著者 : 安居院晃
聖女の迫る黒い影ーー最強の死神が闇を振り払う! 知識の国と呼ばれるブリューゲル王国にある禁忌図書館。 一つの事件を解決すれば、すぐにまた次の事件が舞い込んでくるーー。 ある日、聖女であるシスレが禁書の解読を依頼してくる。 禁書に目がないクムラは喜んで引き受けるが、書物はシスレの実家にあるとのことで訪問する事に。 無事にシスレの実家へ到着した一同。 クムラはすぐに解読に入るが、ヴィルに告げられたのは魔物の討伐依頼だった。 突如出現するようになった魔物と毎晩のように対峙するヴィル。 ある日、これまでと違う雰囲気の魔物と、知った顔がヴィルの前に立っていて……? そして魔物と禁書との関係が明らかになるーー。
怖がりなお姫様と共に、いざお化け退治! 今日も世界一可愛いぽんこつチョロかわお姫様クレルのお世話をしつつ、皇都の民の悩みを解決する敏腕執事ロート。そんな主従の下に舞い込んだある手紙がきっかけで、二人はお化けが出ると噂の修道院へと出向くことに! 超怖がりなのにロートが心配で同行するといって聞かないクレルと共に、ロートはお化けに纏わる謎を解き明かしていく! 「ロートは私のなんですから、傍にいないと駄目なんです!」 チョロかわ最強皇女様×毒舌万能執事の最愛主従譚、第二幕!
天使を護るは、最強の死神ーー 多くの図書館が存在し、知識の国と呼ばれるブリューゲル王国。 王都には、悪用すれば国が亡ぶと言われる呪いや能力を持つ、禁書だけを所蔵する禁忌図書館があった。 禁書の処遇を一任され全知の力を持つ最高司書官のクムラと、万物に死を与える力を持つ補佐官のヴィルが禁書を管理・封印し、守護にあたっていた。 いつもの様に図書館を管理する二人の前に、突如禁書の封印が解け、霧の巨人が出現。 再び封印するため、ヴィルは死神と呼ばれる力で、巨人へ立ち向かう!! 再封印を終えた矢先、死神の力が欲しいと敵対する帝国から勧誘を受けるヴィル。 断った報復にクムラへ危機が訪れるーー。怒(いか)るヴィルは真の力を解放させる!
「チョロすぎます、クレル様」 世界最硬の防御魔法を操る天才魔法士ロート。そんな彼の仕事は世界一可愛いぽんこつチョロかわお姫様クレルの護衛執事。 愛ある毒舌に逐一可愛い反応をする彼女を愛でつつ日々お世話するロートの下にある日、国宝である「魔鍵」を護ってほしいという依頼が届く。解決に乗り出した二人だが、それはやがて国の、そして二人の運命を揺るがす大事件へと発展していきーー 「私の執事さんは、絶対に私を護ってくれますよね?」 チョロかわ最強皇女様×毒舌万能執事の最愛主従譚、開幕!
スネイエルス王国にある魔法図書館の司書業務の傍ら第三王女で幼馴染みのフィオナの遊び相手をする少年セレル。慌ただしくも楽しい日々を送っていると、ベルナール公爵家から愛娘シオンの病を治す方法を探してくれと頼まれ引き受けることに。彼女の身体を調べたところ、呪詛魔法に侵されていることが分かり、すぐに治療法を探しはじめるセレル。そんな中、彼女の容体が急変したと報せが届く。治療法を見つけられていないセレルは雷系統魔法で相殺し消滅させようと試みるのだが、それに気付いた呪詛刻印がセレルの身体に乗り移ってきて…。大図書館の書物を巡るビブリオ・ファンタジー、開幕。
「どうして出張先にもついてくるんですか、姫様?」王都に渦巻く陰謀を撃ち砕き、元の日常に戻ってきたレイズ。(相変わらず姫様からの視線を受けつつも)任務をこなしていると、同僚の宮廷魔法士アリナと共に東部の農園地帯への出張を命じられる。そこに待っていたのは、以前レイズがケーキを通じて知り合った公爵令嬢レナでー何で隣に姫様までいるんですか!?ついてきたんですか?困惑しつつレイズは任務に挑むことになる。のどかな農園に潜む闇を果たして解き明かせるのかーてっ、だから、姫様、視線バレバレですってば!姫と少年の“じれ甘”王道ファンタジー、第2弾登場です。
「相変わらず意味が分からない魔法の精度ね、化け物?」「化け物は酷くないですか?僕は仕事してるだけです!」宮廷魔法士の少年レイズは、先輩に弄られつつ圧倒的な精度の遠距離魔法で次々と任務をこなしていたが、一つ悩んでいた。それはーこの国の姫様がじぃーっと見つめてくること。「姫様、どうかしましたか?」「ひゃいッ!失礼しました!」目が合ったり話しかけたりすると、姫様は顔を真っ赤にして走り去ってしまう。その、どうして僕を見つめてくるんです?戸惑いながらもレイズは、魔法士として頭角を現していく。ちなみに姫様、見てるのバレバレです…。第5回カクヨムWeb小説コンテスト特別賞受賞。