ラノベむすび | 著者 : 月神サキ

落ちこぼれ聖女生活から一変！ 異世界召喚されたと思ったら、冷酷なはずの氷の王子が私にだけ激甘で……？ 十年経っても聖女の力が発現せず、教会で虐げられてきた聖女候補フローラの唯一の心の拠り所は愛猫のアーロンだけ。 猫にしては大きなサイズだが、真っ白でふわふわなお猫様（雄）。 その日もいつもと同じ憂鬱な一日が始まったと思いきや、教主様の魔の手から守ってくれたアーロンと共に天から降り注ぐ謎の光に飲まれ、気がつくと別の世界に召喚されていた。 トリップした先で、感極まったようにフローラを抱きしめるこの国の第一王子レンは自分を知っているようだが……。 「あの、失礼ですがどちら様でしょうか」 そう告げると、彼は絶望の表情を見せ泣き出すのだった。 しかも、この世界ではフローラが唯一の聖女だと言われて！？ 「逃げたって地の果てまで追いかけるつもりだから」 突然始まったレンに溺愛される日々から、果たしてフローラは逃げられるのか……！？ 執着王子による（愛が重い）押せ押せラブファンタジー！！

「ごめん、愛してる。どうか幸せになって」 魔王と戦い、フローライトを助けたことで、カーネリアンは死んでしまった。 私が弱かったから──そう後悔しながら後を追ったフローライトは彼と婚約したばかりの十歳に戻っていた。 今度こそ彼を死なせない、戦わせないとフローライトは誓う。 愛を深めながらも、恐ろしい未来を変えたいフローライトと「私も君を守りたい」と言うカーネリアンは度々衝突。 まだ力が足りない。焦るフローライトの前に魔王が現れたかと思うと！？ お互いしか見えない二人の最強愛の行方は──？