著者 : 宮之みやこ
セクハラ当主をビンタして奉公先から追い出された、役立たずな“はらぺこ”スキル持ち&ド貧乏男爵令嬢のララローズは、めげずに就職先を探そうと王都へ向かっていた。道中の森で彼女は、地面に突き刺さった綺麗な包丁を発見し、ちょっと借りようと抜いてみたところ、その包丁が喋り始めて離れなくなってしまう。しかも、その包丁で料理をすればするほど「れべる」というものが上がり、「すきるつりー」とやらでスキルはどんどん増えていく。“塩生成”“バフ付与”“プロテイン生成”?わけのわからないスキルに首をかしげつつ、ララローズは今日も家族へ仕送りをするために包丁を振るう。その包丁が、聖剣とは気づかないまま。やがて彼女は、食べれば食べるほど力がみなぎってくると噂される、れべるあっぷ食堂を開店させるのだがー!?第8回カクヨムWeb小説コンテスト特別賞受賞作!
5歳のアイが聖女として異世界から召喚されて数か月。アイは夫婦の愛情を受け、無自覚に力を発揮しつつもすくすくと成長していった。そのおかげで魔物が出る数も減り、平和の象徴でもある新年の祝賀会が数年ぶりに行われることに。エデリーンとおそろいのリボンとコーディネートにはしゃぐアイはまるで天使のよう。このまま祝賀会が無事に終わると思いきや…!私の夫ユーリに熱い視線を向ける美女リリアンの姿を発見!ちょっと!私の大事な人に何をするのよっ!?仲良し家族に最大の危機、迫るー!
「私は聖女を愛さなければいけない。だから君を愛することはない」夫となるユーリ陛下の言葉を受け、エデリーンはお飾り王妃として過ごすと決意。マキウス王国では国の繁栄のため、陛下が異世界から召喚される聖女を愛する使命があった。だが、聖女が召喚されたと思ったら…えっ?5歳?その上、体には殴られた傷跡が…!悲惨な姿を目にしたエデリーンは宣言。「この子は、私がたっぷり愛します!」身も心も傷ついた幼女が、エデリーンに愛されて何気に無双し、すくすく成長していくー。子育てから始まる、ほのぼの疑似家族生活スタート!
「聖女殿に、婚約破棄しないと国を滅ぼすと脅されたんだ」婚約者である王太子・アイザックに告げられた、悪役令嬢・コーデリア。「婚約破棄などしたくない」と苦悩する彼を、聖女になんか渡さない!そんな時、コーデリアにも聖魔法が使えると判明。それなら私が聖女になって殿下を解放してみせる!大聖女を決める投票に向け、前世広報部の意地にかけて自己プロデュースを頑張ります★大本命の悪役令嬢ラブコメ!第7回カクヨムWeb小説コンテスト恋愛(ラブロマンス)部門大賞。