著者 : 有澤有
想いは、静かに積もっていくーー。 不器用ながらも、真っ直ぐに。心温まる青春グラフィティ。 人生は、コーヒーのように苦い。そう言って憚らないドライな高校生・渡静一郎は、とある事情により、知人一家の喫茶店に住み込みで働きながら高校生活を送っていた。 そんな静一郎はあるとき、学校の同級生・菫野澄花が自分に好意を抱いているらしいことを知ってしまう。 しかし静一郎には、澄花に応えるわけにはいかない事情があった。なぜならーー澄花は静一郎が居候中の 菫野家の一人娘。一つ屋根の下で暮らす、家族同然の相手だったから。 「ねえ静一郎くん、もしかして……わたしのこと避けてる?」 想いは、静かに積もっていく。真冬の喫茶店で紡がれる、不器用な2人の心温まる青春ラブストーリー。
暗殺者とそのターゲットが紡ぐ凸凹日常ホームコメディ第2弾! 「我が娘ながら思っていたよりどうしようもありませんね、エリカ」 エリカの母・フレイヤ、恐怖の抜き打ち家庭訪問! ミナトたちの荒れ果てた生活状況を見て呆れたフレイヤは、エリカを実家に連れ戻そうとする。 さらに、フレイヤと一緒にやってきたボクっ娘JK魔女・ニニウムの爆弾発言が、ミナトとエリカの関係を大きく揺るがしてしまい……? 「あ、明日! ボクとデートしてくれませんかっ!?」 平和な共同生活を守るため、フレイヤとニニウム、2人の魔女を丸め込め! ミッション成功の鍵を握るのはーーララ!? 凸凹疑似家族ホームコメディ、波乱まみれの第2巻!
殺しのライセンスを持つ暗殺者ミナト。 彼の次なる任務はーー亡き師匠の娘たちの兄になること!? 政府所属の暗殺者ミナト。彼の使命は、国家の危機を未然に防ぐこと。 そんな彼の次の任務は、亡き師匠の元標的にして養女ララの殺害、ではなく……一緒に暮らすことだった!? 発動すると世界がヤバい異能を持つというララ相手の、暗殺技術が役立たない任務に困惑するミナト。 そんななか、師匠の実娘を名乗る現代っ子JK魔女エリカが現れ、ララを保護すると宣言。 任務達成のため、勢いで師匠の娘たちと暮らすことになってしまったミナトの運命はーー? 「俺が笑うのは悪党を倒す時だけだ」 「こーわ。そんなんで、ララのお兄ちゃんが務まりますかねえ……」 暗殺者とその標的たちが紡ぐ、凸凹疑似家族ホームコメディ、開幕!
「そんな危ないもん、英雄になる男として放っておけないよな!」 手にした者に禁域魔法の力を授ける“黄金の戦斧”を回収するために、オークションに参加するルシオ。 しかし怪盗の少女マリィが現れ、黄金の戦斧を奪おうと大暴れを始める!? 「あなたごときに、我が一族の至宝、黄金の戦斧は渡せませんわ!!」 マリィは桁違いの怪力でルシオたちを圧倒し、ついには新たな禁域魔法《グラン・スピカ》までも発動! 二つの人智を超えた究極魔法が激突する! だが、そんな絶体絶命の状況でもルシオの胸は熱く高鳴るーー 「俺はこの人を仲間にしたい!」 魔王と聖女に導かれた新米冒険者の痛快ファンタジー、第二弾!!
英雄を目指し、冒険者になった主人公ルシオ。 偶然で封印から解放した魔王から究極魔法をさずかり、助けた聖女に懐かれて、念願のパーティを結成。 幸先の良い冒険者ライフが始まったようにみえたが・・・ 「これ、すっごい魔法じゃんか!」 駆け出しの冒険者ルシオは魔王を助けたことで彼女の魔法を授かるが、 「今の魔法、こんな破壊力はないはずなのよ! なにしたのルシオ!?」 ルシオが使うと、局所攻撃が周囲すべてを圧し潰す重力球になり、武器を強化すると何でも断つレーザーブレードになるなど、魔王も驚愕するほどに魔法が大暴走してしまう! 規格外の力でルシオは困難なクエストもクリアし、強い仲間も集まる。 幸先のいい冒険者生活が始まったルシオだが、彼の特別な力を狙う凶悪なモンスターも動き出しーー!? 「行くぞ、俺は英雄になる男だ!」 魔王と聖女に導かれ、最強魔法で斬り拓く王道ファンタジー。開幕!!
「--今度こそ、シオンを取り戻す」 カイムは傷を癒し、宿敵レオンが籠城する要塞の包囲戦に参加する。 「失せろ! "まがいもの"め」 レオンは城壁で聖剣を振るい、カイムたち帝国軍を阻止するが……。 「やるだけやってみるだけだ!」 新たにカイの部隊に加わった工兵リゲルや仲間たちの支援を受け、カイムは要塞内への潜入を試みる。 「こんなところで立ち止まれない」 カイムは地獄の塹壕戦や夜間の空挺作戦を生き抜き、レオンと雌雄を決するため、一騎打ちに持ち込む!! 「もらったぞ、レオン!」 「君はここで私に殺されるのだ!!」 譲れない信念を懸けて戦う、二人の勇者たち。勝ち残るのはーー!?
第11回GA文庫大賞<奨励賞>受賞作 禁術で造られた超兵士 VS. 聖剣に選ばれし少女 ーーどちらが真の英雄か!? “まがいもの”の超兵士が真の勇者を超える 「〈勇者殺し〉はどこだぁぁぁぁ!!」 ベルカ帝国が誇る無敵の異能兵士、【帝国の勇者】が反乱軍に殺害された!? 事態を重視した帝国は、勇者カイムを報復のため派遣するが……。 「……まるで、死んだシオンに……」 カイムの前に現れた標的は<勇者殺し>に殺された仲間のシオンだった!! しかも、古の英雄が振るった伝説の聖剣を掲げ、帝国の殲滅を宣言!? 「俺はすべてを捧げて、お前を救う」 聖剣に支配されたシオンを救うため、カイムは〈勇者殺し〉こと、蘇った英雄に挑むが苦戦。力量差を覆そうと、最後の切り札を使うーー。 「--ゆくぞ〈リンドブルム〉!」 第11回GA文庫大賞奨励賞。英雄の理想と少年の誓い、勝ち残るは!?