著者 : 切符
第二王子ジェイドに婚約破棄を突き付けられた侯爵令嬢エリアナ。ジェイドは聖女デイジーと結ばれ、エリアナは身に覚えのない悪役令嬢の罪で裁かれ…目を覚ますと三年前に巻き戻っていた。でも、一度目とどこか違う。何かを忘れている気がする。エリアナは巻き戻ったことを知る第一王子テオドールと共に、最悪な未来を回避するため動き出す。今度こそ好きにはさせない。奪われたものを取り戻すのよ。私のー命に代えても。
「ずっと主人のそばにいたい」悪魔ダンタリオンの使い魔となった人間の少女ニニ、時は経ち、人間の世界では戦争の火種がくすぶっていた。そんな中、突然ダンタリオンが人間界に召喚される。ひとり魔界に取り残されたニニは主人の帰りを大人しく待つのではなく「あること」を決意する。そして彼女は魔女マーガレットのもとを訪れたー。型破りな使い魔に翻弄されるダンタリオン、意地悪な居候悪魔ベルフェゴール、不思議な魔獣たちとともに人間ニニが織りなす、不器用な人と悪魔の物語。
図書部員の文詠は、本からそれを読んだ誰かの記憶を読み取るサイコメトリーの持ち主。彼女はいつも本が読めない幼馴染の花奏に物語を朗読し、記憶に秘められた謎を解いてもらっていた。あの日、図書館で文詠が遭遇したのは、絵本に遺された“黒いコートの男”とそれに“撃ち殺される私”を幻視した不可解な誰かの記憶。日本童話文学から次々と現れる“黒いコートの男”の正体と、それを幻視した読者は誰なのか?やがて学園で発生する、“黒いコートの男”による刺傷事件。森鴎外『舞姫』と宮沢賢治『春と修羅』を繋ぐ罪と罰の解読から、文詠と花奏は悲劇の真相へと迫るー。
「僕と契約をするか」19世紀フランスの片田舎で、親に捨てられた少女ニニは死にかけていた。そんな時、彼女の前に美しい悪魔が現れる。彼の名はダンタリオン。甘い物が好きで思慮深い、魔獣専門の獣医だった。ダンタリオンと契約し、魔界で悪魔の使い魔になるー過酷な生活を覚悟したニニだが、思いがけず手厚く庇護され、少しずつ心の凍った部分が溶けはじめ…。ニニに甘い悪魔ダンタリオンと怠惰な居候悪魔ベルフェゴール、人間ニニと魔獣たちが織りなす、いびつであたたかな主従物語。
百合同人漫画の執筆に没頭する有希は、サークル「ゆゆゆり」の相方・由香に「好き」という言葉を伝えられずにいた。即売会で初めて出会った時、由香の傍らには彼氏がいた。やがて彼氏とは別れたけれど、由香がなぜ百合を描くのか、この気持ちを打ち明けても彼女は突き放さないでくれるのか、有希にはわからないままだった。レズビアンの有希とヘテロセクシュアルの由香。有希がその想いを隠すことで成立した、脆い関係の行き先はー
魔導と機械の果てなき戦争を終結させた、二人の“英雄”。“屍喰竜”クロトは獣騎兵の代表として国軍との交渉に臨み、機械の姫・ロアは財閥当主として国家の掌握に奔走していた。「俺は裏切り者だーだが、俺達はどちらの側にもつかない」「どんな障害も、わたし達のスペックで踏みつぶすんだから」再会の約束を果たすため、今は己の世界で戦い続ける二人。だが、彼らの決意を嘲笑うように、予兆は現れる。かつて荒野に果てた、英雄の少女の帰還。原因不明の無人機の暴走。そして悪夢のような『楔』の残骸ー。世界に蠢く不穏に、少年と少女は再び戦場へと向かう。力と願い、宿敵への想いを胸に。
