著者 : 周防ツカサ
『過去の風景を、撮る』。駆け出しカメラマンの青年・透には、そんな不思議な力があった……。急逝した祖父の写真館を継ぐことにした透が巡り合った、見知らぬ過去を巡るいくつかの物語。その結末にあるものはーー。
高校1年の少年、望月譲はある日、自分がいつの間にか入学式の日に《戻っている》ことに気がついた。 疑問符を浮かべながら登校した彼は、同じ境遇の生徒会長から、驚愕の事実を聞かされる。 『学校の一定人数が、入学式から桜が散るまでの《くりかえす時間》の中にいること』 『そして、ここから出ていく方法は、この《ループ》の中で誰かと恋人になることーー』 《ループ》の外に好きな人がいる譲は、彼女がこの世界に訪れるのを待つことに決めるが、同時に《ループ》内に3年以上留まっているという、ある少女のことが気になりはじめてーー?
【悲報】俺氏、女子トイレで異世界人のお悩み相談役に就任。バレたら死亡。【通報不可避】 やあ、ようこそ地球に来た異世界人たちが通う学園へ。この缶ジュースは俺のおごりだ。まず飲んで落ち着いてほしい。うん「また」異世界モノなんだ、すまない。でもさ、舞台が女子トイレはなくね? もっと剣と魔法の世界で大冒険とかあるだろ! とか思うんだが、残念ながら俺が学級委員長のアイリス(かわいい。けどむっつり)に召喚されたのはそこだったんだ。それ以来、魔法の副作用か何かで、悩み事を持った人が来ると、俺はトイレの個室に自動召喚されるというーーなにそれ、どんな呪い? まあ、そんな辛い日々を過ごす俺の話、興味あったらぜひ読んでくれ。
『最終迷宮』に存在する復活のための装置『祭壇』がアップグレードされ、ついに人間世界に再侵攻する準備が整った。 さらなる戦力強化のため、資金調達や設備充実を模索するロレッタやサトルたち。だがその矢先、なんと『最終迷宮』の隣に突如別のダンジョンが出現!! それはロレッタをライバル視し、魔王の座を狙う魔族ユニスの陰謀だった。しかも彼女を補佐する参謀は現実世界でのサトルをよく知る人物でーー。そして彼女たちとの戦いの中、サトルとロレッタはついに《お別れ》の危機に立たされてしまい!?
今日もダンジョン運営に精を出す魔王の娘・ロレッタと、彼女に召喚された高校生の悟(サトル)。 ≪最終迷宮≫を脅かしていた最強の冒険者《覇王》こと、サトルの世界での才女・神宮寺理沙も捕虜とすることができ、もはやダンジョンの防衛は完璧……と思いきや!仲間の魔物の一匹・スライムさんが資金を横領し、お財布事情が大ピンチに!? 理沙も協力させて様々な節約作戦を試みる中、冒険者たちの蘇生を行なっていた組織・『教会』が良からぬ動きを見せ始めた。彼らはロレッタたちの《最終迷宮》について何か思うところがあるようで……?
少年・サトルには二つの顔がある。昼は『少々』問題児の男子高校生。しかし、夜は魔王の娘・ロレッタによって召喚され、彼女を助けながら魔物や罠を駆使して冒険者たちから迷宮を守る『迷宮の主(ダンジョンマスター)』。気弱で心優しいロレッタの住処を蹂躙せんとする、愚かな人間たちを駆逐するため、今日もサトルは、知略を巡らす──! とはいえ、面接でよい魔物が集まらなかったり、ドジなロレッタが勝手に罠にかかったり、『覇王』なる謎の超強い冒険者が現れたりと、サトルの『迷宮運営』はなかなかに前途多難であり……? 電子書籍だけの要素として、キャラクターデザイン画ほかを特別収録!
現代日本からやってきた者同士、頻繁に情報交換をするようになった裕貴と桐香。シャノンは仲よさげな二人を見て、もやもやした感情を抱えるようになる。三人の関係が不和を起こしはじめたそのとき、彼らの前にあらたな人物が現れた。彼女は創造主を名乗り、あまたのRPGの設定を混合してこの異世界を作り上げた張本人であると告げる。驚愕する裕貴たちを尻目に、彼女は驚くほどあっけない現代日本への帰還手段と、限りなく重いその代償を口にする──! 『完璧なレベル99』シリーズ、ついにクライマックス!
引き続き謎の異世界の探索を続ける《レベル99》の裕貴率いるゲームの世界のキャラクターたち一行。新たに訪れた地域で地下99階に及ぶ『無限生成ダンジョン』へと立ち向かうこととなった彼らは、複数のチームに別れ、迷宮の攻略を開始した。 しかしあるとき、彼らよりはるかに早いペースで攻略を進める謎の人物が出現する。裕貴たちとは対照的にたった一人で戦い続ける謎の《単独攻略者》の正体とは──!? そして迷宮の底で、裕貴たちを待つものとは!?
現代日本から異世界に飛ばされた元ゲーマー少年、現・ゲームキャラたちを率いる『軍師』の裕貴。そんな彼に新たな苦難が訪れた。 砂漠の国で一行のピンチを救った獣耳の少女・アルル。彼女は『高レベルで加入するが、強制イベントで洗脳され、敵となる』という悲しい運命を背負ったゲスト参戦キャラクターだったのだ。強力な仲間の加入に湧く他のメンバーをよそに、裕貴は指導者として、そしてキャラを愛するゲーマーとして苦悩する。果たして裕貴の決断は!?彼のレベル99の力とゲーム知識は事態を打破出来るか!?
