著者 : 明咲トウル
鬼隊長と王女シエラ、別れの時が訪れるー!敵国アズィール帝国の皇子だった黒竜隊隊長スメラギ。国内の混乱を避けるため“学園都市”リュースへの配置換えが決まり、ルーシェも一緒についていくことに。しかし「俺はおまえの傍にいられる人間じゃない」と距離を置かれて、大ショック!しかも、新たにスメラギの婚約者まで現れて!?私は隊長と離れたくないのに…。次期女王候補、恋の試練をどう乗り越える。
ティナは北の海に住まう人魚一族の王家の末姫。近年、人魚の卵が孵らないことが多いのに胸を痛めていた。ある夜、「聖域」として人間を遠ざけてきた海域に船が現れたという報を受け、ティナが対処に向かう。人間に関わることを掟で禁じられているにもかかわらず、船から落ちた青年を助けてしまうティナ。だが、青年が携わる「事業」が人魚の卵の孵化を脅かしているのだとわかり…!?恋と冒険の幕が今、開く。
王女シエラVS猛禽系皇子。食うか食われるかの恋の駆け引き!!黒竜隊隊長スメラギと同じ顔をした帝国の皇子アルシェイド。そのせいで、スメラギは密偵容疑をかけられ拘束される。しかも、シエラは冷徹で強引なアルシェイドの手を扇で払い「私と婚礼を求めるならば、ひとりの異性として夢中にさせてくださらない?」と言ってしまい!?「おもしろい」と笑う百戦錬磨なアルシェイドに、なりたて次期女王は立ち向かえるの!?-。
宝寿国の都市・寿都。妄想文学少女のあかりが“サイヨウ”と書かれた氷菓子の棒を引いた瞬間、怪しい二人組の男たちに連れ去られてしまった!彼らがいうには、最近できたばかりの屋敷に住む、雲越家のぼっちゃん・ソラの話し相手になってほしいとか。そんな彼は愛玩系のゆるふわ男子。-だけど、時折見せる表情がやけに艶っぽくて…アヤシイ!?あやかしたちの和風ラブロマンス登場。
王女シエラの成人の儀。失敗すれば廃嫡の、運命の日が訪れる!!シエラは身分を隠し、竜騎士団で修業中。片想いが実って黒竜隊の隊長スメラギと両想いになれたけど、「見習い騎士ルーシェは、王女シエラなんです」のひと言が言えないまま。告白のタイムリミットは目前に迫った16歳の誕生日まで!それなのに、初デートでも大ゲンカをしてしまい!?隊長に、こんな形で正体を知られるなんてー竜騎士見習い、ついに卒業。
鬼隊長に片想い中の王女シエラ、ひとりぼっちの応援任務!?シエラは身分を隠し、竜騎士団で修業中。ひそかに想いを寄せる黒竜隊の隊長スメラギから、「明日から赤竜隊の応援へ行け」と言われ、離ればなれにしょんぼり…する暇もなく、団長シリスから任されたのはグリフォン密猟の秘密調査。ちび竜ルーと向かう先は国境の前線地帯!!でも、密猟者を捕まえるはずが、狙われたのはシエラ自身で!?竜騎士見習い、大ピンチ。
『ルシードはアジェンセン大公の血を引いていない』その秘密を知ってなお、支持すると言ったはずのリドリスの裏切りに、意気消沈するルシード。一方ジルは、ジョングー=ガーグと共にテジムに捕らえられてしまっていた…。王座奪取へ邁進するルシードに贈られる、リドリスの、メリルローズの、…そしてジルの贈り物。全ての謎が明かされる中、ふたりの運命は!?王宮ロマン、グランド・フィナーレ。
“乙女の力”の実体を知り、悩むボニーは何をするにも空回りの日々。そんなボニーを乗せたメレアグリナ号に、ガルトリアの船が接近。入り江に船を隠し、街で情報を得ようとするディアス海賊団だったが、そこはファドの母によく似た王女のいるアラゴンで!?おまけに、乙女信者のレオノールとファドに復讐を誓う弟・アルヴィンがボニーたちの背後に迫りー?ときめきと冒険のファンタジー、激動の第5弾。
王女シエラの初外交、失敗は許されない。シエラは身分を隠し、竜騎士団で修業中。鬼隊長スメラギには怒られてばかりだけれど、そばにいたい想いはつのっていくばかり…そんな中、シエラは王女として帝国の皇子の接待を命じられる。だけど、その側役にはスメラギがつくことに!?王女とバレれば今の関係が壊れちゃう。「今度こそ絶対気づかれる!!」秘密がいっぱいの王女と竜騎士の二重生活、一体どうなっちゃうの。
