ラノベむすび | 著者 : 本宮ことは

著者 : 本宮ことは

魂織姫 運命を紡ぐ娘魂織姫 運命を紡ぐ娘

出版社

講談社

発売日

2015年8月4日 発売

ジャンル

安渓村の水華は、今年もまた父兄につれられて紡ぎ場に向かう。一個の繭から、太すぎず、細すぎず、より均一で長い糸を生み出すのは、なかなか難しい。水華は丁寧だが仕事が遅く、監視官からいつも注意をうけていたのだ。ある日、紡ぎ女たちが一斉に工場長に呼び出される。そこに現れたのは、白国の若き皇帝だったーー。 その国の名は白国。繊維産業を主とするこの国には、天蚕から糸と紡ぐ技術が受け継がれていた。だが、繊維産業に関わる者たちの仕事は過酷だった。糸を紡ぐのは、近隣から集められた幼い少女たち。男たちは畑を耕し家畜を飼って食料を生産したり、土木兵役につくのだ。 安渓村の水華は、今年もまた父兄につれられて紡ぎ場に向かう。一個の繭から、太すぎず、細すぎず、より均一で長い糸を生み出すのは、なかなか難しい。水華は丁寧だが仕事が遅く、監視官からいつも注意をうけていたのだ。ある日、紡ぎ女たちが一斉に工場長に呼び出される。そこに現れたのは、白国の若き皇帝だったーー。 序 第一章 気がかりじゃ 気がかりじゃ 第二章 糸が切れぬか 心配じゃ 第三章 糸が切れりゃ 結びゃあよいが 第四章 縁が切れりゃ 結ぶもならぬ 第五章 だから惚れるな 主より糸よ あとがき

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP