著者 : 手島nari
南の国クウォールからの要請で海を渡ることになったヴァイトたち。大樹海にドラゴンが現れたときと同様に魔力の変動で山に異変が起きているのだと聞き有志を募って山を越えた先の荒野の調査を開始するが調査団の一班が独断専行し、会敵の末に謎の力で皆殺しにされてしまう。事態を知り“戦神”の出現を悟ったヴァイトは残りの調査団を撤退させるべく自らが時間稼ぎの囮となることに。しかし、かつての“勇者殺し”ヴァイトであっても一人で戦神を相手取ることは難しかった。それを察したフリーデは調査団を送り届けたあと急いで戦地へと戻るが、残されていたのは崖下まで続くヴァイトの血痕だけ。一方、調査団との接触によって人間が山の先で国を築いていると知った戦神たちは人間たちを力で支配し栄華を取り戻そうと動き出すが…。生きる伝説ヴァイトが大怪我をしたまま行方不明に。圧倒的不利な状況のなかで対峙する戦神はーまさかの二人!?
ワの国で偽アソンを倒したフリーデは成人を迎え学業の傍ら魔王軍で父の手伝いをする忙しい日々を送っていた。そんななか、南国のクウォールから留学生としてシュマル王子がミラルディアにやってくることになった。在学生代表として彼を歓迎することとなったフリーデは父・ヴァイト譲りの人柄の良さで急速に親睦を深めていく。一方、開拓が進む樹海ではここ最近で不思議な現象が多発していた。調査の結果、樹海にドラゴンが出現したと判明。魔力を求めるドラゴンは移動を繰り返しておりこのまま膨大な魔力を吸収し続ければいずれは戦神となってミラルディアだけではなく世界を巻き込んだ未曽有の大災害となる。かつてない危機感を抱いたヴァイトは使者を派遣し、各国に応援を呼びかけるが…。
ネクロマンサーの少女ネネと、ネネの親友ローズは、魔族との戦闘中に英雄に裏切られ、逃げる時間を稼ぐための囮にされてしまう。二人は窮地に陥り、ローズはネネを庇って魔族に焼かれて命を落としてしまった。絶望したネネは自分達を裏切った英雄パーティに復讐するため、そして何より親友のローズを助けるために、ネクロマンサーの禁術を使い、二年前の世界へと遡ることを決めた。二年前の世界に戻ることに成功したネネは、英雄パーティの元を離れて、「二周目」の人生を生きようと決意する。ネネがアンデッドとして蘇らせた少女・フラン、そしてこの世界ではまだ初対面のローズとともに、最強美少女たちの二周目ゲームが幕を開ける!