著者 : 夏海公司
真紅に煌めく戦闘機を駆る美少女・グリペン。空に焦がれる少年・慧のパートナー。想いはひたむきだが、世間知らずでその挙動は相変わらず不審で不安定。山吹色に輝く戦闘機を操る金髪美少女・イーグル。天真爛漫で自信過剰、明るく楽しく敵を倒せばいーんじゃん?そんな二人の前に新たな戦闘機美少女、ファントムが現れる。清楚で可憐なルックスながら、これが腹に一物も二物も抱えた曲者で…?個性も思いもばらばらな3機編隊は謎の敵性体・ザイを迎え撃つべく出撃する!戦闘機×美少女ストーリー第2弾!
「ミカサ自動車のインターネットゲートウェイ構築が取れたぞ」年度末の超繁忙期、社長が受注してきたのはなんと国内最大の自動車メーカー案件。悲鳴をあげながら対応を開始する工兵だが、頼みの立華はなぜかうわの空…からの無断欠勤…からの退職話!?どうやら隠された事情があるようで、工兵は立華の復活を目指して行動を開始する。しかし一方、ミカサ案件も待ったなし。立華不在で苦境に立たされる。はたしてミカサ案件の行方は?そして立華は本当に会社を辞めてしまうのか?風雲急を告げる、萌えるSE残酷物語。第12弾!
人類の前に突如出現した謎の飛翔体、ザイ。災厄を意味するその存在は桁外れの戦闘力であらゆる航空戦力を圧倒した。彼らに対抗すべく開発されたのが、既存の機体に特殊なチューニングを施し、異次元の高機動を実現したドーターと呼ばれる兵器。操るのは、アニマという操縦機構。それはー少女の姿をしていた。パイロットだった母をザイにより失った少年、鳴谷慧が出会ったのは真紅に輝くスウェーデン製の戦闘機、そしてそれを駆るアニマ、グリペンだった。人類の切り札でありながら挙動が不安定なグリペンと、空に焦がれる少年の、長くて熱い物語がはじまる。
部長代理・桜坂工兵、爆誕!スルガシステムが驚天動地の企業買収。子会社となるのは社員数8名のデジタル・ヴィレッジ。その部長に兼務で就任した藤崎はさらりと長期出張へ、そこで白羽の矢が立ったのは例によって工兵だった。任務は簡単な事務処理だけ…という話どおりにいくはずもなく、工兵は現場と会社の板挟みに。さらに優良システム開発会社という触れ込みだったDV社が実は大赤字ということが明らかになる。技術アドバイザの役割を振られた立華とともに、工兵は事態の打開を図るが!?萌えるSE残酷物語、第11弾はまさかの管理職編!
福利厚生なんてものとは無縁に思われたスルガシステムでまさかの社員旅行!行き先は熱海。温泉、宴会など、楽しいイベントを夢想して勇み立つ工兵だったが、システム開発会社の社員旅行が平穏無事に終わるわけもなく!?そんな表題作のほか、悪魔の言葉“ASAP”に苦しめられる立華と工兵を描く「もう悩まない?システムサイジング」。さらに優秀すぎる一年目・次郎丸の日常を垣間見る「インタビュー?ウィズ・ニューリクルート」、工兵の妹で元気印の誉の活躍を描く「誉=コンティンジェンシー」を収録。萌えるSE残酷物語、短編集第2弾!
