著者 : 新馬場新
十五光年より遠くない十五光年より遠くない
文明が停止した夜。二人だけの任務が始まる 2025年。 人類観測史上最大規模の太陽フレアが発生、突然の磁気嵐が地球を襲った。 その影響で起こった大規模停電により、日本は通信、インフラがストップする異常事態に陥る。 その日、東京・渋谷で偶然初恋の女性・水星と再会した元自衛官の陸は、水星の妹・金星から大規模停電の理由と、「ある事実」を知らされる。 文明が停止し、パニックに陥る東京ーーそんな状況下で、かつての想い人の命と、東京に危機が迫っていた。 自身の姉の命の為にもじっとはしていられない金星と、自らできることは何があるのか迷う陸。 情報、交通手段、手助けなし。 出会ったばかりの金星と陸、たった二人の任務が始まった。
サマータイム・アイスバーグサマータイム・アイスバーグ
真夏の三浦半島沖に現れた巨大な氷山ーそれが、運命を変える夏の始まりだった。高校生の進、羽、一輝。かつて仲の良いグループだった三人は、一年前のある事故が原因で今はぎこちない関係が続いていた。ある夜、進は氷山が出現した海岸で、身元不明の謎の少女と出会う。「楽しい夏休みを過ごしたい」という少女の希望を叶えるため進たち三人は奔走するが、氷山出現の秘密が明らかになるにつれ、進たちの手には負えない大きな力が少女に迫る。第16回小学館ライトノベル大賞・優秀賞。「一度だけ」の夏を駆け抜ける、恋と青春の物語。
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