著者 : 我鳥彩子
少女小説の名作『なんて素敵にジャパネスク』を愛する作家が夢の競演! 現代を舞台に、とある姉弟の大事件を描く『じゃぱねすく六区』、 幼い吉野君とのエピソード『み吉野に 春は来にけり』、 結婚から10年経った瑠璃姫・高彬夫妻の物語『女郎花の宮』、 由良姫を励ます煌姫の、名推理が冴え渡るミステリー(!?)など、 ジャパネスクファンが楽しめるトリビュート作品をこの1冊に! コミカライズを手掛けた山内直実のコミックエッセイ、1999年版のイラストを担当した後藤星が描く"名場面"も収録。
三人の姉と王位継承権を争う王子・果潤は、守銭奴だが自分の益になる人物には支援を惜しまない。そんな果潤の屋敷を、亡国の王女の生まれ変わりという少女が訪れ、王国再興に力を貸してくれというが?
天上世界を治める天帝の二五三番目の皇子・麗姿は、美貌が取り柄と言われる25歳。美しいことが至上とされる綺麗国への婿入りを命じられるが、お相手の王女は結婚したくないようで……神がかりラブコメ!
天都人が住む天上の天都宮から、地上の太陽国の皇子の元に、天帝の末娘・未鳴皇女が降嫁することに。期待に満ちて旅立った皇女だが、誤って地上に転落してしまい!? 東洋風神がかりラブコメ!
王家のために働く王立探偵。その仕事のひとつは、呪われた力を持つ物具を調査すること。王立探偵シオンは、助手の少女ラナと共に、血の涙を流す肖像画を調べるため、所有する伯爵家に向かうが…?
女神の不興を買ったとして、王子フォルシティアは流刑地ラタ島へ送られた。島の領主の娘エディスは王子に惹かれ、足繁く王子のいる館に通っていたが、幼なじみの青年ルウェインとの縁談が持ち上がって…?
大衆新聞紙の記者ユリアは、しつこくて頑固で、書く記事は妄想仕立て。オスカーの醜聞ネタ(ガセ)を掴んだユリアは、記事を載せない条件に、アデルに潜入捜査を提案し!? 甘くとろけるラブコメ最終巻!
小説の続編を構想中の少女アデル。恋人の公爵家の嫡男・オスカーは、アデルに振り回されっぱなし。そんな頃、王都に《黒薔薇》と名乗る美術品泥棒が出没して!? 新釈『あしながおじさん』待望の続編!
公爵家の嫡男オスカーは、金と身分が目当ての女達に絶望していた。そんな折、友人に唆され、匿名で小説家志望の少女アデルを支援することに。金にも身分にも関心ないアデルが、オスカーには新鮮すぎて!?
一応、楽耀と婚約した花梨。だが《反転の術》が解けなければ楽耀を正式に駙馬(公主の婿)としてお披露目することはできない。花梨としては、正式に結婚せず、このままでいいのにと思うが…。涙と笑いの完結編!
麗鋒国の第一公主、花梨。母親の影響で、想像力豊かで煌恋小説が大好き。趣味に生きたいと願っているが、公主という立場上、政略結婚が運命。だが、避けられる限りはと、今日も後宮を抜け出し…!?
魔王の邪気を吸い込み、“聖憐の乙女(仮)”の身の上になってしまったディオナ。ナハトへの想いも告げられずにいた。そんな折り、天界から大物天使「通称デュー」が年末監査にやって来た。ディオナの存在が問題となるが、デューは、刻印が復活してから一ヶ月の間に、魔界で最も不幸な悪魔を救うことが出来たなら、魔界に“聖憐の乙女”が存在する意義を認めるという条件を出してきて…!?
魔王のとんでもない命令により、トレンドが林檎作りになった魔界ー。王子・ナハトに攫われ、花嫁となったディオナだが、今までの「不運」がドジとなって表れるようになってしまう。それを見て、ドジっ娘萌えが開花するナハト。一方、ディオナは『ナハトを人間に戻したいなら好きになるな』というザジルの言葉に戸惑っていて…!?驚くべき真実が明かされる、魔界ラブコメディ第2巻!!
「不運な家系」で有名な家に生まれたディオナ。今生での幸せは諦め、来世のための善行積立が趣味という風変わりな美少女である。17歳のある日、貧乏貴族のお決まりで借金の形に政略結婚することになるが、奇妙な三人組が現れ、見知らぬ世界に連れ去られてしまう!彼女を待っていたのは、眩しいほどに美しい青年ナハト。彼は自分を魔界の王子だと言い、ディオナを「花嫁にする」と宣言して…!?
とうとう、龍臥殿で一夜を過ごした花蓮ー。翌朝、漢の純情が本懐を遂げたという情報が、またたくまに後宮中に駆け巡る。一方、花蓮は梅花殿へ帰る途中、キラキラ光る綺麗な石を拾っていたのだが、この石が最後の大騒動を巻き起こして…!?妄想寵妃の中華コメラブ、完全無欠の大団円…!!
皇太后が毒に倒れたー!しかし、何も知らない花蓮は、目覚めると自分の部屋にいた。後宮にいたはずが、なぜこんなところに…?鳴鳴の姿を探すと、そんな侍女はいないと言われてしまう。訳がわからない花蓮に、父たちは『夢を見たのだろう』という反応。後宮へ上がり、陛下と一緒に過ごしたあの日々は、夢!?花蓮は必死で、夢ではない証拠を探し回るが…!?
鳴鳴は、オルディア王弟の娘ー。その素性だけでも信じられないのに、玉毅との縁談まで持ち上がっていることに驚く花蓮。だが、花蓮はオルディア王弟がアル・サーフであることまでは知らなかった。この縁談には皇太后の思惑が絡んでいるのだ。鳴鳴を政治の駒にしようとする天綸に腹を立てた花蓮は、ついに絶交を言い渡して…!?中華風ラブコメ、怒涛のクライマックス突入!見逃せない!!
稜王夫妻が誘拐された。関係者が一様に「めんどくさ…」と思っているところへ、稜王を解放する条件を記した文が届く。要求は金ではなく、意味不明な珍品。花蓮は、きっと犯人はただの河賊ではないと興味津々。そんな時、天綸に懐いている羽竜という美少年と出会う。初めは女の子だと思った。以前は、天綸と美少女が並べば、楽しく妄想していたのに、それが出来なくなっていることに気づいて…!?
帝国の実権を握る皇太后の許可まで得て、皇帝・天綸が煌星的男子デビューに向けて本格的に始動!?そして花蓮自身も、天綸の義妹・芳蘭を通じて知り合った緑玲という女性とともに、煌星的女子を目指してレッスンを受けることに。ところが養成合宿で天綸と離ればなれになった花蓮に異変が!ついに天綸の愛に絆されたのか?花蓮、ようやくデレる!?中華風コメディ、いよいよ恋愛モード始動!
煌恋検定の結果発表から、すったもんだの挙げ句、唯翔とデートすることになった花蓮。ところがその途中、怪しい連中に連れ去られそうになった少年を保護することに。育ちが良さそうだが事情を話そうとしない少年・玉毅を、範家で匿うことにしたのだが、それから何やら天綸の様子がおかしい!元気がない天綸に、ちょっと戸惑いながらも優しくしようとする花蓮だったがー。