著者 : 川原礫
「-行くぞ、レイン!!」「-来い、ロータス!!」加速世界にあまたの悲劇と混乱をもたらしてきた謎の組織“加速研究会”。その表の顔は、六大レギオンの一角として港区エリアを支配する白のレギオン“オシラトリ・ユニヴァース”だった。全ての元凶にして黒幕、白の王“ホワイト・コスモス”との決戦を前に、黒雪姫率いる“ネガ・ネビュラス”は赤のレギオン“プロミネンス”との合併会議に臨む。実に三倍もの規模を誇る大レギオンの全貌を初めて目の当たりにし、圧倒されるハルユキだったが、会議は序盤から思わぬ展開を辿り…!「シルバー・クロウ!!ネガ・ネビュラス代表として、オレと戦え!!」
ー“光の巫女”アリス。闇の軍勢すべてを犠牲にしてでも、我が手中に収める。“最終負荷実験”二日目。整合騎士による命がけの奮闘により劣勢になったダークテリトリー軍は、卑劣な手段で反抗を開始する。アンダーワールドを外部から観測していた米軍傭兵・クリッターが、現実世界の人間たちを最終決戦に投入したのだ。その“本格派VRMMOゲームのベータテスター”は、五万人を超えた。闇の軍勢の増援に、絶体絶命となる人界軍。アスナ一人では到底太刀打ちできなかった。そこに、アンダーワールドで言い伝えられてきた創世の神々が舞い降りる。白く輝く太陽神ソルスと、優しく暖かい地母神テラリア。その二柱は、シノンとリーファの姿をしており…。
ピトフーイのリアルな死をかけた第二回スクワッド・ジャムから約三ヶ月。突如アナウンスされた第三回大会に、レン、ピトフーイ、フカ次郎、エムの最強チーム“LPFM”が挑む!優勝候補筆頭と目される彼らを待ち受けていたのは、“時間経過とともに海へ沈むフィールド”“MAP中央に潜む“UNKNOWN”エリア”“無名チームの結託”という過酷な状況だった!-そして大会中盤、突如全プレイヤーに告げられる特別ルールとは!?時雨沢恵一&黒星紅白による「もう一つのソードアート・オンライン」が、再び動き出す!!
凶暴なルビーアイ二体を倒すことに成功した“孤独者”こと空木ミノルは、同じような能力を持つ“味方”が集まる厚生労働省安全衛生部特別課ー通称“特課”にスカウトされる。“特課”最強の能力者といわれる“屈折者”小村スウとコンビを組んだミノルは、敵の隠れ家に侵入する作戦に挑む。そこで目撃したのは、最強最悪の敵“液化者”の意外な正体で…!絶体絶命の窮地に陥ったミノルとスウの運命は…!
デスゲーム“ソードアート・オンライン”に閉じ込められて二ヶ月弱。攻略の最前線であるキリトとアスナは第五層へと到達していた。迷路のような街並みと極端に森や川などの自然が少ないこの“遺跡”エリアで、二人はゲームの醍醐味でもある“遺物拾い”をこなし、アイテムやコル(お金)を稼いでいく。そしてキリトは街の地下墓地で発生する小規模な“クエスト”を提案する。アスナも賛同するが、それが彼女の不幸の始まりだった。そのクエストには、彼女がもっとも苦手とするモンスターが登場するからだ。そう、墓地といえばー。果たして、アスナは恐怖心を克服し、第五層を攻略できるのか…?
黒雪姫が卒業してしまう前に、“加速世界”の果てー“ブレイン・バースト”のクリア条件を解明するため、ハルユキはスカイ・レイカーと共に“帝城”へと赴いた。絶対不可侵であるはずのそこには、何故か陽気に二人を迎える黒の剣士、グラファイト・エッジの姿が!?困惑するハルユキはついに知る、七番星『揺光』の神器“ザ・フラクチュエーティング・ライト”が“帝城”に鎮座する意味を…。かつてない数の登場キャラクター&アバターで贈る、次世代青春エンタテイメントの最新刊!
白のレギオンに挑むため、黒雪姫率いる“ネガ・ネビュラス”は、緑のレギオン“グレート・ウォール”との休戦及び共闘を申し出た。緑の本拠地・渋谷第二エリアにて、緑の王“グリーン・グランデ”、その幹部集団“シックス・アーマー”と対峙するハルユキたち。しかし会談が開始される直前、思いがけない人物が乱入してくる。そのアバターは、黒雪姫と同じく、真っ黒な姿で、二本の剣を携えていた…。両レギオンに浅からぬ因縁を持つそのバーストリンカーが二人の王に持ちかけた、驚くべき提案とはー!?ついに“宇宙”ステージも実装!?な禁断の最新刊登場!
