著者 : 悠木りん
星美と心寧、二人の契約の先にあるものーー 夏休みが明け、転校生がやってきた。未羽美憂は、星美の幼馴染みでありトラウマの元凶だ。幼少の頃に彼の“可愛い”を否定した彼女は、笑顔で「また仲良くなりたい」と言う。複雑な心境の星美は距離を置こうとするが、ある日女装して出かけた先で彼女と遭遇する。正体を隠したまま彼女をプロデュースすることになった星美だったが、ついに女装がバレてしまう……。傷つき、苦しむ星美。そんな彼の姿を見た心寧は、とある決意を固め、そして彼らの契約関係は終わりを告げるーー。プロデュース系ラブコメ、シリーズ完結巻!
夏休み直前、ショッピングを楽しむジル(星美)と心寧は、夢中になりすぎて通り縋りの女性のバッグを汚してしまう。その値段、なんと六十万円!せめてのお詫びにと、女性の経営するカフェでバイトをすることに。すると、そこにはキッチンで働く折戸の姿が!?ジルは、自分の正体がクラスメイトの星美であることがバレないよう、バイトをこなさなければならない。更には、伊武から折戸の好きな人を探るように頼まれ、彼女をプロデュースすることに。これは陽キャな彼と彼女と、それをつなぐ女装男子・陰キャ女子のひと夏の物語。
自称“最強に可愛い”女装男子、星美次郎。道を歩けば、誰もが必ず振り返るような超絶美人。学校ではそのことを隠している彼だが、ある日隣の席の陰キャ女子・心寧四夜にバレてしまう。「秘密を守る代わりに、わたしを星美くんみたいに可愛くしてください!」唐突に始まった、心寧のプロデュース計画。彼女にメイクをしてあげたり、女の子の格好で一緒に服を選びに行ったり、スイーツ店で映える写真を撮ったり。「でも、星美くんは男の子…なんだよね」女装男子が陰キャ女子を“可愛く”する、プロデュース系ラブコメ!
「ずっと一緒にー隣にいてくれる?」「うん。永遠に」幼い頃に交わした約束。それ以来、わたしとつむぎは何をするにも二人一緒で、変わらない関係のはずだった。それなのにー。「私、恋がしたいんだ。しおりはそれを小説に書いて?」体が弱く入院中のつむぎが口にした『お願い』は、彼女と、わたしの昔馴染みの男の子との疑似恋愛を小説に書く、というものでー。一つの『お願い』から変わり始める、わたしたちの関係。恋と小説の中に、つむぎが求めるものとは?わたしと彼女、そして彼とで紡ぐ青春物語。
偽物の空、白々しい人工太陽。全てがフェイクの地下都市で、リアルな『何か』を探している少女レニーが出会ったのは、サボリ魔で不良少女のトーカ。レニーは彼女に特別な『何か』を感じ、一緒の時間を過ごすようになる。ある日、レニーの前に空から赤く燃える小さな球体が。それを『太陽の欠片』と名付けたレニーは正体を調べる。一方でトーカにも変化が…。ずっと続くと思っていた二人の日常は音を立てて崩れ始めー。第14回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞。ガールミーツガールから動き出す青春SFストーリー!