著者 : 弧印
みすてぃっく・あいみすてぃっく・あい
冬休みの女子寮には、4人の美術部員しかいなかった。ぼけぼけおっとりの沖本部長に読書魔の天才・三輪先輩、あっぱらぱーの門倉せりか、そして優柔不断な私・久我崎蝶子。私たちはひたすらに戯れるーピクニックをしたり、チェスをしたり、いっしょにお風呂に入ったり。けれど、蛇行をつづける他愛のないおしゃべりも、ぼんやりとした空想に耽る時間も終わるだろう。なぜなら私は迫られてしまったからーせりかと先輩に。三角関係。私は選ばなければいけないー愛の行方を。第1回小学館ライトノベル大賞・期待賞受賞作。
PREV1NEXT