海閻の悪巧みを止めようとしたフィルだったが、僧侶たちは彼が反対したことに憤り、おぞましい真の姿になってフィルを襲った。しかし、地獄と化した煉獄法岩寺に、突如バイオリンの奏でる旋律が響く。そこに現れたのは生き別れとなっていた姉、セリシアだった。フィルは姉と力を合わせて海閻たちに立ち向かっていく。そして、絶体絶命の窮地の中、釣鐘の上にスタイリッシュにスーツを着こなす武器商人、伊藤が現れる。その姿を見たフィルは、アイテムボックスからかつて伊藤に貰った最強の武器ーひのきの棒を取り出すのだった。
数百年続いた「帝国」と「王国」の戦争。泥沼の戦いを終わらせたのは、「愛」を説く新たな教えだった。愛は世界を救い、誰もが虐げられることなく、奪われる心配のない、安心して幸せに暮らせる世界が実現した。しかし、その完全なる調和を脅かす『災厄の魔女』アンナ=マリアが現れてー「“善き人”は全て殺す。わたしは、わたしの世界を取り戻す」これは、世界最強で無敵で冷酷で残虐でありえないほど綺麗な僕の姉さんと、僕が、たったふたりで世界を敵に回して戦う、向こう見ずな物語だ。
名前のない荒野。魔導王国と機械帝国の果てなき戦争により、命が無価値に失われ続ける戦場には、二人の“最強”がいる。魔導王国の獣騎兵“屍喰竜”として戦場を蹂躙するクロト。帝国最新鋭の兵器を駆るために生み出された姫、ロア。「俺たちは相容れない。戦争の終結は屍喰竜による殲滅だけだ」「戦争を終わらせて、わたしの名を栄光と共に刻むんだから」無惨に死んだ少年兵たちの命を背負うクロトと、勝利という理想を求めるロア。戦場以外で邂逅するはずのなかった宿敵同士が出会い、彼らは知る。互いの胸に抱く願いと決意をー。銃と咆哮、存在すべてをかけて戦う少年と少女の激戦の物語。
紙白九炉は、意を決して憧れの同級生・小夜原姫々に告白する。その返事は「…そう言ってくれて、嬉しいです。ありがとうございます。だけど、私…顔面がジャガイモみたいな人とは、付き合えません。ごめんなさい」ゲロを吐くかと思うくらいのショックを受けた九炉は、傷心を抱えて眠りにつき…起きたら翌日もまた今日だった!同じ一日を繰り返す中でショックが重なり、小夜原へのアプローチを変えるとー恋人ではなく友人であれば、という返事をもらうことができ、九炉は翌日を迎えることができた!どうやら九炉の明日は「彼女」を攻略しないと来ないようで…!?
俺、辰巳千樫は、クラスメートの市ヶ谷すずが好きだ。ラブコメに憧れる、引っ込み思案な不思議系女子。そんなかわいい彼女との、待ちに待ったデート当日ーこの関係は始まった。突然ビルは崩れ、降り注ぐ銃弾の中で、無傷のままの少女。「…怖がらせてごめんね。私は、異能兵器だよ」すずを狙ったテロに巻き込まれ死んだ俺は、復興庁終末局によって生き返り、“異能兵器”が願う“ラブコメのような学園生活”を演出する“お友だち係”に任命され!?たとえ何度死んでも、世界を敵に回してもー大好きなこの子とデートする。新世代学園アクションラブコメ、開幕!!
俺の名前は過真鳥継。岐阜県の農業高校で寮暮らしをしている。同じ寮生の木下林檎が姿を消し、親友の畑耕作がショックを受けると思ったんだが…その耕作が、次期生徒会長に立候補すると言い出した。ちょっと驚いたが、俺も農も賛成だ。耕作が前向きに日常を取り戻そうとするなら、協力するに決まっている。だが、そんな日常を震撼させる事態が発生!なに!?『バレンタイン終了のお知らせ』だと!?こんなことをするのは…あの先生(ひと)しかいない!!遂にあの巨乳が眼鏡に告白!?変わりゆく季節の中で、誰もが大切な決断を下す第13巻!
