著者 : 岡崎武士
紫綬褒章受章作家・稲葉真弓がかつて「倉田悠子」の別名義で著した、『くりいむレモン』の絶品ノベライズ。今なお色褪せぬ伝説の名作、ここに復活!日本中が軍国主義に染まった昭和16年。大学生・村上正樹は、奇妙な求人に導かれ、僻遠の山奥に佇む豪奢な洋館“黒猫館”を訪れる。女主人の冴子とその娘・有砂、メイドのあや。蠱惑的な女たちと織りなす陶酔と頽廃の宴の果てに、正樹を待ち受ける罠とはー(『黒猫館』)。高度成長期もピークを迎えた昭和45年。奔放な過去と決別するかのように、正樹は弁護士を生業としていた。しかし、桜の香りに誘われた彼の前へ、あの“黒猫館”がふたたび姿を現し、30年前の倒錯の日々が甘やかによみがえるー(『続 黒猫館』)。“倉田悠子=稲葉真弓”を自ら明かしたエッセイ「私が“覆面作家”だったころ」を特別収録!
"世界は変わっていくものばかりだけど。今この場所今この自分今この気持ちだけは変わらない" 世界の全てを検索し、万物を保存し続けるネットの女神サマーープラトニックチェーン。 バーチャルとリアルの狭間から、彼女は今日もあなたの望みを叶えてくれる。 5ページだからすぐ読める。色褪せることのない名作SFショートショートが書き下ろしを加えて完全復刊。
“ネットワークではなく、人の心をサーチするんです。”探偵で、天才ハッカーで、女子高生たちの噂話で、世界の全てを検索できるネットの女神サマープラトニックチェーン。誰かと接続がらずにはいられない人々が、今日も彼女に奇妙な願いをかける。5ページだからすぐ読める。色褪せることのない名作SFショートショートが書き下ろしを加えて完全復刊。これぞ決定版!
悪魔ドルアーガから塔を奪還し、世界に平和をもたらしてから3年。愛するカイとの婚礼の前日、バビリム王国の王子ギルは不思議な夢を見た。女神イシターが訪れ、カイに危険が迫っていることを告げるのだ。目覚めたギルはカイの元へと急ぐ。訪れた神殿には、カイを連れ去ろうとする魔術師・スカルドの姿があった。あえなく奪われたカイを取り戻すため、ギルは封印されたドルアーガの塔に再び挑む。