“リアル世界のピトフーイの死”をかけて戦う第二回SJ。最悪の事態を回避できる唯一の方法は、レンの手によってピトフーイを殺すことだった…。参加を決意したレンは“ALO(アルヴヘイム・オンライン)”からコンバートした地元の親友・美優とタッグを組み、次々と強敵をなぎ倒していく。一刻も早くピトフーイのもとに辿り着こうと焦るレンたちをよそに、鬼のような強さと狂気をみせるピトフーイは「死」を愉しむかのように参加チームを壊滅させていきー。果たしてレンはピトフーイを救うことが出来るのか?79,408発の弾丸が乱れ飛ぶ緊迫&白熱のクライマックス!!
突如、全ての“GGO”プレイヤーにアナウンスされた、第二回スクワッド・ジャム。知らせを受けた第一回大会優勝者のレンこと小比類巻香蓮だったがーあまり気が乗らない様子。そんな中、香蓮に忍び寄る、謎のストーカー男が口にしたのは、こんな言葉だった。「第二回スクワッド・ジャムの夜に、人が死にます」敵として出場するピトフーイを“SJ2”内で倒すことでしか、“最悪の事態”を避けられないという男。香蓮は苦悩の末、大会への参加を決意するのだが…。『キノの旅』コンビが贈るもう一つの『SAO』、第二弾が登場!
謎の地球外有機生命体に寄生された少年・空木ミノルは、自身の能力“孤独”を武器に、人類の敵“ルビーアイ”にからくも勝利する。その日、ミノルは“加速者”ユミコから、“組織”へ誘われる。組織の役割とは、人間に危害を加える“ルビーアイ”能力者の撲滅。共闘を依頼されたミノルは、加入するかわりに、あることを要求する。それは、自分自身の“存在”消去。彼は、“誰も自分のことを知らない世界”を追い求めていた…。ミノルの次なる敵は、最も危険で狡猾な相手、“酸素”を操る“発火者”。絶対的な“孤独”を抱く少年の行方はー!
身長183cmの女子大生・小比類巻香蓮。長身コンプレックスが災いし“現実世界”では人付き合いが苦手な彼女を変えたのはVRMMO“GGO”だったー。身長150cmにも満たない理想の“チビ”アバターを手にした香蓮は、全身ピンクの戦闘服を身に纏い、プレイヤー“レン”となってGGO世界を駆け回る!そんなレンの前に現れた美人プレイヤー“ピトフーイ”。GGO内ではレアな女性同士、意気投合するのだがーある日レンは、最強ガンナー決定戦“BoB”のチームバトルロイヤル版“スクワッド・ジャム”への参戦をピトフーイから打診され…。時雨沢恵一&黒星紅白による、もう一つの『ソードアート・オンライン』が登場!
「行くぞ、アスナ!しっかり掴まってろよ!-ティルネル号、発進!」謎めいたダークエルフ騎士のキズメルといっときの別れを交わし、次層を目指すキリトとアスナ。アインクラッド第四層、そこには“水路”が広がっていた。なんとか街に到着した二人を出迎えたのは、湖水に浮かぶ白亜の街並みと、大小無数のゴンドラだった。第四層を自由に移動するためには、専用のゴンドラを入手しなければならない。キリトとアスナは、船材をゲットするために、大型火炎獣“マグナテリウム”に挑む!そして、ここ第四層には、意外な人物との再会が待っていて…!
“加速研究会”との戦いを終えて黒雪姫ら“ネガ・ネビュラス”は、ついに白のレギオン“オシラトリ・ユニヴァース”との決戦を決意する。“ホワイト・コスモス”に挑むためには、緑のレギオン“グレート・ウォール”との休戦協定が絶対条件だった。緑の王“グリーン・グランデ”と交渉のため、ハルユキは緑の本拠地・渋谷へ向かう。そんな重大な局面で待っていたのは、高級ホテルのプールで水着姿になる黒雪姫で!?これは新たな特訓なのか。それともただのレクリエーションなのか!?熾烈なバトルを終えたあとは、ラブコメイベントに突入!?
