著者 : 夕鷺かのう
優秀な神力を持つ聖女候補アリアセラ。 ある日呼び出しを受けるとそこには王太子ジークフリードがいてーー 「俺の婚約者になってもらえないだろうか」 「無理です」 何を隠そう彼は『薄い聖典(ほん)』で妄想のネタにしているその人で!? 国の危機を救うための政略婚約だと言われ承諾するが、なぜかジークの求愛は止まらず……結婚はしないって約束ですよね!?
病弱令嬢に転生した武闘派OLの呉葉は、隣国の皇子イザークに告白され戸惑っていた。 けれど返事に悩む暇もなく、イザークの祖国が絡む事件が発生し、このままだと国際問題に発展!? この事態を打開する一発逆転の策としてクレハとイザークは偽装婚約することに!? しかも彼からの求愛は演技じゃなくてーー前世が筋肉喪女には刺激が強すぎます!
ひきこもり魔女のラスが偶然助けたのは誰もが憧れる王太子アレンだった! 初対面からアレンはなぜかラスに対して好感度MAX! しかも王太子妃に迎えられる可能性が浮上して……もしかして伝説の"溺愛の呪い"にかかってませんか!? 呪いを解くには彼の側から離れなきゃなのにーー 「君は俺の特別だから」 完璧王子の溺愛包囲網から逃げられません!
武闘派OL呉葉は溺れていた子どもを助けて死亡。 すると『その強靭な魂わたくしにください』と虚弱な公爵令嬢クレハに転生ーーするも、寝たきり生活がツラくて町に下り、ごろつき相手に大立ち回りする現場を隣国の皇子イザークに見られてしまう。 その姿を気に入られた(?)呉葉は彼と秘密を共有し、本物クレハの命を奪った犯人を追い詰めることに!?
「竜神さまは生贄を受け取るつもりがない?」 聖女見習いのルーチェは、目の前の青年ーーオルフェンにそう告げられ大混乱。 人の姿を持つ彼は、間違いなくこの地を守る竜神さまなのに。 「俺は絶対に喰わん」「召しあがっていただけるまで、絶対おそばを離れません!!」 かくして食べてほしい生贄の聖女VS意地でも食べたくない竜神の謎の同棲生活が始まり!?
生まれながらの不運体質な女子大生・楠城湊は、その日もすこぶる体調が悪かった。 迷い込むように路地裏の料理処を訪れた湊は、そこで謎めいた美貌の店主・白澤さんに手料理を押し売られる。 「帰しませんよ? 貴女には、僕の料理を食べていってもらいます」 そう言って出された料理はなんと【肉じゃが】!! おかげですっかり体調は戻ったものの、その日からなぜかーー妖怪が見えるようになってしまった!! 白澤さんのご飯を食べれば治まる(?)ことから、店でバイトする代わりに簡単お料理レシピを教わることになり……!?
決死の告白でようやく想いを通わせた雛花と志紅。 だが、仮死状態だった兄・黒煉の体に、志紅に宿っていた男神・伏羲(ふっき)が戻ってしまった。 このままでは兄の自我が食い潰されると焦る雛花は、瀕死の志紅とともに禁城を脱出。 渾沌の魔・丹朱から解決の糸口を探ろうとするが!? 「何もかも片付いたら、俺と結婚して欲しい」 柵(しがらみ)から解き放たれた二人の結末は!?
志紅が雛花に告白したことにより、数々のすれ違いからようやく一歩進んだかに見えた二人。 しかも告白で開き直った志紅の恋着は留まることをしらず、雛花は押されっぱなし!! 一方で、知れば命がない皇室の秘密を知ってしまった雛花は、己に宿った女神(?)と命を懸けた謎解きに挑むことに。 ところがようやく見つけた答えは、まさかの後宮解散!?
「明晩から、陛下がこちらにお泊まりになられます」 帝位を簒奪した志紅の目的を探るべく、後宮脱出計画中の雛花に突如告げられた同衾宣言。 実は、志紅が新たに迎える四妃の中の一人に、魔物が擬態しているというのだ。 志紅が妃を娶るのも複雑だが、警護のために一緒に寝るのも……と心臓がもたない雛花の前に現れたのは、妃とは名ばかりの面々で!?
武将軍・志紅(しこう)に淡い恋心を抱く公主の雛花(すうか)は、幼馴染の彼のため、特別な神の力を授かることができる【天后】になろうと勉強に励む日々。 ところがその志紅が、雛花の兄である皇帝・黒煉(こくれん)を殺して帝位を簒奪! しかも「今日から君は俺の妻だ」と告げ、雛花を後宮に拘束してしまう。 大好きだった人の豹変に、雛花はあの手この手で脱走を図り、目的を探ろうとするが!?