著者 : 本宮ことは
なんとか王都へたどり着いたアリアたちは、幻獣である光焔を御する方法を得るため、リスタル王国の守護獣グリフォンを使役する巫女姫・シエネスティータに会おうとする。だが、厳重な警護のため、隙を見つけることが出来ずにいた。困ったアリアは、幼なじみのライルに相談を持ちかけようとするのだが…。王家の思惑、他国の策略、そして、女神信仰を否定する一派ー様々な陰謀が絡み合う、シリーズ第六弾。
黄金の竜・光焔を上手く御すことができず、多大な犠牲を出してしまったアリア。騎士団や街の人々、そして大切な友人に責められ、後悔で泣き濡れる苦悩の日々を送る。そんなとき囁かれる甘い言葉。『いっしょに、逃げようー』初めての恋にすべてをかけ、なにもかも忘れて二人だけで生きる。その甘美な誘惑に、アリアはつい彼の手を取ろうとしてー。波乱を呼ぶシリーズ第五弾。
時は平安ー遷都から二百年近い時を経た都では、物の怪や百鬼夜行が徘徊するようになっていた。橘家の御曹司である少年・橘則光は、乳兄弟の皇太子・師貞親王が毎夜悪夢にうなされていることを知り、陰陽師・安部晴明の邸を訪ねる。その帰り道、悪漢に襲われた彼を救ったのは、太刀筋凄まじい美剣士。それが、天下に名の響く強者・渡辺綱と、彼の仲間である『頼光四天王』との出会いだった。鬼奇談異聞開幕。
ついに、『禁じられた秘庫』を見つけだしたアリアだが、そこで知った意外な事実に苦悩することになるとは思いもよらなかった。しかしアリアの前には、新たに得た友、騎士団の中の見えざる敵、そして、ほのかな恋心が。進むも危険、留まるも危険ー迷う少女に、いま、謎の海賊団が襲いかかる!風雲急を告げる『幻獣降臨譚』シリーズ第四弾。
聖獣を使役する古の技を探るために、古文書を解読しようと考えたアリアは、オレリーを自分の師と仰ぎ必死で学問三昧の日々を送る。一方、ディクスは、奇妙な発明ばかりしているパジャンの説く、「精霊の力を借りない世界」という考えに心惹かれつつあった。そして、王立騎士団に戻ったライルを待っていたものは、突如現れた聖獣の巫女姫であるアリアの情報を引き出そうとする、王家の執拗な問いであったー。
「我が名は光焔。汝を守護するものなりー」無事に黄金の竜との契約をすませ、晴れて幻獣遣いとなったアリアを待っていたのは、「アランダム騎士団の巫女姫」という大層な地位だった。戸惑いながらも、騎士団での暮らしに飛び込むアリア。しかしそれは、ここまで共に旅をしてきた聖従者の仲間と別れることであり、幼なじみと敵対する運命でもあった…。本格異世界ファンタジー第二弾。