著者 : カスカベアキラ
大将軍・我嵐の告白に戸惑う凛莉を待っていたのは、姫たちが対立し荒れる麗華宮だった。その不和は、国事・雅香会の準備に絡み、宮廷へも広がる。事態を収拾する皇太子・煌翔もまた、戸惑いの中にあった。偶然知った我嵐の恋ー腹心で真の友でも、凛莉は譲れない。一方、我嵐も煌翔への忠誠と己の恋心の間で揺れていた。そんな中、凛莉は雅香会のために奔走するのだがー。香の力で心の綾をとかす、中華後宮ストーリー。
“殺された人間が生き返る”そんな現象が発生する近未来の日本。ヒトとしての一部分を失い、引き替えに特殊能力を得て生き返った彼らは“偽生者”と呼ばれ、怖れられていた。偽生者を殺し直す職務につく少年・限夏は、ある日、新しく相棒を紹介される。しかしやって来たのは、“死”を失い不老不死となった偽生者の少女・伴だった。「死にたいーそれが、わたしのたった一つの願い」死を望む不死の少女と、“生き返り”を許さぬ少年。相容れるはずのない二人だが、“偽生者による国家統一”を掲げたテロ事件が起こりー正反対の二人は戦場で運命を共にする!第23回秋スニーカー大賞優秀賞受賞作『モノクロボーイと月嫌いの少女』改稿・改題。
リヒカル・ウルフスタンは焦っていた。ほとんどの時間を狼の姿で過ごしている彼は、人の姿を維持する魔法を研究しているのだが、狼の姿になると研究意欲が霧消してしまう。だから人型の時、リヒカルはいつもイライラカリカリしてしまうのだ。そんなある日、魔法は禁忌だという風潮の強い王都で、重度の魔法オタクっぷりがバレて王子に婚約破棄された公爵令嬢マリーが屋敷にやってきて…?
絶世の美貌を持つ伯爵令嬢アンリエットには他人に言えない秘密があったーそれは興奮すると猫になってしまうということ!ひょんなことから夜会で変身してしまい、絶体絶命のアンリを救ったのは、野性的な色気を帯びた“野獣将軍”エヴラールだった。しかし猫をこよなく愛する彼は「もう一度猫になって俺に抱かせろ」とアンリに迫ってきて!?
湖蘭国にしかない秘宝香の材料入手のため、かの国を訪れる神瑞国皇太子・煌翔に同行した、凛莉。彼女を待っていたのは皇帝・亜廉の「この国に残り、皇太子・聖雷の妻にならないか」という言葉だった。一方、護衛として凛莉に随行した大将軍・我嵐は自分の心を持て余す。主君・煌翔の後宮にいる、凛莉に抱いてしまった気持ちはー。凛莉は渦巻く困難と心の綾を、香の力でとかそうとするのだが!?中華後宮ストーリー!
ルティアの父親が『聖座の大神官』だった!?その事実に戸惑いつつ大神官に会いに行くことになったルティアたちは、聖剣エクセルティーアが人間の女の子に転生するまでに至るさまざまな真実を知って衝撃を受ける。そして、いよいよ魔王の目覚めが近いと知った一行は、最終決戦の地アーロイへ向かう!!勇者の愛が重すぎる無機物偏愛ラブコメ最終巻!
田舎領主のレナルドは、たいそう焦っていた。結婚相手がみつからないのだ。19歳で長身の男前、しかし特に財産が多いわけでもなく、極度の恥ずかしがり屋で一見無愛想とあっては、嫁いでくれる物好きなどいない。さらにレナルドには、月夜に狼に変身してしまうという秘密まであった。一縷の望みをかけて顔を出した王都の夜会で、ついにレナルドはメレディスと名乗る貴族令嬢と出逢うのだが…!?
聖剣エクセルティーアをこよなく愛する勇者アシュアルドに、その聖剣の生まれ変わりだとバレたルティア。さぞ溺愛されるーと思いきや、関心はやっぱり聖剣本体!!複雑な心境のルティアにかつての仲間は「生身の女の子の良さを分からせたらいい」と助言(?)をする。そんな折大国カシュクールの使者がやってくるが、その人物は、女装が趣味の放蕩王子で…!?
神瑞国皇太子・煌翔の後宮“麗華宮”で、四妃選定の会が開かれることになった。秘宝香の調合のためにも、煌翔から受けたある依頼のためにも、四妃入りを目指す凛莉。そんな時、隣国の皇太子・聖雷が麗華宮を訪れ、「君に会いに来た」と、凛莉に微笑む。会の準備に聖雷の来訪ー困惑する凛莉に追い打ちをかけるように、煌翔の態度が冷たくなって!?錯綜する二人の皇太子の想いを香の力でときほぐす、中華後宮ストーリー!
聖剣エクセルティーアの生まれ変わりであるルティアは、ギルドで働く普通の女の子。ある日、元の持ち主・勇者アシュアルドがギルドにやってきた!実はエクセルティーアは、魔王との戦いで折れ、聖剣としての役目を終えていたのだ。なのに彼は、未だ手元に置いていた。風呂に入る時も寝る時も大事に抱いて…。私が転生した姿だとバレたら、この溺愛どうなるの!?
