著者 : 古弥月
白河綾乃。清楚で可愛い学校一の美少女。同じ学校に通っているだけの黒田雄星とは縁のない存在ーだけど、そんな彼女の妹を助けたことから、黒田の毎日は一変した。「なんでもいいんだよ?したいこと言って?」妹を助けたお礼をしたいと明るく無邪気に迫ってくる白河。白河の家で手料理を振る舞ってもらったり、逆に部屋にやってきた彼女に掃除してもらったり、積極的な姿勢に押され、黒田の生活も次第に明るくなっていく。そして一緒に訪れた夏祭り。普段以上に大胆な白河との距離はさらに近くなってーこの二人、いずれ付き合います。最高の焦れ甘ラブコメ。第7回カクヨムWeb小説コンテストラブコメ部門大賞受賞作。
ヤンデレ気味な幼馴染・三城紗弥花に手を焼きながらも、國枝春季はつつがなく高校生活をスタートさせていた。しかしある日、春季は同級生の千崎優紀に紗弥花との関係をからかわれ、あげくにキスまで迫られる。おまけにその様を紗弥花に目撃され怒らせてしまう。誤解を解こうと迎えた翌朝、紗弥花はなぜか二人に分身していた!両手に花ながら互いに妬み合う紗弥花らに振り回される中、今度は優紀の性別が男に変わったと知ってさらに困惑!怪現象の謎を追い始めた春季は、優紀が暮らす寺院の“枯れない彼岸花”の伝承が関係していると知りー。界達かたるが描く、徒花の不可思議な力に魅入られた少年少女を巡る、新時代の恋愛伝奇ミステリー開幕!!
大野一郎には彼女がいる。大人気アイドル・小犬沢彼方だ。しかし多忙から会えない月日が重なり…恋人ってなんだろう、そう考え始めた時期だった。コンビニでバイトをする女子高生・猫平桃子が、恋愛相談の相手になったのは。「わたしと“恋人の練習”してみましょうか。彼女さんを、他の誰かに奪われないように」彼方を繋ぎ止めたい一心で、一郎は桃子に“理想の恋人”を教わることに。手を握るのは彼氏から。ハグくらい恥ずかしがらないで。キスはー誰にもバレないように。秘密の練習を重ねるたび、増える彼方の笑顔。そして近づく桃子との距離。それは甘くて、あやうい恋のはじまりだったー。