携帯電話でゲームをする渋沢をうらやましそうに見つめる委員長。家が厳しい委員長は携帯も通話のみのしょぼいものだったのだ。考えた渋沢は、委員長に 「携帯可能なゲーム機」。をプレゼント。しかし真面目な委員長は 「そんな高価なもの、ただで受け取れません。買い取ります」 と言い出して、いろいろあった挙句に、みんなで秋葉の実家のゲーム屋でバイトすることになり……!? ゆるゆる青春ゲームラブコメ、第3弾!!
前回、なんとか学業とゲームの両立を成し遂げたレトロゲーム依存症の堅物委員長・早坂ちひろ。放課後ゲームをする旧宿直室、通称 「隠れ家」 にも平穏が戻ってきた……はずが、マゾゲーマーの秋葉瑞穂や、娯楽には潔癖な西園寺奏恵の二人が増えたことにより、微妙なトラブルが次から次へと勃発。しかも委員長は、進路や学校の課題で新たな悩みを抱えて……。師匠(マスター)渋沢は果たしてどうする……!?
全てのギャルゲーを支配する男、ギャルゲーマスター椎名の登場により、G研部長・桐ヶ谷京子が目指す「究極のギャルゲー」は程なく完成を見る!…はずだったのだが、それは遅々として進まなかった。試行錯誤するG研メンバーの前に現れたのは、椎名を狙う謎の黒尽くめ少女:夜桜美月(本名:田中さん)。彼女は椎名を賭けて、あるゲームの二次創作シナリオコンテストでの勝負を申し込んでくるのだがー頼みの綱のG研シナリオライター・サヤカは何故かあまりノリ気ではなく…!?ギャルゲーマスター椎名、またまた退部の危機!?シリーズ第3弾。
全ての選択肢を見通す男、ギャルゲーマスター椎名。今日も彼はその力で、物語に囚われた美少女たちを救い出している。ギャルゲー研究部に所属する少女たちも彼の能力に絶大な信頼を置き、彼に様々な厚意を寄せては『変態』『ロリコン』『寝取り野郎』といった賛美の言葉を捧げる。彼の覇道を阻む者はいないー。そう思われた矢先、一人の刺客が現われる。大手ギャルゲー攻略サイト管理人にして「ギャルゲープリンセス」を名乗る彼女は、『スキップモード読み』という怪しげな特技をもっていて…!?超展開連続のシリーズ第二弾。
ギャルゲー、それはいのち。 その全てを極めし者は、世界法則(ゲームシステム)を掌握し、あらゆる選択肢を見透し、決して迷わず、物語に囚われた姫君(ヒロイン)たちを救い出す(フルコンプ)する──。 この偉大なる力は一人の少年に授けられた。少年の名は、椎名雄介。 またの名を『ギャルゲーマスター椎名』。眠れるその力が開花したとき全宇宙に『約束された結末(エンディング)』と『開放(クリア)』が訪れる──。 ……って持ち上げて、勝手に宿命を背負わす幼児体型でドSな先輩がいるんですが、どうしたらいいでしょうか?
ついに己に秘められた力を知ってしまった異星の王女モニカ。力に振り回されずむしろ逆に柳楽を守ってみせるとまで豪語する彼女だったのだが……。 一方そのころ、発明お嬢様アリサは「ライバル誓約書」なるものを作成、モニカにサインさせて勝負を挑む。しかし、どうやらその思惑には柳楽への甘酸っぱい感情も混ざっていて……? そしてさらにモニカが「しんこんしょや」の秘密を知ってしまったことで、恋のバトルのボルテージは急上昇!? 大波乱の地球崩壊系ラブ☆コメディ「さーど」! 登場です!
モニカを目の敵にする発明少女、アリサ襲来! 手始めとして柳楽をオとすことを画策し、怒涛の三角関係に──というベタな展開になるはずだったのに、学校の謎の地下ダンジョンで密室に閉じ込められてイロイロあったり、柳楽の兄、恭平が率いる生徒会の女子委員と何故かプール&水着でバトルすることになったりと奇天烈な事件が続発! しかしその影で、アリサの新たな発明品『カバカバフューチャー』によって柳楽の「死」が予見されてしまい……!? どうなる柳楽!? お色気&コメディ大増量の『せかんど』、満を持して登場です☆
片倉ハルは“吸血鬼”だった。 普通の高校生、森坂玲子は、そんなハルと「血の交わり」を経験してしまう。 玲子は、想い人であるハルとの奇妙な契約を交わしたことに心の動揺を隠せない。しかし、ハルのほうは玲子と男女の関係を意識するどころか、その態度は、以前と全く変化がなく、飄々としたもの。 地味に落ち込む玲子だったが、そんな二人の間に一つの波紋が発生した。フランスからの留学生、マリア・ドゥ・ケイゼル。金髪碧眼である彼女の容姿や纏う雰囲気は、どこか浮き世離れをしていて、どこかハルと似ていた……。
私は、闇夜で首筋を噛まれた。プツッという音が響き、朱い玉が肌を伝った。それが、彼との関係の始まり。 彼は、私の心を激しくかき乱す。彼に会うたびに、言葉を交わすたびに、見つめられるたびに、ドキドキとゾクゾクがやってくる。彼の身体の一部に触れただけで立っていられないのだ。 ……そう、彼は、私にとって『特別』な存在。-私の血を吸った“ひと”。 『闇の眷属』たちが現代を舞台に妖しく踊る……。
名村哲平と桐沢弥生。二人はコンビニで出会い、そして「非日常」の扉を一緒に開けた。彼らが迷い込んだその先は、時間が一日ずつさかのぼっていくという「フリップ世界」だった。毎日過去に戻されていく名村と桐沢は、悩み、苦しみ、励まし合い、笑い合って、なんとか出口を模索しようとするが…。そんな二人の様子を、真っ黒な少女がずっと眺めていた。