著者 : 土橋真二郎
願いが叶うチケットがあるという。それは学校伝統のチケットで、使用者の願いを叶えるのだ。そのチケットを手にすることができるのは男子に限られ、そして願いを叶えるのは同級生の女の子だという。その名はーおっぱいチケット。…伝説は本当に存在する。-揉むか揉まれるか。“夢と希望”、そして“絶望”が表裏一体となった伝説のゲームが幕を開ける!『扉の外』『アトリウムの恋人』の土橋真二郎が贈る、最新“ゲーム”小説。
大学生の朝倉僚は、目を覚ますと知らない場所に閉じ込められていた。ずきずきと痛む頭、はっきりとしない直前の記憶、首に巻かれた無骨なワイヤー。そして、その場所には“ある共通点”を持つ人間たちが集められていた。かつて制作の頓挫したゲームアプリ“SOD”-その開発者たちが一堂に集められ、ゲームのプレイヤーを“演じる”ことを命じられる。矛盾を起こせば死ー記憶だけを頼りに“抜け落ちた時間のイベントを補完する”、決死の舞台が幕を開ける。
女子だけが持つ機器「ブリッツ」の効力をいち早く理解し、ゲームの主導権を握った沖田。だが、ゲーム攻略のためにペアを軽視する彼の行動は他の女子との軋轢を招き、一転して不利な状況に追い込まれてしまう。利用する者とされる者、男子と女子の力関係が表面化した中で続行される脱出ゲーム。その流れに反発する女子グループの台頭などゲームはさらなる混迷を見せる一方で、いまだ見えぬ“脱出”の条件…。果たして勝利を掴むのは?土橋真二郎が贈るノンストップゲーム小説。
タクティクス東京は成功を収めスフィア世界も順調に再生を始めていた。だがしかし、前田篤人は“謎の現象”に巻き込まれていた!毎晩気づくとベッドの上で横になっている自分。その世界は明らかに自分の世界とは異なり、またスフィア世界でもなかった。やがて聞こえた女性の悲鳴に前田は外への扉を開けてしまうが…。まるで夢の中の世界にいるような違和感。持ち越せない異世界の記憶、そして起こる生き残りを懸けたサバイバルー。その現象が示すものは?『ラプンツェルの翼』コンビが贈る、人気シリーズ第3弾。
スフィア再開の宣伝をかねて、現実の東京で開催されたイベントゲーム「タクティクス東京」。サークル存続のため、部長の青原遙花は参加に意気込む。しかしー、「…東京をあきらめないで」謎の言葉を残してサークルを離脱した高橋悠羽美。やがて「スフィア世界」から“魔王の部下を名乗る四天王”が現れ、都内各所に拠点を築きはじめる。さらにはイベントに参加していた前田たちが、ゲームから抜け出せなくなるというトラブルに巻き込まれてしまい…!?現実世界でゲームの“制約”に縛られたSSSメンバーの運命はー?『ラプンツェルの翼』コンビが贈る、待望の新シリーズ第2弾。
とある理由により閉鎖された仮想世界「東京スフィア」。高校生の前田は、普段は言葉を交わさないクラスのアイドル青原遙花から、その存在について相談を受ける。身に覚えのない東京スフィアの入場チケットと大金100万円ーその後も執拗にスフィアのことを調べたがる遙花は、前田の他にも数名の生徒を誘って、サークルを設立してしまうのだが…。そのチケットは、前田にとって歓迎すべき“招待状”なのか、それともー!?『扉の外』『ラプンツェルの翼』の土橋真二郎が贈る、待望の新シリーズ。
他人を生贄にして自らの生を得るーそんな冷酷な選択を繰り返しがらも、生徒たちは課せられたルールに従うことで精神状態をなんとか繋ぎ止めていた。だがゲームは、生徒たち自らの“裏切り”によって、クラス間での騙し合いへと発展する。友人、恋人、血縁ー人との“より深い絆”が生き残りの鍵となる中で、鈴木理香という恋人を得た篠原純一だったが……。やがてゲームは最後のステージへ!戦慄のジレンマゲーム、完結編。
生き残るためクラスメイトに投票し生贄を選出するか。それとも自ら生贄に志願し、他者を救うかー残酷な選択を前に、生徒たちが思考を停止させる中、やがてルールにある変化が起こる。生贄志願者の“価値の低下”-それは投票による生贄の選出を促すものであり、やがて起こるクラス間での凌ぎ合いを意味していた!そんな中、篠原純一は、些細な誤解やすれ違いによって徐々にクラスから孤立していき…。ジレンマゲーム第2弾。
「今から三時間後にあなたたちは全員死にます。ただし生き残る方法もあります、それは生贄を捧げることです」卒業を間近に控えた篠原純一が登校してみると、何故か校庭には底の見えない巨大な“穴”が設置され、教室には登校拒否だった生徒を含むクラスメイト全員が揃っていた。やがて正午になると同時に何者かから不可解なメッセージが告げられる。最初はイタズラだと思っていた篠原たちだが、最初の“犠牲者”が出たことにより、それは紛れもない事実であると知り…。