残存する魔力の脅威を取り締まる『異端審問官』の育成機関、通称『対魔導学園』には、劣等生の寄せ集め部隊『第35試験小隊』が存在する。「さすがです、お兄様」ラピスが唐突にタケルの『妹』になろとしたり。「今晩だけは、草薙はわたくしの旦那様なんですのよ!」再び持ち上がったうさぎの婚約話をブチ壊すために奮闘したりと、本日も35小隊は大騒ぎ。そしてー「がんばったよね、あたし達。これはきっとそのご褒美でしょ」解散した35小隊が、タケルのために再結集。5年後も、きっとさらにその先も続いていく、愛しい小隊の日常と騒動を書き下ろし。彼らの軌跡は、永遠に色あせないー。
残存する魔力の脅威を取り締まる『異端審問巻』の育成機関、通称『対魔導学園』には、劣等生の寄せ集め部隊『第35試験小隊』が存在する。進級ポイントを稼ぐため、温泉つき施設での強化合宿、あやしい指輪型魔導遺産の調査、「夏が終わらない海」の異変解明など、日々奮闘する35小隊なのだが…。「は、裸の付き合いとはこういうものなのだろう?」「くしゃなぎなら、しゃわらせてあげてもいいんれすのよ〜」「何なのよこのエロ生物ー!お尻にまとわりつくなー!」『雑魚小隊』の行くところには、トラブルがつきもので!?タケルと桜花、斑鳩の中等部時代のエピソードも明らかに!!
残存する魔力の脅威を取り締まる『異端審問官』の育成機関、通称『対魔導学園』には、劣等生の寄せ集め部隊『第35試験小隊』が存在する。死闘の末、臨界点での任務を果たした35小隊。その頃、学園周辺は『幻想教団』の襲撃を受け、地獄の戦場へと姿を変えていた。世界に終焉をもたらさんとする魔女マザーグース、彼女が召喚する無数の英雄。そして、タケルの剣の師であり、人を超えた鬼神・草薙オロチ。圧倒的な彼我の力の差を前に、タケルたちは極限の戦いを挑む。世界をー大切な人たちを守るため。絶望も限界も超えていく、学園アクションファンタジー!!
残存する魔力の脅威を取り締まる『異端審問官』の育成機関、通称『対摩導学園』には、劣等生の寄せ集め部隊『第35試験小隊』が存在する。魔女狩り戦争が始まり、マザーグースらも参戦を表明する中、『異端同盟』を束ねる流はタケルに告げる。「うちらはーその前に鳳颯月を叩いてしまいたいんだ」すべてが謎に包まれた颯月を倒すためには、あるものが必要だと流は言う。桜花の養父・峰城和眞が遺したそれを手に入れるため、35小隊は『臨界点』へと赴くが、不可視災害の吹き荒れるその場所で待ち受けていた人物と恐るべき真実とはー?世界の終焉へ加速する、学園アクションファンタジー!
残存する魔力の脅威を取り締まる『異端審問官』の育成機関、通称『対魔導学園』には、劣等生の寄せ集め部隊『第35試験小隊』が存在する。エグゼの追撃を退けたタケルたちは、反体制派の本拠地に到着。そこで世界の秘密を目のあたりにする。真実に触れ『異端審問会』『幻想教団』双方への反攻の意志を新たにするタケルたちに、流はひとつの作戦を授ける。それは、アルケミスト第一研究施設への突入作戦だった。タケルは、そこに囚われているキセキの奪還に、そしてカナリアはアルケミストCEO・杉波朱雀への復讐に燃えるがー反撃に咆え哮ける学園アクションファンタジー!!
残存する魔力の脅威を取り締まる『異端審問官』の育成機関、通称『対魔導学園』には、劣等生の寄せ集め部隊『第35試験小隊』が存在する。再会を果たしたタケルと桜花たちは、審問会を離反。生徒会長・星白流の導きで、『反体制派』の本拠地を目指して、雪の中を北上する。しかし道中、大雪に足止めを食らい、仕方なく民宿で一泊することに。そこは男女相部屋の上、癒し効果のある温泉に混浴で入るハメになって、はしゃぐ女子の中、タケルは大困惑。一方、審問会からは雑魚小隊に追っ手が放たれー!?白銀の雪原に火花を散らす、学園アクションファンタジー!
残存する魔力の脅威を取り締まる『異端審問官』の育成機関、通称『対魔導学園』には、劣等生の寄せ集め部隊『第35試験小隊』が存在する。タケルを欠いた小隊の面々は、純潔の徒殲滅作戦の最前線にいた。タケルのかわりに隊長を務める桜花は、戦果を上げようと逸るが、その前に因縁の魔女が姿を現す。「さあーあなたの笑顔を、私が作ってあげるからね」桜花の人生を狂わせた忌まわしき仇ーラフメーカー。復讐を果たすこと、仲間を守ること。桜花は二つの想いの間で激しく揺れるが、ラフメーカーの力はあまりにも強大で…!?絆の炎が紅く燃える学園アクションファンタジー!