アルマダの攻勢を受け、業平案件は守りきったものの業績が悪化したスルガシステム。苦境を脱すべく、社長が下したミッションは従来の個別システム構築ではなく定型のサービス開発と拡販だった。その実行チームとして立華、梢が選ばれる。そして犬猿の仲の二人を束ねるプロダクト・マネージャーに指名されたのはーもちろん我らが桜坂工兵!慣れない業態に五里霧中&試行錯誤の工兵たち。希望が見えたと思った矢先に立ちはだかるのは、思わぬ障害と失敗の許されない巨大な取引先!?萌えるSE残酷物語、新たなるチャレンジの第9弾。
とある大企業のコンペで、工兵は競合するライバル社、アルマダ・イニシアティブの新人エンジニア、次郎丸縁と出会う。同じ新卒ということで親近感を覚える工兵だったがー、アルマダはスルガシステムを脅かす超攻撃的企業だった!次郎丸はその尖兵として新規案件のコンペはおろか、リドルトリルをはじめ既存の顧客すら奪い始め、その魔手はついに橋本のいる業平産業まで及ぶ。危機感を募らせた工兵は全力で迎え撃つ決意を固め、立華と一致団結するが。
毎度おなじみの社長の強権発動により取引先のオフィスに常駐勤務となった工兵と立華。常駐先は国内最大手のコンピュータ企業で、なんと藤崎の古巣だという。大企業なので、さぞかし豪華な業務環境に違いない…、と勇み立つ工兵。しかし、二人を待ち受けていたのはプロジェクトルームと呼ばれる、理不尽かつ不自由極まりない場所だった!いつもと勝手が違う環境で二人は苦境に立たされるが、そこで工兵が見出した一手とは!?萌えるSE残酷物語第7弾。
「桜坂君さ…バイトしてみない?」大学のゼミの同窓会で再会したアイドル的存在の伊織に持ち掛けられたのは、小さなオフィスの無線LAN導入。それなりに場数を踏んできた工兵は、かわいい女子からのその誘いを断り切れずに受けてしまうがそれが泥沼への第一歩で!?そんな表題作ほか、怪しげな新製品の検証を描く「今すぐ始める?検証作業」、新卒なのになぜか採用の面接官を立華と一緒にすることになる「絶対合格?採用面接」、さらには橋本課長と姪乃浜梢にまつわる掌編を収録。萌えるSE残酷物語第6弾はシリーズ初の中短編集。
「あんた西日本と東日本どっちが好き?」唐突に投げかけられた立華のなにげないその質問が過酷な出張行脚へのはじまりだった。東西二手に分かれた立華と工兵に課されたミッションは、他ベンダーより請け負った通信機器の現地設置作業。簡単に思えた業務だがすんなり行くわけないのがこの業界。理不尽な行き違いや手配ミスが次々と行く手に立ちふさがり、限られた権限しか与えられていない二人は難儀することに。そして最後に辿りついた先はなぜか工兵の実家。工兵の妹も登場して事態は混迷の度を深めるが!?話題の萌えるSE残酷物語、第5弾。
とある企業から出入り禁止処分となったスルガシステム社長・六本松。しかし、その企業は大規模案件の発注を控えており、諦めきれない六本松がそのコンペに参加するべく自らの代打として白羽の矢を立てたのは、あろうことか新卒の桜坂工兵だった!右も左もわからないまま、立華や梢の力を借りて提案書の作成をはじめる工兵だったが…。立ちはだかるのは先方の公明正大を絵に描いたような潔癖キャリアウーマンに業界大手の競合企業たち。はたして小規模会社の新入社員・工兵に勝算はあるのかー。
平凡な社会人一年生、桜坂工兵は厳しい就職活動を経て、とあるシステム開発会社に就職した。そんな彼の教育係についた室見立華は、どう見ても十代にしか見えないスーパーワーカホリック娘で!?多忙かつまったく優しくない彼女のもと、時に厳しく指導され、時に放置プレイされながら奮闘する工兵。さらには、現場を無視して受注してくる社長のおかげで、いきなり実際の仕事を担当させられることになりー。システムエンジニアの過酷な実態をコミカルに描くスラップスティック・ストーリー、登場。
水無瀬率いる“水車小屋”の暗躍により、日本とアポストリは一触即発の事態を迎え、居留区は厳戒態勢となる。学は前評議長の娘である星祭を呼び寄せて“十字架”評議会へ送り込み、アポストリ側からの開戦の引き延ばしを図る。そして自らは“水車小屋”を止めるべく東京へ。一方、葉桜は学との関係について思い詰めた様子を見せる。人とアポストリ、学と葉桜、それぞれの関係の緊張が高まっていき、本格的な開戦まで猶予のない中、学はぎりぎりの攻防を繰り広げるがー。はたしてその決着は!?近未来ボーイ・ミーツ・ガール、完結編。
ラパーチェ事件での責を負い評議員候補の資格を剥奪された葉桜は、さらにアポストリ高等法院による監察を受けることになる。しかし、やってきた稻雀と名乗る軍務省憲兵はゴスロリ風の出で立ちをした、どこかとぼけたアポストリだった。そんな折、東京で反アポストリ派議員が暗殺される。裏で〈水車小屋〉が暗躍し、アポストリに対する感情が悪化する中、恵吾や茉莉花の身にも危険が迫る。情勢はきな臭さを増していき、稻雀の監察もある状況で、学は覚悟と決断を迫られる。人間とアポストリ、二つの種族の未来の行方は…。
「やっと会えたー、葉桜」琵琶湖上、アポストリの本拠地である“十字架”付近に浮かぶ多景島。社会科見学でそこを訪れた学と葉桜は金色の髪をした謎の少女と出会う。白夜と名乗る彼女は葉桜の名を呼び、また葉桜もなにか思い当たることがあるようだった。その出会いから葉桜は豹変する。白夜に異常な執着を示し、一方で彼女の存在を周囲から隠そうとする。学はその理由を探ろうとするが、事態は思わぬ方向に転がりはじめー。はたして白夜の正体とは!?第14回電撃小説大賞“選考委員奨励賞”受賞作第3弾。