ー誰かが言った。この二つには共通点があるのではないか。一つは時折マスメディアをにぎわす集団自殺のニュース。そしてもう一つは人間が殺し合う娯楽ビデオが存在するという都市伝説。出会いや遊びが目的のオカルトサークルに所属する福永祐樹は、ネットで偶然見つけた自殺サイトに興味を持ち、集団自殺の現場となったというある廃墟にたどり着く。だが祐樹が目覚めた時、彼を含むサークルメンバー11名は密室に閉じ込められていた…。戦慄の密室サスペンス、上巻。
ネットで得た情報をもとに集団自殺の廃墟を探していた福永祐樹含むオカルトサークルメンバー11名は、気が付くと密室に閉じ込められていた。そこで待ち受けていたのは、一方的に提示される不可解な“ルール”と、夜を迎える度に一人、また一人と殺されていく悪夢のような現実ー。やがて祐樹たちの前に“警告者”が現れ、密室の中で行われる死を賭けたゲームの存在とどこかに“殺人犯”がいることを告げるが…!?疑心渦巻く密室サスペンス、下巻。
天使と人間との“関係”に疑問を持つ者が起こしたクーデターによって、「天使たちの楽園」ユーロランドは、一瞬にして人間を閉じ込める“檻”と化した。騒動に巻き込まれた遼一と奈々は、人質となった天使の姫を助けるためキサラギとともに危険な“ゲーム”に身を投じるが、そこに待ち受けていたのは“クリアするために他者の命を奪わねばならない”という過酷な選択だった!死へのタイムリミットが迫る中、遼一たちの選んだ選択とは?その一方で、非情な決断を下す上層部に反発を覚える天使たちも現れ…!?“禁断”のゲーム小説第四幕。「ユーロランド」編、クライマックス。
「私は本当の場所を探すことにするー」“プログラム”を勝ち残り天使となることを許された奈々。ある日、遼一たちは同好会の合宿で奈々の研修先「ユーロランド」を訪れるが、何故か遼一は奈々と会うことに消極的な態度を示す。お互いを想うが故に空回りする奈々と遼一。しかし、そんな二人をよそに“天使たちの楽園”で突如クーデターが起こってしまう。奪われた“姫”を救うため、アトラクションに用意された“ゲーム”に挑む遼一たち。三人一組でのチーム戦という制約の中、二人が組むことになった相手とは…?土橋真二郎が贈るノンストップゲームストーリー、第三幕。
「-ずっとそばにいればいいのよ」平穏な生活は唐突に終わりを告げる。奈々が目を覚ました時、見知らぬ場所で一人、全裸で鎖に繋がれていた。喧嘩しながらもいつも隣で見守っていた遼一から無理やり引き離され、自分と似たような境遇の四人の少女と対峙する奈々。彼女たちは奈々と同じく、プログラムに落第した面々だった。五人の少女が閉じ込められた部屋にあったのは、五つの剣と四つしかない出口。それは、生き残りをかけた密室ゲームの始まりでもあった。遼一を想う奈々と、奈々が残した言葉を噛みしめる遼一。そして彼はー。ノンストップゲームストーリー第二幕。
“もしもこのトランクを拾った方がいたら絶対に開けないでください。人にとって危険な武器が入っています。開けない限り危害はありません”混乱する事故現場で相沢遼一が託された歪にひしゃげたトランク。その中に入っていたのは、両膝を抱えるように丸くなっている精巧な人形のような…一糸まとわぬ少女だった。はたして彼女が危険な武器なのか、もしくは何かの道具なのか、それともー。遼一の手元にあるのは七つの駒と地図とウサギのぬいぐるみ。謎の少女を連れて、目的の見えぬ生き残るための“禁断”のゲームが始まる。
福原駿介が囚人ゲームサイドから渡されたのは一台の携帯ゲーム機。その携帯ゲーム機を起動させてみたところ、中に囚われていたのは、あの“オリビア”だった。彼女を助けるために、福原はゲームに参加することを決めた。ゲームの目的は“魔王を倒し姫を救出すること”で、しかも現実とゲーム機の中の世界がリンクしているらしい。魔王とは何者なのか。そして姫とは果たして…?ゲーム機を片手に東京の街を歩き回る“冒険”が始まる…!ノンストップゲームストーリー第3弾。
パルスに感染したことで一変した福原駿介の人生。“兵士タイプ”“英雄タイプ”“指揮官タイプ”“魔法使いタイプ”のなかから“魔法使いタイプ”と診断された彼のパルス能力とは果たして…?そしてその駿介が挑む次なるゲームとは!?読み出したら止まらない!ノンストップゲームストーリー第2弾。