著者 : 木内陽
霧雨ホテルでおもてなし霧雨ホテルでおもてなし
亡き祖母の遺した『霧雨ホテル』を復活させるため、東京へやって来た芽衣。ところがホテルは荒れ果て、妖専用ホテルとなっていた!支配人だと名乗る烏丸八尋にホテルを返すよう要求するが、客を一番もてなした者が支配人となるルールだと言われ、芽衣はここで働く決意をする。しかし、妖だらけのホテルに普通の人間が留まるのは命を削ること。そこで八尋が提案したのはー「このホテルで100人もてなすまで、君は私の妻だ」妖との結婚生活に戸惑いながら、芽衣のおもてなし奮闘記が始まる!
お客さまは、神さまです。お客さまは、神さまです。
駄菓子店「こおり屋」。谷中銀座商店街の賑わいから、ちょっと外れた一角に祖父の営む駄菓子屋はあった。店を訪れた僕は、そこで一人店番をするチカという少女と出逢う。祖父が亡くなったことを伝えられないまま一緒に店を手伝うことになったのだが、この店を訪れるお客様は、どうやら人間だけではないようで…?「にんじん」「かめせん」「こざくら餅」-神さまたちが所望する駄菓子に隠れた想いを汲んで、今日も二人は大奮闘。駄菓子でつなぐ、人と神さまの物語。
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