著者 : 嬉野秋彦
虎は躍り、龍は微笑む虎は躍り、龍は微笑む
“華洲”が天下に誇る二つの武術院ーその一つ、自由な校風がモットーの雷星武術院の寮で暮らす緑科の少年、金の瞳の孤児・琥珀は、今日も肉まんを盗んで紅科の華紗に追いかけられていた。そんな琥珀はある日、先輩・勇仁を助けたことから美しい親友・龍童とともに、ライバルである幻風武術院とのメンツを賭けた“獅王争覇”に出場することに!隠された陰謀と禁じられた恋が交錯する天覧試合の行方はいかに!?エキゾチック学園ストーリー上演開始。
闇の座の貴公子闇の座の貴公子
辺境の地から、謎の軍勢が王都バンホークを目指し進んでいた。同時に隣国グロスグラードも動きだした。ノーデンソークは、今まさに魔人ロミュアルドの手におちようとしていた…。王宮に身を寄せるディートリヒとカラベルクは、人間同士の戦に参加すべきかどうか悩んでいた。王妃パウリスカは、二人に母親のもとへ帰るよう勧めるが…。妖精の騎士たちの冒険ファンタジー、クライマックス。
あかつきの剣士あかつきの剣士
氷の城を目指し旅をする妖精の騎士・ディートリヒとカラベルク。ノーデンソークの王都バンホークに立ち寄った二人は、夜、愛馬の嘶きで目を醒ます。その時ディートリヒが感じたのは、血の臭い。臭いをたどって行きついた民家で二人が見たのは、老夫婦の惨殺死体だった!ディートリヒが屋根の上を走る人影を発見し、二人はあとを追う。なんと影の正体は、長い髪の美しい少女で…。