著者 : 木緒なち
あの「やり直し」の始まりから十年が経ち、再び辿り着いた“十年後の未来”。僕、橋場恭也は一度は離れた創作の世界に戻ってきた。厳しい現実に直面して、別の生き方も知って。それでも、出会ってきた大切な作品と仲間たちがいたから、離れることなんてできなかったんだ。むかえた茉平社長へのゲーム企画のプレゼン。過去最大の壁に対して、再結集したチームきたやま渾身の企画を必ず通してみせる。しかしプレゼン当日、会場に僕の姿は無くて……!? 運命の「リメイク」企画の行方は。そしてその先で待つ、まだ見ぬぼくたちの未来は──! 今何かを頑張っているあなたと駆け抜けてきた青春作り直しストーリー、最終巻!
作り直した青春の、エピローグが始まるー。物語はエンドロールを迎えて、それでも僕たちの人生は続く。大芸大を卒業してから六年の月日が経った。僕、橋場恭也は再び辿り着いた“十年後の世界”で自ら起業した広告代理店の社長になった。この忙しくも充実した日々こそ、やり直しの果てに選び取ったルートなんだ。けれど数年ぶりの河瀬川からの連絡で、僕の人生はまた大きく揺れ動きだす。「橋場に、力を貸してほしいの」彼女の頼みはゲームの企画協力。僕にもう一度、創作の世界に立つ資格があるのか。長い回り道をした僕と、遠い高みへ進んだチームきたやまの仲間。時間は戻らず、奇跡は二度起こらない。それでも…青春作り直しストーリー、エピローグが始まる第11巻。
「僕には、何ができるんだろう」そう思い悩んで、頑張って、挫折して、そしてまた頑張って、いよいよ大芸大の4回生になった僕、橋場恭也。プロとして商業仕事も順調にこなすチームきたやまのメンバーたちとの距離を感じながらも、それでも自分の道を見つけ歩き始めた。皆と卒業制作を進めることになった僕たちはいま一つ方向性を定めることができず、なぜか河瀬川の愚痴に付き合う日々が続いていた。一方、バイト先のサクシードソフトでは会社の雰囲気、そして先輩の茉平さんの様子が何やらおかしくなり…。いま何かを頑張っているあなたの為にある青春作り直しストーリー、辿り着いた先の第10巻。
僕、橋場恭也。大中芸術大学、映像学科の2回生。かつては十年後の世界でゲームディレクターをしていたが、もう一度、人生を作り直すチャンスをもらい、憧れの芸大に進学。課題制作に追われながらも日々が楽しかった。そして二年が経ち、いずれプラチナ世代と呼ばれるであろう皆が頭角を現し始め、僕は立ち止まる。どうやら、改めて自分自身を、これからのことを考える時が来たみたいだ。加納先生の提案を受けて、僕はとあるゲーム会社でバイトを始めることに。自分にしかできない“何か”を見つけるための第一歩を踏み出したー。いま何かを頑張っているあなたの為にある青春作り直しストーリー、それぞれの岐路に立つ第8巻。
偶然出会った河瀬川に誘われ、サクシードソフトで働くことになった僕、橋場恭也。進めていた企画が発端となって常務と対立し、栄転とは名ばかりの異動で第2開発部、副部長に就くことに。分断されたものの、その後も13部のメンバーと共に空き時間を利用してどうにか企画を成立させる方法を画策するもさほどうまくいかず…。異動先での仕事も慣れ始めた頃、僕は河瀬川に呼び出される。「わたしたちの企画に力を貸して。もう一度、みんなと活気のある現場を作って、作品を作る手伝いをして欲しい」その企画はあの“プラチナ世代”との超大型企画だったー。いま、ここからもう一度始める青春やり直しストーリー、第2弾!
他チームとなり驚異的な成長を遂げていくシノアキ。対するチームきたやま△も最後のピースを取り戻して盤石の体制に。シノアキ擁する九路田組を打破する動画作品を作るーー時には衝突しながらも一丸となり制作を進めていく。そんななか、僕、橋場恭也はシノアキに誘われ水族館デートに行くことに。一方、時同じくして九路田は加納先生に呼び出しを受け……。そして、勝負の舞台となる学園祭が始まる。圧倒的なクオリティを誇る九路田組の作品に評価で超える為、僕たちが打ち出した秘策とはーーそして両チームの勝敗は意外な結果となりーー。いま何かを頑張っているあなたの為にある青春作り直しストーリー、動画制作課題、決着!!
僕、橋場恭也はしがないゲームディレクター。会社が倒産し、企画もとん挫して実家に帰ってきたが、目が覚めたらなぜか十年前に……戻ることもなく、偶然が重なり大手ゲーム会社、サクシードソフトに拾われることに。配属されたのは第13開発部。そこは開発とは名ばかりで実際は社内の雑用を担うサポートのような部署だった。クセの強い同僚だらけのそこで僕はとある没企画書を見つける。それは実現が難しいとして没にされたものだったが可能性に満ちていてーー。「好き、だったんですけどね……。ゲーム、作りたかったな」「なんとかしよう、なんとかするんだ……っ」いま、ここからもう一度始める青春やり直しストーリー!
