著者 : 教山ハル
見知らぬ場所で目覚めたルチェラ。 そこは美しくも尊大、暴風公爵と悪名高いカイの屋敷だった。 カイは現在皇帝殺しを疑われている。 潔白を示すには現場に倒れていたルチェラだけが頼りらしいがーールチェラは記憶を失っていた。 記憶を取り戻すため、ルチェラは事件に関わる場所を連れ回されることに。 解放されたい一心で従うが修道院で虐げられた辛い記憶まで蘇る。 だがカイは過去も肯定し、ルチェラを必要としてくれた。 噂とは裏腹に真に国を思うカイを助けようと真相に迫るが、思いがけずルチェラの秘密も暴かれーー。 ==登場人物== ルチェラ 皇帝が死亡した現場近くに、修道服を着て倒れていた。 感情が高ぶると金色に光る特別な瞳には、皇国の根幹に関わる秘密が隠されていてーー? カイ マルジョッタ皇国の皇帝を支える八公爵の一人。美青年だが傲岸不遜。 領民の生活向上のために改革を進めているが、その強引さゆえになかなか理解されない。 目次 序章 目覚め 一章 一日目 二章 二日目 三章 三日目 四章 四日目 五章 五日目 六章 六日目 七章 当日 終章
ファッションデザイナーを目指す千夏は、夢半ばで鉄鋼会社の派遣社員になる道を選んだ。慣れない職場と、仕事はできるが変わり者の上司・阿良川に戸惑う毎日だ。 ある日千夏は、ネットの画像から阿良川が売れない小説家・黒森港だと知ってしまう。個人情報だだ漏れの黒森のSNSに呆れつつ、好きなことにまっすぐな阿良川を陰ながら応援するようになる。 ところが阿良川に副業バレ&絶筆の危機が迫る。阿良川の夢を守るため、千夏が取った最終手段は……コスプレ衣装の制作!? それは千夏の転機にもつながりーー。 一章 阿良川さん、装置がぴーぴーいってます 二章 阿良川さん、裏でコソコソやってませんか? 三章 阿良川さん、SNSがガバガバです 四章 阿良川さん、作業場がドタバタしています 五章 阿良川さん、雨がざあざあ降ってます 六章 阿良川さん、みんながギラギラしています 七章 阿良川さん、いっちょリア凸してきます 八章 阿良川さん、胸がドキドキしています 九章 阿良川さん、未来はキラキラしてますか? SS 阿良川さん、だからSNSがガバガバですって あとがき