著者 : 小野上明夜
“太陽”としての力が広まってから、エリッセの生活はすっかり一変!周囲の態度はもちろん「オレに惚れろ!」と言い続けるディガンにもうんざりするばかり。そんなある日、“星”同士が称号をかけて戦う「星合」がレドレリカで開催されることになる。各国よりおかしな来賓が次々とやってきて困惑するエリッセたちだったが、そこに『贖罪の王』ギガンスティ皇帝・リューナーが現れて!?
囚われの身のアリシアは、ゼオルディスが望む「幸せな結末」の物語を考え続けていた。創作の参考に、幽閉中のグラネウスを訪れるが、そこにはライセン家の「家族の肖像」が!最愛の人の姿に涙を流すアリシア。しかし、突然その絵にゼオルディスがペンキをぶちまけた!!ころころと変わる彼の態度。アリシアの中に、おかしな違和感が広がっていき…?真実の「幸福」を告げる第14弾。
各地で反乱が大きくなっていくシルディーン王国。カシュヴァーン生存を、決起したティルナードたちを信じるアリシアは、不穏な空気の王宮で助けを待ち続けていた。ところがオーデル地方反乱鎮圧のため、ゼオルディスはラグラドール人派兵を決定。それを知ったエルティーナが城を出て行方不明に!彼女はアリシアに、愛読書『夢の王子様』を残していき!?「目覚め」の時がくる、第13弾。
王宮へ連れて来られたアリシアは、特別に「嫌い」なゼオルディスと対面。かつての「贅沢」を取り戻すため、カシュヴァーン追放撤回を要求するも、楽しげに笑う王によって図書館地下の牢に幽閉されてしまう。そこには、元聖女クロエとナディールがいた。クロエと近況を確かめ合ったその夜、アリシアの前に現れたのは、行方不明だった「息子」ルアークー!?大切な「初恋」を守る、第12弾。
“星”と呼ばれる能力者であるエリッセは、何をやっても失敗ばかりの不幸体質。階級も万年最下位の六等星だ。恩師グラシカルに報いようと、能力を増強する禁呪・暗黒星に手を出した!…はずが、オレ様ディガンが登場!?「お前の望みを叶えてやろう」「きゃきゃきゃのきゃー!?」-凶悪に笑う彼に拉致されてしまったエリッセ、目指すはなぜか王宮!?星が煌めくラブコメ・ファンタジー、開幕。
ライセン屋敷の中を、アリシアは「怪物」から必死で逃げていた。だが、相手に捕まった瞬間、アリシアの目をまばゆい光が射る!あの夜以来、カシュヴァーンがきらきらと輝いて見えるのだ。誰もが呆れる夫婦のやり取りが繰り広げられる中、ついにティルナードとノーラがレイデンへ戻ることに。家族との別れを寂しく思うアリシアだったが、そこへ援軍を引き連れてゼオルディス新王が到着する!!今さら、と訝しむ夫婦に王が告げた言葉とは…「運命」すらも大きく変える、新章突入の第11弾。
春の日差しが降り注ぐ王宮の中庭では、華やかな式典が催されていた。「宰相による国王暗殺」という衝撃的な事実が発表されると共に、ゼオルディス王子の即位が決定したのだ。戴冠式と結婚式が同時に行われ、王宮に滞在中だったライセン一家も参列することに。興味津々のアリシアと苦々しい表情のカシュヴァーンだったが、そこに現れた予期せぬ人物の宣言により、事態は一変するー!!緊迫した状況の中、死神姫と暴君夫、ついに念願の夜…!?夫婦の「愛」が何よりも強い!大注目の第10弾。
アリシアとカシュヴァーンの間に設定された、ルアークの誕生日。盛大な誕生会を開催することになったライセン一家は、それぞれ個性溢れる祝いの品を用意するが…そこにやってきた、奇妙な誕生祝いとは!?また、ティルナードがセイグラムに隠れて外出をするあんな一日や、レネがバルロイから決別(?)するこんな大騒動など、これまで語られることのなかった五つの「絆」を紡ぐ短編集が登場!死神妻と暴君夫、いつもとちょっとだけ違うおかしな夫婦の日常は、いつも以上に甘ーいラブが大増量。
うららかな日和のアズベルグ地方で、「春」を謳歌する者が一人…ティルナードとついに婚約することになったメイドのノーラだ。アリシアの怪我も良くなり、全員でレイデン地方へ向かう準備をしていたのだが、そこに王家から「怪奇」を主題にした仮装舞踏会への招待状が送られてくる。様々な仮装に身を包み、王宮へと渋々向かうカシュヴァーンたち一行にゼオルディスが連れてきたのは、スタンバール家の令嬢でティルの婚約者…!?赦されない贅沢と、あなただけへの「想い」を知る第9弾。
春の訪れを喜ぶ祭りとともにアリシアの誕生日が盛大に祝われる中、ジスカルドの使者からもたらされた報せにより、カシュヴァーンたち一行はラグラドールへ向かうことに。バルロイやレネの歓迎を受けて暴君夫が様々な探りを入れる裏で、初めて目にする海に大興奮のアリシア。しかし、突然の襲撃によりルアークが負傷、“翼の祈り”の本拠地へとさらわれてしまう…!!そこで、ついに“聖女アーシェル”と対面するがー!?たったひとりの、特別な王子様の元へ帰りたい!夫婦の愛に、「波乱」含みの第8弾。