16歳の誕生日までに、誓約の竜を大きくできないと廃嫡!?王女シエラが授かった赤竜ルーは、いつまでたっても育たない。あと半年でルーを大きくするために、シエラはルーシェと名前を変え、身分も隠して竜騎士団に入団することに!だけど、配属された黒竜隊の隊長スメラギは怜悧な美貌に反しあだ名が「死神」の、冷酷無情と評判の鬼上官。「ふざけるなっ!空で気を抜くとは何事だ!」困難だらけの竜騎士見習い、開幕。
全ての謎を解くために、“墓場”へ向かうジル。一方、シングレオ騎士団でマシアスと再会したルシードは、騎士団と星教会の後ろ盾を手に入れ、一路、パルメニアの主都ローランドを目指していた。パルメニアの王座奪取に向けて、なにもかもが順調に見えたその時ーあるまぎれもない真実ーが、離れ離れのジルとルシードに明かされる。二人の運命ははたして…?身代わり王女の王宮ロマン、怒涛のクライマックスへ。
パルメニア王冠を目前についにシングレオ騎士団攻略へ歩を進めたルシード。世界会議の舞台で自分の正体を知る他国王たちに挑むジル。“あの夜”の約束を胸に、それぞれの戦いに乗り出した二人だが、大公夫婦のいないアジェンセンにはオズマニアの脅威が迫り…!?さらに姿を消していたマシアスも再登場!ジルとルシードに協力していた理由もついに明らかに…!王宮ラブロマン、いよいよ怒涛の最終章へ突入。
朱皇が高天原の宮城を強奪したと聞き、高天原王・天翔とともに真相を確かめに向かった香久耶。しかし、彼女を待っていたのは、朱皇の体をのっとった全ての黒幕・紅夷と、朱皇の魂が消滅したという衝撃の事実だった。朱皇の死を信じられない香久耶は、彼の魂を捜すけれど…!?妹背の誓いを結んだふたりの未来と、大切な人たちを守るため、香久耶の最後の戦いが幕を開ける。百花繚乱ラブ・ファンタジー感動の完結巻。
アジェンセンを囲む国々の政略が錯綜する中、ついにパルメニアの王冠がルシードの目前に…!?それぞれヴィスタンシア、パルメニア行きの準備に追われるジルとルシードは、野望の達成が同時にふたりの別れを意味するという事実に気づく。もう二度と会えないかもしれない。夫婦でいられる時間は、今宵が最後かもしれないーようやくお互いへの気持ちに気づいたふたりは…?恋と野望が渦巻く王宮ロマン、急展開。
香久耶と離れ、出雲へ偵察に行くことになった朱皇。その前夜、彼はなにかを恐れるように「俺のそばにいてくれ」と言い香久耶を抱きしめる。互いの想いを伝え、優しい時間が流れたそのとき、朱皇の態度が別人のように豹変する。傲慢で艶冶な朱皇は香久耶にむりやり口づけ「いずれ、俺は朱皇となるー」そう言い残し消えていった。その直後、朱皇が出雲で行方不明になり!?クライマックス直前、風雲急を告げる勾玉旋風第7弾。
いま明かされるミゼリコルドの秘密…!(「私の願いを叶える者よ」)メリルローズの誕生日、戸惑うジルにルシードは?(「月色賛歌」)-他、ケイカとオースの過去編、リュリュカの恋人探し騒動など、5つの短編を収録した豪華短編集!コメディあり、シリアスあり、登場人物勢ぞろいの見逃せない一冊。プリハワールドがディープにわかるガイドページ、ドラマCDもついた特別編。
身代わり大公妃ジルの言った『わたしをもっと可愛がりなさい』の真意を悩み続ける大公ルシード。そんなある日、ルシードの腹心マシアスが消えた!?マシアスの秘められた過去が明らかになっていくなか、ジルとルシードは互いを思い遣るあまりに心が思わぬ方向へすれ違ってしまい…!?そしてルシードの手によって地下に幽閉されていた弟リドリスがついに…!仮面夫婦が織りなす恋と野望の王宮ロマン。
土雲に対抗するため、高天原との和親に向けて動きはじめた邪馬。王弟・朱皇たちが和親締結に行っている間、香久耶は高天原への人質として竜ノ里に滞在することが決まっていた。だけど、心配性の義兄・那見彦が(勝手に)香久耶に化けて里に行ってしまう。怒った香久耶はこっそり義兄と入れ替わるべく、男装して里へ忍びこもうとするけれど、竜ノ一族の青年・八咫につかまってしまって…!?百花繚乱ファンタジー、第5弾。
身分を隠すための仮装をして楽しむ、10年に一度の賭博祭の最中、アジェンセン公国北部のナンセで領主の継承問題が起こった。その頃ジルとルシードはお互いを思いやりながら、秘密裡に進めていることがあった。つけ込んで来たのは隣国の若き王子オース。13歳の彼は野心家で策略に富んでいて、ナンセを自分の支配下に置こうと考えたのだ。ジルとオースの知力合戦が始まった!その時ルシードは…。