「キリト、教えて…。私は…どうすればいいの?」最高司祭アドミニストレータを倒した代償、それはユージオの死、そしてキリトの精神喪失だった。激闘から半年後。アリスは、意志の無い虚ろな表情で車椅子に乗るキリトと“ルーリッドの村”に身を寄せていた。整合騎士としての役目“人界の守護”をベルクーリに託したアリスは、心を失ってしまったキリトと静かに暮らすことを選んだのだ。そして、“アンダーワールド”には、賢者カーディナルの預言した“最終負荷実験”が刻一刻と近づきつつあった…。“ダークテリトリー”からの邪悪な息吹が“人界”に流れ込み始める。ついに、恐るべき闇の軍勢が動き出そうとしていた。
アインクラッド第二層のボスモンスターを、激闘の果てに倒した“ビーター”のキリトと、その暫定的パートナーである細剣使いアスナは、次なるフロアへの階段を上る。第三層。そこで二人を待ち構えていたのは、フロア全体を深く包み込む大森林と、初めての大型キャンペーン・クエストだった。森の中で戦う二種族のエルフの騎士たち。そのどちらかに加勢することで、クエストは開始される。“ベータテスト”時は必ず相討ちになっていた二人のNPCだが、キリトたちは黒エルフの女性騎士“キズメル”を生き残らせることになぜか成功してしまう。ベータ時との違いに戸惑いながらも、NPCであるキズメルと交流を深める二人。一方、他プレイヤーたちによって、ついに第三層初の“攻略会議”も開催される。そしてその会議の場で、キリトとアスナは、ひとつの重大な選択を迫られる…。
神獣級エネミー“大天使メタトロン”を撃破したハルユキ。この世界を汚染する“ISSキット”本体の破壊まであと少し…と思った矢先、加速研究会メンバー、ブラック・バイスとアルゴン・アレイが現れ、赤の王スカーレット・レインを拉致してしまう。ニコを守ると約束したハルユキは、戒めを解かれた大天使メタトロンの加護を受け、ブラック・バイスを追跡する。いっぽう黒雪姫は、現実世界からニコの回線を切断するため、楓子、謡、あきらとともに、ミッドタウン・タワーのポータルへと向かうが…。“最強のカタルシス”で贈る、次世代青春エンタテイメント!
梅郷中学の文化祭にて。ハルユキからチケットを受け取った女の子たちと、それを知った黒雪姫の視線によって、盛大な火花が散らされている中。文化祭は、みんなの頑張りをかたちにし、賑やかに進んでいた。しかしそのさなか、“マゼンダ・シザー”の手によってISSキットを寄生させられていた綸が倒れてしまう。緊急事態を受けて、黒雪姫たちはISSキット本体を護る“大天使メタトロン”討伐ミッションを決行する。万全の戦力で臨むため、まずは“アクア・カレント”救出に挑むハルユキたち。だが、帝城東門で待ち受けていた“四神セイリュウ”の猛攻に、一行はたちまち傷ついていく。そんな中、セイリュウ最大最凶の攻撃、“レベルドレイン”の恐怖がハルユキに迫るー!
新アビリティ「光学誘導」を獲得したシルバー・クロウことハルユキ。ようやく「メタトロン」との決戦の準備が整ったかにみえたが、戦いの舞台は梅郷中学の文化祭へとうつる。「スカーレット・レイン」ことニコと、「アッシュ・ローラー」こと日下部綸に文化祭の招待状を渡してしまったハルユキは、黒雪姫の氷属性なオーラに脅えながらも、クラス展示班の仕事を他のメンバーと協力してやりとげる。そして、文化祭本番への期待に胸をふくらませるのだった。しかし、加速世界に混沌を広めんとする「マゼンタ・シザー」の魔手が、思わぬ方向から迫りつつありー。
キリトが謎のファンタジー世界に入り込み、二年が過ぎた。“北セントリア帝立修剣学院”の“上級修剣士”となったキリトと親友ユージオの二人は、人界最強の秩序執行者“整合騎士”目指し、修行の日々を過ごしていた。“上級修剣士”の二人には、身の周りの世話役があてがわれる。キリトにはロニエ、ユージオにはティーゼ。四人は互いに絆を結び、充実した修士生活を過ごしていたーその時。突然、“悪意”はやってきた。ロニエとティーゼが、下劣な貴族達の罠に嵌められる。それを知ったユージオは彼らに対して剣を抜こうとするも、教会への信仰心で身体が動かない。その時、ユージオの右目を凄まじい激痛が貫き、奇妙なしるしが浮かび上がる。それは、ユージオには読めない神聖文字の羅列だった。-「SYSTEM ALERT」。
「このゲームはクリア不可能なのよ。どこでどんなふうに死のうと、早いか…遅いかだけの、違い…」茅場晶彦によるデスゲームが開始されて一ヶ月。この超難度のVRMMO内で犠牲になったプレイヤーは二千人にも及んだ。“第一層フロアボス攻略会議”当日。自身の強化のみを行うと決め“ソロ”として戦うキリトは、会議場に向かう中途で、最前線では珍しい女性プレイヤーと出会う。強力なモンスター相手にレイピア一本で戦い続ける彼女は、あたかも夜空を切り裂く“流星”のようでー。キリトが“黒の剣士”と呼ばれる契機となったエピソード『星なき夜のアリア』、さらに“第二層フロアボス”攻略戦にまつわる、とある少年鍛冶職人の悲哀を描く『儚き剣のロンド』他全三編を収録。