の新機軸歴史ファンタジー開幕!