大学を去った貫之を取り戻すために僕、橋場恭也はナナコと共に貫之の実家がある川越へと向かうことに。足跡を辿ってどうにか貫之と再会することはできたがそう簡単に行くはずもなく……。一方、大阪では学園祭の出し物を相談している美術研究会の一同。新たに仲間に加わった斎川の提案によりコスプレ喫茶をすることになったがなぜか成り行きで河瀬川も巻き込まれて!? 川越と大阪、二つの舞台で繰り広げられる動画制作課題の行く末はーー。いま何かを頑張っているあなたの為にある青春作り直しストーリー、再生と変化の第6弾! 「僕たちに必要なもの。それはーー物語だ」
何も掴めなかったあの頃があった。 何かを掴めそうだった十年前があった。 そして何かを失った十一年後があった。 全てがあったから、ここに僕がいる。 自分だけが幸せを得た未来を経験して芸大生へと戻った僕、橋場恭也。 課せられた使命は本来の三人の未来を取り戻すこと。 「いってらっしゃい」 十一年後にもらった言葉が僕の背中を押す。 ここから僕たちの人生を作り直すんだ。 シノアキの創作意欲を高めるため、僕は後の天才となりうる美術学科の一つ下の後輩、斎川美乃梨に近づいたもののなぜか彼女に不審がられ逃げられてしまい……。 いま何かを頑張っているあなたの為にある青春作り直しストーリー、先を示すための第5弾!
【このライトノベルがすごい!2018(宝島社刊) 文庫部門:新作4位・総合6位!】 貫之は筆を折り、大学を去った。 僕、橋場恭也の誰かのための行動は誰かの進むべき道を捻じ曲げた。 そして僕は、今度は十一年の時を飛ぶ。 シノアキは絵を描くことを辞めていた。 ナナコの夢が叶うことはなかった。 再び元の年齢へと強制的に戻された僕には、存在しなかったはずの幸せな人生だけが残された。 これが、僕が作り直した人生だった。 再びゲームディレクターとして働く日々が始まった。 同僚の河瀬川や仲間たちと共に毎日のように起きるトラブルを解決する。 きっとこれで良いのだろうと呑み込んだ。 そして彼女は、微笑み言った。 「いってらっしゃい」
【このライトノベルがすごい!2018(宝島社刊) 文庫部門:新作4位・総合6位!】 同居人同回生の貫之を退学にさせないため同人ノベルゲーム制作をすることになったチームきたやま。 そして奇しくも十年後の自分と向き合うことになった僕、橋場恭也。 ケーコさんの協力を得ながら、制作の立場として未来の有名クリエイターたちの指揮を執ることに。 僕は未来で何度も見てきた。才能あふれる人たちが、何かしらの理由で去っていくのを。 今回ばかりは絶対に失敗しない。 突然の訪問者、貫之の婚約者も交え、ゲーム制作を進めていくうちに少しずつ、僕らの関係も変わっていってーーー。 いま何かを頑張っているあなたの為にある青春リメイクストーリー、分岐点の第3巻。 「本当に、これで良かったん?」
【このライトノベルがすごい!2018(宝島社刊) 文庫部門:新作4位・総合6位!】 僕、橋場恭也はある日、意識だけが十年前に戻って憧れの芸大生に! 後の超有名クリエイター達と同回生になり今日も彼らと一緒に課題の制作や学園祭の準備に奔走中。 河瀬川英子らも合流したチームきたやま・改の作品は上映会で高い評価だったが 観客の反応は悪く、周囲には役者だったナナコが足を引っ張ったと言われてしまう。 追い打ちをかけるように加納先生や英子に役者への志を問われ心を閉ざしてしまうナナコ。 未来からやってきた恭也がナナコの才能を開化させるために考え付いた秘策とはーー。 「頑張るのはナナコだよ。でも……頑張るためのことなら僕は何だってする」 いま何かを頑張っているあなたの為にある青春リメイクストーリー、飛躍の第2巻!
【このライトノベルがすごい!2018(宝島社刊) 文庫部門:新作4位・総合6位!】 僕、橋場恭也はしがないゲームディレクター。 会社は倒産、企画もとん挫して実家に帰ることになる。 輝かしいクリエイターの活躍を横目にふて寝して目覚めると、なぜか十年前の大学入学時に巻き戻っていた!? 当時受かったものの選ばなかった憧れの芸大ライフ、 さらにはシェアハウスで男女四人の共同生活と突如、バラ色の毎日に! ここから僕の人生を作り直すんだーーー 後の超有名クリエイター(の卵)と共に送る新生活がいま始まる! と、意気揚々と始めてみたもののそんなにうまくはいかないみたいで……。 木緒なち×えれっとの超強力タッグによる、青春リメイクストーリー!
救世主としての決意を新たに、再び“魔法が存在する異世界”スープラヴァースとの行き来をはじめたヒロキ。相変わらず研究熱心なアリサと、まるで結婚生活のようなくすぐったい時間を過ごしていた。そんなふたりの前に、戦闘で孤児となった少女エイミと、エイミを助けた兵士ウェイクが現れる。3ヶ月間だけエイミと暮らすことになったヒロキとアリサ。「こういうのが家族っていうのなら、すごく、いいものだなって思いました」アリサが初めて見せる穏やな表情。そしてヒロキも、ウェイクから剣術の手ほどきを受けて少しずつ戦う自信をつけていっていた。そんな中、ヴィクティマを動かす敵の総統の存在をミラから聞かされてー。