ついに思いが通じ合った侯爵令嬢リズと公爵魔導師セシル。セシル君には父親、そして弟との確執があるけど、愛の力で乗り越えてみせましょうとも!甘々デレデレ、ラブラブ度最高潮の二人の未来。転生ハイスペック令嬢とツンデレ天才魔導師の恋、『転生したので』は今再び大団円を迎える!幸福度1000%な番外編も多数収録。
香を作る香士が貴ばれる神瑞国。下町に住む凛莉は、調香の腕を買われ、皇太子・煌翔の後宮に入ることに。でも、彼女の目的は寵姫になることではなく、亡き父が失敗したとされる伝説の秘宝香を調合し、その汚名をそそぐこと。後宮入り早々、それが煌翔にばれてしまうが、彼は意外なことを言い出して!?女性では香士になれない国を舞台に、一人の少女が己の信じる香の力で運命と恋を切り拓いて行く。中華後宮ストーリー!
大衆新聞紙の記者ユリアは、しつこくて頑固で書く記事は妄想仕立て。ひょんなことからオスカーの醜聞ネタ(捏造!)を掴んだユリアは、記事を載せないかわりに、アデルに高級紳士クラブで行われている秘密の会合に潜入取材をしろと言い出して!?また後日、アデルの養育院時代の親友が掏摸で捕まり、身元引受人としてアデルの名前を出して…?甘くとろけるコメラブシリーズ、最終巻!
侯爵令嬢リズベットはお年頃の15歳。幼馴染の殿下から非公式に求婚され、更には、従者として絶対の信頼を置いているジルからも思いの丈をぶつけられる。魔導院で共に働く公爵家のセシルも、リズベットへの思いを抱えていて…。転生令嬢リズベットの波乱に満ちた恋模様、ついに大団円。
「ホノカとコノハ姉さまの蜜時を邪魔すんじゃねーです!」コノハの妹にして、皇国第四皇女ホノカ。突然押しかけて来た彼女はー愛しい姉を賭けてヒリュウ学園に対抗戦を申し込んできて!?ホノカが率いるのは正規軍。対する学園には廃校寸前の戦力しかない。しかし蒼真は告げる。「この程度の逆境、お前たちなら必ず覆せる。俺が必ず、勝たせてみせる」対抗戦を前に、蒼真への感謝を込めた壮行会を企画する少女たち。メイド服でご奉仕の上ー「私を…もらってください」コノハが過激な姿で現れて!?愚劣な敗者と呼ばれた少年は、過去に囚われた少女を解放するため、共に空を翔けるー!
アドミラル級に呑み込まれ、生還した少女、花房響。記憶喪失でありながら蒼真に懐く彼女を、自身の愛機“封槍”の後継者として育てる大役を任される。早速、コノハたち三人と響による模擬戦を行うことになるのだが…「ボクは喜んで蒼真の盾になる」彼女もまた問題を抱えていることがわかり…。さらにコノハたちも響の存在によって、蒼真を盗られてしまうことに不安を覚え始め…。「小鳥遊せんせぇ、デートしよ?」悩む蒼真の前に生徒会長の鈴音が現れてー。少女たちの揺れ動く想いを、蒼真は正しい道へと導くことができるのか!
“竜”という脅威により、人類が地上から空飛ぶ戦艦へと移住した世界。最強の魔道士だった小鳥遊蒼真は、ある事件により「愚劣な敗者」の汚名を着せられ軍を退役。戦艦ヒリュウの学園でグラムリッター候補生の指導をすることになるのだが…。生徒は全員女子。しかも蒼真の担当は、「侮辱していますのっ?」気の強い学年首席マリー、「おにいちゃん!」蒼真を慕う義妹の葉月、そしてー「あなたに、初めての人になってほしくて」周囲と馴染めない転校生のコノハと問題児ぞろい!?かつて最強と呼ばれた少年は、彼女たちを導くため再び戦場に立つー美少女育成メカバトルファンタジー!
ノウル半島と西海のウェル島から成る、ノウルウェル双王国。ノウル家傍流の娘エストリッドはウェル島オルドリクの領主クラオスとの婚約が整い、文通で彼への愛を育てていく。だがクラオスの家令フェレルとの代理結婚式を済ませ、オルドリクに向かおうとしたまさにそのとき、クラオス遭難の報が入る。夫の顔も見ないうちに未亡人になるなんて!?捜索に出ようと逸るエストリッドだったが、何故かフェレルは態度を急変させ…?
壊滅させたはずの自転車窃盗集団『リップオフ』が活動を再開する。切り裂き少女ジャックは竜馬とともに、自転車泥棒を“撲滅”しに出かけるが、そこへハイジャック犯を倒した少女・勇美が立ちはだかる。ペーパーナイフを武器に、圧倒的な力を見せつけジャックを打ちのめす勇美。その上、新生『リップオフ』の刺客・全裸の変態男キラー・クラウンが現れた。窃盗犯の衣装を切り刻むジャックの能力では、この全裸男が“切り裂けない!”ジャック、勇美、キラー・クラウンの三つ巴の争いに、二転三転する逆転劇。圧倒的筆力で選考委員を白熱させた第2回講談社ラノベ文庫新人賞優秀賞受賞作品、第2弾!
“彼女”は闇に紛れてやってきたー。自転車泥棒が、謎の少女によってその衣服を切り刻まれるという怪事件が多発する。竜馬は親友・詩耶子に借りた自転車を盗難と勘違いされ少女の襲撃を受ける。激闘の末、ジャックの願いは世界中の自転車泥棒の撲滅と更生であることを知り、あきれる竜馬だったが、なりゆきで自転車泥棒を束ねる組織『リップオフ』を倒す手助けをするハメになる。しかし、彼女の超人的な能力は自転車泥棒だけにしか発動しないというやっかいな代物で…!?「なぜこれが大賞作じゃないんだ」と選考委員たちを白熱させた第2回講談社ラノベ文庫新人賞優秀賞受賞作品が、ついに登場!